◇ 日経平均は1万8000円固めへ = トランプ旋風は、まだ力を失っていない。ダウ平均は先週20ドルの値上がり。史上最高値の水準で1万9000ドルの大台を前に足踏み状態だったが、売り物をこなして基調はしっかりしている。日経平均は593円の値上がり。急速な円安に助けられて、こちらも1万8000円台を狙う勢い。
ダウ平均は今週、1万9000ドルに挑戦する。FRBによる12月の利上げは確定的になったが、市場は十分に織り込み済みだから売り材料にはならない。トランプ氏の組閣や政権引き継ぎの作業も順調に進んでおり、来週30日に予定されるOPEC(石油輸出国機構)総会に関して悲観的なニュースが流れない限り、大台到達の可能性は高い。
円の対ドル相場は先週、110円台にまで急落した。これで日経平均は、一時1万8000円台に載せた。今年度上半期の企業収益は減益となったが、この水準の円相場が続けば下半期の収益は急回復する。その予想が市場に安心感をもたらしているから、今週も株価は上を向く。1万8000円台を踏み固める展開が期待できるだろう。
今週は21日に、10月の貿易統計と9月の全産業活動指数。25日に、10月の消費者物価と企業向けサービス価格。アメリカでは22日に、10月の中古住宅販売。23日に、10月の中古住宅販売と9月のFHFA住宅価格指数が発表になる。
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は今週、1万9000ドルに挑戦する。FRBによる12月の利上げは確定的になったが、市場は十分に織り込み済みだから売り材料にはならない。トランプ氏の組閣や政権引き継ぎの作業も順調に進んでおり、来週30日に予定されるOPEC(石油輸出国機構)総会に関して悲観的なニュースが流れない限り、大台到達の可能性は高い。
円の対ドル相場は先週、110円台にまで急落した。これで日経平均は、一時1万8000円台に載せた。今年度上半期の企業収益は減益となったが、この水準の円相場が続けば下半期の収益は急回復する。その予想が市場に安心感をもたらしているから、今週も株価は上を向く。1万8000円台を踏み固める展開が期待できるだろう。
今週は21日に、10月の貿易統計と9月の全産業活動指数。25日に、10月の消費者物価と企業向けサービス価格。アメリカでは22日に、10月の中古住宅販売。23日に、10月の中古住宅販売と9月のFHFA住宅価格指数が発表になる。
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫