昨日の午前中、図書館の会場にいましたが、こられた方からたくさんの貴重な意見をもらい、第3者の目が必要であるか良くわかりました。
作者と言うものは、どうしても自分だけの尺度で見てしまいがちですが、他の人から見た目と同じ場合もあり、違う場合もあります。
ただ、「絵」と言う媒体は他の人にとてもよく伝わり、作者が感じ取れない分まで、他の人が感じ取る場合があることにも気づきました。
「モデルさん」のゆったりとした表情や自然なポーズに当然皆さん不思議がっています。しかし中にはその工夫を見透かした人もいてとても驚きました。
と言うのも、一度にこうした作品ができるわけではなく、「モデルさん」との会話を通じてそこに目に見えない「対話」のようなものがあり、時間とともに「モデルさん」の気持ちがほぐれていくわけです。
そうしたことを、こうした「クロッキー」を見て言い当てる人がいて、その「観察力」には驚かされると同時に、「絵の力」のすごさにも気づかされました。
また、「人」にはその人ならではの「ポーズ」があり、決してこちらが要求するものではないことにも気づかされます。
私はこうした人の表情が好きで、いろいろな視点で描くとまた違ったおもしろさがでてくるのでそれを追求しているだけですが、そのおもしろさがある程度伝わっているようでした
中には、「モデルさん」の持つ空気のようなものに同調され、そのもっている雰囲気に目をが言っている人もいました。
また、特徴となる部分や全体の動きに対して目がいく人もいて、とてもいい勉強になりました。
「鏡」で見る方向はほとんどが「正面」だけですが、こうした違う角度から見ると人の違う魅力がでてくるのがよく分かります。
あなたのふだん見ていない素敵な視点が、あるかもしれません。もう一度それをさがしてみてはどうでしょうか。