大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

西武鉄道沼袋変電所

2023-07-03 09:30:00 | 日記

 外構の垣根を見ると、土地が少し傾いているよう
です。垣根の長さが 20mくらい(車輛の 1輛分)の
長さの中央で垣根が10cmほどズレています。垣根は
融通が効く構造ですから、10mmほどならば、土台に
段差を付けなくても(多少フェンスが傾いても)、
垣根ならば、少々傾いていても問題なく思います。
たった 5パーミリであっても、きっちりと施工する
のは、さすが鉄道会社のなせる業なのでしょうか。

 鉄道線路の傾きは線路傍の標識( Kの字のような
形)に表記されています。単位は記されていません
が、1/1000を単位としたパーミリです。変電所付近
の土台の傾きは10/20000で、 5パーミリと言うこと
です。

(写真は沼袋駅の構内で逆の傾きですね。裏面には
水平を表す”L ”が書かれています。)

 昔は通常区間は25パーミリまででした。国内での
最大勾配は、旧碓氷峠の66.7パーミリなのですが、
一部には短い区間ながら68パーミリというのがあり
ましたが、せいぜい数十メートルぼどの距離でした
から、これは例外。
 しかし、これは電気機関車や蒸気機関車が客車や
貨車を牽引していた時代のことです。今は自ら走る
電車は、勾配には比較的強いので、35パーミリ程度
の勾配区間が存在しています。新宿線上りは山手線
を潜って、高田馬場駅に到着しますが、この手前の
カーブがこの程度(33パーミリかな?)ですね。
 表記すべき最小勾配は幾つなのかは知りません。
今まで見たことがあるのは西武新宿線下りの中井駅
直前には 1.5パーミリの勾配票があります。

 あ、このような勾配票や距離指標などは、原則と
して下り線路の左側に設置してあります。運転席の
脇で”かぶりつき”で前を見るときにでも、確認して
ください。高田馬場-西武新宿間は、この限りでは
ないようで乱れています。70年ほど前に高田馬場駅
から西武新宿駅に延伸したせいなのでしょうか?

 それにしても、フォントにはパーセント(% )が
あるのに、パーミリ(% の下の0 が二つになる)の
フォントがないのがなんとも・・・(:_;)

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