安乗神社奉納 人形芝居

400年を誇る　人形芝居で
人と人形が一体になり　生身のように
表情も変え　演技をした

お祝いの戎舞
庄屋に戎さんが　現われ　
お酒でもてなすと
酔うほどに　福の神だと話
みんなの願いを叶えようと舞う


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戎舞 （安乗神社例祭）

酔った戎さんは　船に乗り　
沖に出て　大きな鯛を釣り上げ
めでたしめでたしと　舞を納めた


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傾城阿波の鳴門 巡礼歌 （安乗神社例祭）

十郎兵衛と　お弓は　徳島の玉木家の
家宝を探しに　大阪に住み　盗賊の仲間に入ってしまう
お弓は　刀の発見を願い　神仏に　願掛けをしていると
どこからともなく　若い娘の　巡礼歌が聞こえ
迎える　話を聞けば　徳島に残した娘と同じ
やがて　お弓は　感付き　娘も母だと思い
この家に置いて欲しいとせがむ　


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傾城阿波の鳴門 親子の別れ （安乗神社例祭）

追手に追われる身
心を鬼にして　娘を送り出すが
心をとり戻し　後を追うが
見当たらない　苦悩するお弓


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傾城阿波の鳴門・十郎兵衛（安乗神社例祭）

娘を探しに行くと　入れ替わりに　　
十郎兵衛が帰っており　機嫌が悪い
我が娘と知らずにつれてきた娘の金を
貸してくれ　嫌だと騒ぐので
口を押えると　息を引き取った
奥の間に寝かせてあるという


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傾城阿波の鳴門・遺体を抱くお弓（安乗神社例祭）

悲しみに暮れ　遺体を抱いていると
追手が近くなった　とっさのあまり
行燈の火を放ち　家もろとも荼毘に付し
逃げ切った

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壺坂観音霊験記（安乗神社例祭）

盲目の沢市は　よく出来た女房のお里の
内職で　つつましく暮らしていた
沢市は　ある時　夜な夜なお里が　
家を空けているのみ　気づき不審に思う
お里は　壺坂観音様に　身が見えるようにと
願掛けをしていたのだ


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壺坂観音霊験記・夫婦でお参り （安乗神社例祭）

ある日　沢市は　お里の案内で
お参りするころになった
暫く　ここにいて　お祈りをするという
お里が　迎えに来ると　沢市の姿がない
世を悲観し　身投げしたのだ
お里も後を追う


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壺坂観音霊験記・命が助かった 目が見えた （安乗神社例祭）

暗い谷に壺坂観音が現われ
二人の命は　もとより　目も見えるようになり
めでたしめでたしでした
念ずることは　通じる　信仰の尊さである
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