#小林秀雄 新着一覧

ベルクソンがアインシュタイン論である『持続と同時性』を絶版にし、小林秀雄がベルクソン論である『感想』を中断したことから-小林秀雄とベルクソン哲学①-
小林秀雄は、ベルクソン論である『感想』を途中で放棄したことについて、『人間の建設』のなかで、「書きましたが失敗しました。力尽きて、やめてしまった。無学を乗り切ることが出来なかったからです...

大岡昇平の「渋滞の跡」、「人間への絶望」、そして「戦争体験」からの再生と小林秀雄の存在-大岡昇平と小林秀雄とベルクソン哲学③-
批評とは、分析であり、分析の限りを尽くして、もはやそれ以上分割不可能なものを見出すこと...

大岡昇平の『俘虜記』と『野火』みる「解釈や意味に対する絶望」と「現実や生活に対する深い信頼」-大岡昇平と小林秀雄とベルクソン哲学②-
小林秀雄が、ベルクソン論である「感想」のなかにおいて、ベルクソンのことばで、「君達には...

大岡昇平が『野火』のなかでベルクソンに言及した理由-大岡昇平と小林秀雄とベルクソン哲学①-
大岡昇平の作品には、小林秀雄という孤独な魂に対する共感と批判を内包しているものが多いよ...

小林秀雄がドストエフスキーの文学的行為の意味を解釈するために用いた「物理学の革命」のモデル-『罪と罰』の構造の変化と「物」的世界像から「場」的世界像への変換-
柄谷行人は、マルクスが哲学ではなく、哲学者を問題にしたと言い、さらに、マルクスの文体が...

物理学における「パラダイムの転換」という事実を通して、マルクスにおける「パラダイムの転換」を読んだ小林秀雄-小林秀雄と理論物理学について②-
小林秀雄という文芸評論家が、理論物理学に熱中していたという事実を知ったとき、非常に驚い...

小林秀雄がいう「本物の思想家ならどんな思想家にもあるもの」としての「矛盾」-小林秀雄と理論物理学について①-
小林秀雄のデカルト解釈は、そのまま、小林秀雄自身の思考のスタイルについても当てはまるよ...

『マルクスその可能性の中心』以後の柄谷行人②-経済学を超えて基礎論的な問いを問うたマルクスを見つめる柄谷行人と小林秀雄のまなざし-
「商品」の分析からはじまるマルクスの『資本論』は、単に経済学の書ではあり得ず、経済学と...

ドストエフスキー論で「物理学の革命」のモデルを用いた小林秀雄が示していること-小林秀雄と理論物理学と20世紀の「物理の革命」-
私たちは、小林秀雄の文体を模倣しても、小林秀雄になることは、できない。その理由のひとつ...

小林秀雄のベルクソン論である『感想』と辿る物理学の革命の軌跡②-「相対性理論」から「量子物理学」へのパラダイムの転換が小林秀雄にもたらしたもの -
アインシュタインの相対性理論の出現によって、ニュートン的な古典物理学は、根底からの変換...

小林秀雄のベルクソン論である『感想』と辿る物理学の革命の軌跡①-古典物理学から相対性理論と量子物理学へ-
小林秀雄の『感想』が、量子論の問題を中心に展開しているように、小林秀雄の関心は、相対性...