経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

日米ともに絶好調 : 企業の業績

2017-08-10 08:20:29 | 景気
◇ 東京の株価は反応せず = アメリカ企業の4-6月期決算発表が、ピークを過ぎた。トムソン・ロイター社の推計によると、主要500社の純利益は前年同期比で8.5%の増加になる見通し。4四半期連続の増益となって、利益の水準は過去最高。1株当たりの利益も140ドル近くに達するという。このためニューヨーク市場の株価は、連日のように史上最高値を更新している。

日本の決算発表は、ピークを迎えた段階。日経新聞がこれまでの発表分を集計したところ、売り上げは前年比7.7%増、純利益は43.3%の増加となった。また製造業を中心に、18年3月期の見通しを上方修正した企業も少なくない。これまでに決算を発表した企業の7.8%が上方修正。下方修正した企業は0.6%にとどまっている。

ニューヨーク株式市場はこの好決算を素直に受け入れ、ダウ平均は2万2000ドルを突破した。ところが日経平均は2万円を軸に、小浮動を繰り返すばかり。もちろん好決算を受けて急伸した銘柄もないではないが、全体としての株価はほとんど上昇しない。

数字のうえからみると、アメリカの増益率は前1-3月期の半分に縮小している。一方、日本企業の増益率はきわめて高い。加えて通期の見通しも好転している。それなのに株価が動かないのは、なぜなのだろう。その答えが出ないうちに、9日の東京市場は北朝鮮問題の緊迫化を受けて大きく下落した。

      ≪9日の日経平均 = 下げ -257.30円≫    

      ≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>