「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

神奈川近代文学館

2014-02-24 10:25:02 | 視点を変えて

 いつもなら美術館に行って絵を観てくるのですが、今回は神奈川近代文学館へ行ってきました。そこで発見したことが2点あります。

 皆さんは夏目漱石が絵を描くことをご存知でしたか。それもなかなか趣のある絵を描いていることに気づきました。個人的には正岡子規の絵よりしゃれているように思います。それから木下杢太郎の水彩画は繊細で色彩も自然の色を忠実に表わしていて綺麗でした。文学と絵、文学と音楽、絵と音楽、映像と絵、あらゆるものが一本の線で結ばれているように思います。

 もう一つの発見は当たり前と思われるかもしれませんが、神奈川県は近代の文学者の聖地になっていることです。夏目漱石、森鴎外、太宰治、三島由紀夫、黒岩重吾等など、時代は違てもその土地の魅力なのか同じ文学をする仲間たちが引き寄せるのか分かりませんが、多くの文学者がそこで沢山の作品を生み出していったことは事実です。

 

 夏目漱石「アカザと黒猫図」

木下杢太郎画「百花譜」から   さんしゅう

木下杢太郎画  つた

木下杢太郎画  はちじょうあきのきりんそう

木下杢太郎画  ほたるぶくろ

 

 


輝く女性たち(バレリーナ)

2014-02-17 17:01:32 | メモリアル

 約1か月前に、ローザンヌ国際バレーコンクールで日本人の高校生が1位と2位を入賞した発表のテレビを見ていました。バレーについて何も知らない私でも彼や彼女たちが踊る姿に美しさを感じます。音楽と一体になってる姿と衣装の美しさに何とも言えない魂を感じました。

今回は、バレリーナの絵を紹介します。岩国の人物画教室で描かれたものです。

 

 

映りが悪くて残念です。私の好きな作品です。


輝く女性たち(ヴァイオリニスト)

2014-02-10 16:35:43 | メモリアル

 前回、輝く女性たちで舞妓さんを紹介しましたが、今回は岩国市を中心に演奏活動をされているヴァイオリニストを紹介します。彼女はよく自分の子供たちと一緒に演奏をしています。彼女が美しいのは一人のアーティストであり母であり指導者であるからではないでしょうか。外見の美しさだけでなく内面の意志の力強さを感じます。


下関美術館

2014-02-03 14:50:07 | 「美術展」

 ゴッホに会いたくて下関に行ってきました。新幹線に乗ってバスに乗ってちょっとした一人旅でした。パンフレットには、オランダのハーグを中心に活動した画家たち「ハーグ派」に焦点を当てた、日本初の展覧会と書いてあります。それなら是非ゴッホとハーグ派の人に会いたい!!!

 はやる気持ちを抑えながら最初の扉へ。19世紀の絵って暗い。特に室内の絵や人物の絵は暗い。それでも丁寧に見ていくうちにオランダの田園風景や海辺の風景がリアルな感じで目に入ってきて、もくもくと湧き上がる雲や流れるような雲は素晴らしかったです。最後の最後にゴッホの作品に会うことができました。わずか5点でしたが、ゴッホが真摯に農民たちを描いていて絵の力を感じました。私が買った絵葉書です。

 

ヨーゼフ・イスラエルス「日曜日の朝」

ヴィレム・ルーロフス「アプカウデ近く、風景のある干拓地の風景」

ヘンドリック・ヴィレム・メスダッハ「オランダの海岸沿い」

*実物の作品とは微妙に色彩が違っていることをお許しください。