経済なんでも研究会

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税収が伸びない! : 4-9月期

2016-11-18 07:20:36 | 日記
◇ 景気の停滞が原因 = 財務省の集計によると、4-9月期の税収額は15兆9525億円だった。前年同期に比べると4.8%の減少となっている。年度上半期の税収が前年を下回ったのは、リーマン・ショック直後の09年度以来7年ぶりのこと。下半期に大きく回復しないと、政府が予算で見込んだ57兆6000億円の税収は達成が難しくなるかもしれない。

前年に比べて最も不振だったのは法人税。9月までの税収累計は5900億円で、前年比46.9%の減少だった。このほか所得税も7兆7900億円で、前年比4.0%の減少。消費税も4兆2500億円で、前年より6.9%減少した。これらの税収減少は、いずれも4-9月期の名目成長率が年率0.8%にとどまった結果を反映している。言い換えれば、景気の停滞が税収の面に跳ね返ってきたわけだ。

税収が伸びたのは、景気動向と関係がない相続税や電源開発促進税など。相続税収は前年比35.6%増で5000億円近くに達し、酒税を追い越した。財務省は「まだ年度の見通しは立てられない」とコメントしているが、専門家の間では「年度を通してみると、5000億円から1兆円の予算割れになる可能性が強い」という見方が広まっている。

安倍内閣はこれまで、予算を上回る税の自然増収を活用して、補正予算を編成し景気を支えてきた。安倍首相もこの形を「アベノミックスの果実を有効に利用している」と自画自賛。だが税収が予算に達しないと、こういう政策は実行できなくなる。安倍首相としては、トランプ・マジックが惹き起こした円安の継続を念じるしかない?

      ≪17日の日経平均 = 上げ +0.42円≫

      ≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ



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