経済なんでも研究会

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なぜ毎年やらないのか : 健康寿命調査

2017-08-03 07:52:45 | 寿命
◇ 平均寿命は世界第2位だけれど = 厚生労働省は先週、16年の平均寿命を発表した。それによると、女性は前年より0.15歳延びて87.14歳に。男性は0.23歳延びて80.98歳だった。終戦直後の1947年に比べると、女性は33.18歳、男性は30.92歳も寿命が延びている。国際的にみると、男女ともに香港が第1位。日本は男女ともに第2位だった。女性の第3位はスペイン、男性の第3位はキプロス。

また厚労省は6月に、15年の年齢調整死亡率を発表している。年齢調整死亡率というのは、都道府県ごとに異なる年齢構成を調整し、人口10万人当たりの年間死亡者数を計算した統計。男性は486人で、5年前より58人減少。女性は255人で20人減少した。都道府県別では、男女ともに長野県が最低。青森県が最高だった。

平均寿命は女性が4年連続、男性が5年連続で過去最高を更新した。医療技術の進歩や健康志向の高まりを反映したもので、大変喜ばしい。しかし長生きをしても、健康でなければ素直には喜べない。そこで最近は介護を必要としない年齢、つまり健康寿命の長さが重視されている。

介護を必要とせずに長生きできれば本人も助かるが、医療・介護費も減って国の財政にも貢献する。したがって、いま世間では「平均寿命より健康寿命」の風潮が高まっている。ところが厚労省は、平均寿命は毎年集計し発表するのに、健康寿命は3年に1度しか調査しない。世の中の変化について行けない、お役所仕事の典型である。

       ≪2日の日経平均 = 上げ +94.25円≫

       ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ


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