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地中海の『美の島』コルシカ島 34 < アジャクシゥ 4 > コルシカ島全体の首都を徹底解剖

2021-11-08 00:39:59 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : アジャクシゥの旧港とシタデル

地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



コルシカは島国である以上やはり港抜きでは語れない

Map by ⒸGoogle Map

地図の一番下の出っ張り部分が「シタデル(城塞型旧市街)」で
そのまま北側に「旧港」と繋がっている
そこは今では漁港と小型プレジャーボートの専用になっている

その上の点線が出ているところ(航路)が大型船

一番北側が新港で大小プレジャーボートが使っている

『Vieux Port d'Ajaccio (旧港)』

岸壁に並ぶ建物の左端に「シタデル」の石垣が見えており
中ほどの建物のないところは「フォッシュ広場」


この写真の方が「シタデル」が分かりやすい


前の写真の位置を正面桟橋の一つから見る
右端が「フォッシュ広場」



ほぼ同じ角度


岸壁から逆向きで

北側に隣接する航路の大型船用の波止場を見ると


中型クルーズ船もいれば


超大型クルーズ船もいるし



フェリーも当然いる
そして新港も一目見てみよう

『Nouveau Port d'Ajaccio』




その旧港に連なるように街の最南端の張り出しに「シタデル」がある
星型に城壁の石垣で囲まれている
陸側は空堀で囲まれ海側はそのものズバリ海がお堀となる形


『Citadelle d'Ajaccio』


城壁の真下のわずかな浜辺は夏の間は格好の海水浴の場となる





堀を渡る橋は二つ


アーチひとつの橋と




アーチふたつの橋


アーチふたつの橋の方が中央の入り口になっている





ただしバスティアのシタデルのように中が「旧市街」というわけではなく
軍の施設になっている
したがって中には入れない




そのシタデルから西へ海岸道路が「アジャクシオ湾」の北岸の西端まで続く


ちょうど「シャルル・ド・ゴール広場」の前あたりの海岸


ナポレオンの騎馬像を背にするコチラグァの階段を降りた通りの向かって左側あたりに
カジノがある


『Casino municipal d'Ajaccio』




「アジャクシオ市営カジノ」はコルシカ全島で唯一のカジノ
フランスは市街地にカジノを設営することは許されていらず
リゾートに限定されている
「アジャクシゥ」は都会だがコルシカ全体がリゾート立国の土地なので
中心の町にカジノが置かれた


上の写真よりもう少し西側まで進んだ位置から振り返る
一番右端の先端が「シタデル」の位置
画面のど真ん中で白い雲の切れ目のあたりが「シャルル・ド・ゴール広場」
ちょうど広場の横あたりにカジノがある


反対向きだとこう見える
さらにもうしばらく西進して


この辺りまで来ると
海岸道路は海からほんの少し内側に入って海面は途切れ途切れにしか見えなくなる
そのうち



なぜか礼拝堂が並んでいると思ったら
墓地だった
コルシカの海の民の墓石はとにかく大きい
それぞれが大きさの差こそあれ一軒の礼拝堂のような作りとなっている


門まで付いている


木立の奥まったところにも



道路に面して3棟並んだ霊廟も


『Entrée de la Cimetière d'Ajaccio』

墓地の中央エントランス
その他にも別に二カ所のゲートがある



敷地内は例によって戸建のような霊廟がずらりと並ぶ



しかし敷地内の霊廟の方は道路沿いにあるものより小ぶりだ
道路沿いに有力家系が個別に立てていた大規模な霊廟の集まる辺りに
後から墓地を作ったのか
有力家系が墓地の外の道路沿いに敢えて大規模な霊廟を立てたのかは
浅学にして分からない



道路沿いの敷地は壮観
とにかくコルシカの墓標は大きい
ちなみのこの道路は「墓の道」という通称で呼ばれている

やがて道路左側の家並みが途切れてまた湾が見えてくると
オレンジ色の鮮やかな礼拝堂が見えてくる
『ギリシア人の礼拝堂』

『Chapelle des Grècs』

その昔
ペロポネソス半島のある街からジェノヴァに渡って来ていたギリシア人たちの一部が
その後コルシカ島にもやってきて
アジャクシゥとその北の港町「カルゲーゼ」に入植した
そのギリシア人入植者たちの「東方教会」の礼拝堂


正面入り口の扉の上に銘板がある



1632年建立とある銘板



背後は垂直の崖ですぐ海


東方教会は正十字型で交差部には円蓋が乗るが
これは単に礼拝堂なので単純に長方形で立てられており
後陣も四角


左側面の壁面の上部にもも銘板がある


ナポレオンの兄ジョゼフの回想録の一節が記されており
彼が弟ナポレオンとしばしばこのあたりまで散歩に来て
時間とともに天候によっても刻々知変わる海の色合いの美しさを愛でたことが
書かれている

このまま西に向かって進むと湾の最西端「サンギネール諸島」に向き合う
『パラタ岬』に通じている


Map by ⒸGoogle Map


パラタ岬からサンギネール諸島を望む




岬の先端は浸食の具合がもう少し違っていれば島になっていただろう地形で
細い砂州で辛うじて繋がっている




岬の最先端は小山になっていて頂上にジェノヴァ時代の塔がある
その小山の方から岬の駐車場を振り返るとこう見える



最上部の張り出した水平狭間(石落とし)の部分は欠落の具合が一定ではないので
見る角度によって形が異なって見える


「サンギネール諸島」は二つの小島と一つの岩礁と一つの島とで成り立っている



左から「ポーリ島」
その右に小さく「イソロット(岩礁島)」
その向こうに「サンギネール本島」
「カラ・ダルガ岩礁」はわかりにくいが本当の左端


本島には手前の山の上に灯台があり中ほどの山の上に塔がある


岬の塔と本島の灯台と小さく本島の塔が撮っている




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