◇ 北朝鮮の脅威で株価が急落 = 2か月以上も膠着状態を続けていた日経平均が、先週9日に257円も急落した。北朝鮮がグアム島をICBM(大陸間弾道弾)の標的にすると発表したためである。北京や香港、ソウル市場などの株価も大幅に下げ、さらにロンドンやフランクフルトなどヨーロッパ市場にも株安は波及した。日経平均は週間223円の値下がり。
ニューヨーク市場の株価も10日になって急落した。ダウ平均は先週月曜日まで10日間の連騰、新高値を切り上げていた。北朝鮮による日本海に向けたICBMの発射などは、無視してきたわけである。ところが今回はグアムが標的として名指しされたため、市場も深刻に受け止めたようだ。ダウ平均は週間234ドルの値下がり。
この緊張状態は、どこまで続くのか。その見通しは、極めて困難だ。北朝鮮は本当にICBMをグアムに向けて発射するのか。アメリカはどう対応するのか。正確に予想できる人はいないだろう。また緊張状態が長引いた場合、円相場は上昇し続けるのか。ニューヨークの株価は、これをきっかけに下降局面に入るのではないか。こうした疑問に答えることも、きわめて難しい。
今週は14日に、4-6月期のGDP速報。16日に、7月の訪日外国人客数。17日に、7月の貿易統計。アメリカでは15日に、7月の小売り売上高と8月のNAHB住宅市場指数。16日に、7月の住宅着工戸数。17日に、7月の工業生産とカンファレンス・ボード景気先行指数。18日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が14日に、7月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額。EUが16日に、4-6月期のGDP速報を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
ニューヨーク市場の株価も10日になって急落した。ダウ平均は先週月曜日まで10日間の連騰、新高値を切り上げていた。北朝鮮による日本海に向けたICBMの発射などは、無視してきたわけである。ところが今回はグアムが標的として名指しされたため、市場も深刻に受け止めたようだ。ダウ平均は週間234ドルの値下がり。
この緊張状態は、どこまで続くのか。その見通しは、極めて困難だ。北朝鮮は本当にICBMをグアムに向けて発射するのか。アメリカはどう対応するのか。正確に予想できる人はいないだろう。また緊張状態が長引いた場合、円相場は上昇し続けるのか。ニューヨークの株価は、これをきっかけに下降局面に入るのではないか。こうした疑問に答えることも、きわめて難しい。
今週は14日に、4-6月期のGDP速報。16日に、7月の訪日外国人客数。17日に、7月の貿易統計。アメリカでは15日に、7月の小売り売上高と8月のNAHB住宅市場指数。16日に、7月の住宅着工戸数。17日に、7月の工業生産とカンファレンス・ボード景気先行指数。18日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が14日に、7月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額。EUが16日に、4-6月期のGDP速報を発表する。
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫