いよいよ本番

「天てれ女子一輪車部」の実力が試される大会の日がやって来ました。

たった三ヶ月の練習で、しかもてんかりんとあみーごは全く乗れない状態からのスタートで、「どうなるんだろう？」ってみんな思いながら観ていたと思います。

しかし、練習風景が放送される度に彼女達はめきめき上達して、どんどん新しい技に挑戦し、失敗を繰り返しながらも頑張って物にしていきました。

そして、大会二日前
上手くいかない苛立ちと、大技への緊張。
みんなナーバスになってました。
そのせいか、皆の気持ちもバラバラに成りかけていました。
が、ここでてんかりんが大人な発言をする。
自己中心の代名詞（ウソデス）のてんかりんが、失敗をした愛美を気遣い、そして皆の士気を高める。
う～ん、てんかりん・・・いつの間にこんなに大人になったのでしょう・・・。
子供の成長はほんと早いねぇ～（脱線失礼）

そんなこんなで、あっという間に大会日。
順番待ちをする間の皆の表情はやはり緊張のせいか、硬い。

大会はどんどん進み、いよいよ「天てれ女子一輪車部」の出番。
ピンクの衣装に身を包んだ彼女達は可愛いの一言！
緊張した面持ちのまま演技が始まる。
ここで、いきなり愛美が横乗りを失敗する。
それを引き金に次々とつまらないミスが続く。
彼女達の表情も緊張ではない、落胆の表情に次第に変わっていく。
「あぁ、やっぱ三ヶ月の練習じゃしょうがないよな」とか思って観てました。
が、最初こそミスをしたものの、演技をこなしていく内に、皆何時もの元気を取り戻す。
そして、かなり苦労をして練習していた大技「豊田ループ」を完璧に成功させる。
その後もきっちり最後までミスをせず終わった。
まさに有終の美である。
ゴルゴもコーチも感無量で皆を迎える。

そして小さな控え室にみんな集まる。
もちろんみんな感動の涙を流してます。
いや、感動と一言では言い表せないでしょう。
それぞれみんな思い思いの事を思っているでしょう。
まぁ観ているこっちは感動の涙を流しているのですがね・・・・。