salvador dali
「スペイン」の芸術家の中で、ピカソと並ぶように有名で理解しづらい画家がいます。
その名じは「サルバドール・ダリ」です。みなさんもよく知っていると思いますが、この画家がどうしてこのような絵を描くのか不思議に思うのではないでしょうか。
説明の前に「ダリ」はスペインの「カタルーニャ地方」の「フィゲラス」というところに生まれます。
死んだ兄の後、両親が兄と同じ名前をつけ「サルバドール」という命名をします。しかし、そこから彼の理解しづらい一生が始まります。
「意識下」と言うとわかりづらい言葉ですが、例えば「ダリ」の絵に出てくる岩のようなパンがよく登場します。
その岩は、実は「ダリ」が生まれた村の海岸にあった岩なんです。いわゆる小さな頃に体験したことが自然に出てくるわけです。
それを彼は絵画にした画家だと言うことができます。また、潜在的に持っている彼の「偏執狂」ともいえるものは彼の生い立ちの中から生まれたもののように思えます。
私はダリの行動を見る時、どこか「岡本太郎」とよく似たものを感じてしまいます。
「飛び出すような目」「威嚇するような表情」どこか似ているとは思いませんか?
話はそれましたが、ダリは後に人の妻であった人を自分の妻にします。その名は「ガラ」と言います。
10歳年上の「ガラ」がとても気に入り、ガラなしでは制作が成り立たなくなるぐらいガラに頼っていました。
と言うことは、ある意味では「ダリ」は精神的にとても幼かったことが言えます。
「自己主張」をする「ダリ」とは相反して、そこには「気弱な性格」の人物の姿が見えます。
だからこそ、彼は芸術を通して自分を表現しようとしたと言えます。
私たちが知っているようで知らない画家の姿が、見えるとどこか理解しやすいのではないでしょうか。