Rome, Italy: Borghese Gallery
イタリアのローマに「ボルゲーゼ美術館」というのがあります。「ボルゲーゼ家」がコレクションした作品を中心に「彫刻」や「絵画」が展示されています。
私もこの美術館へいって見ましたが、そんなに大きな美術館でなく、1階が「彫刻」を展示していて、2階は「絵画」を展示しています。
「ミケランジェロ」をつぐイタリアの大彫刻家に「ベルニーニ」の名前が挙げられるのではないでしょうか。
その「ベルニーニ」の彫刻を中心にして、館内はその空間処理に工夫がなされています。
「ベルニーニ」の代表作である「プロセルピーナの略奪」や「アポロとダフネ」の彫刻がここにあります。
この動画の中にも出てきますが、大理石で作られたその彫刻はまるで生きているかのような錯覚を我々に与えてくれます。
「ベルニーニ」の作品は、「人間の愛とその葛藤」を主にテーマにしたものが多く、誰にでも理解されやすい作品だと思います。
とても繊細で人の共感を得るこうした作品を見ると、「ベルニーニ」の人柄がわかりますが、彼はローマにあるいろいろな広場の彫刻をも手がけています。
例えば「スペイン広場」にある「船の噴水」や「ナヴォーナ広場」の「彫刻」等は彼の作品です。
「ミケランジェロ」の男性的な彫刻に対して、「ベルニーニ」の彫刻はどこか女性的なニュアンスがあります。
それだけに、日本人にはとても人気のある作家だと思っています。生きたようなその彫刻をご覧ください。