日曜日、寝室のベッドを移動させるため、敷布団をあげると、我が目を疑う光景がそこにあった。
うちのベッドは、寝る部分が、マットではなく、畳になっていて、その上に、ベッドカバーの布団下
バージョンのようなものを敷く。白いフラットのシーツの周りにブルーのギャザーが入った布が、頭の
部分以外に付いていて、ちょうどベッドの床からの部分が隠れるようになっている。(わかるかな?)
その上に、厚めの敷布団と薄めの敷布団、さらに、低反発のマットを敷いて、それにシーツをかける。
さらに、私はタオル系の生地が大好きなので、かなり大きなタオルか、タオルケットを敷き、王様は
すごい汗かきなので、その上、ちょうど枕を置く位置にもにバスタオルを敷き、枕にもタオルをかける。
(どんだけタオル好きなんだ?!)枕タオルは毎日、バスタオルも少なくとも週に1度以上は洗う。
ベッドの畳の上には、そんな結構な暑さの「地層」が、できていたのだが、「地層」部分の布団を
はがすと、畳の、ちょうど王様の腰から下あたりに、かなりのサイズの「地図」ができていたのだ。
敷布団の方は、まるで「火事にでもあって焦げたのか?」という感じに、茶色く変色してボロボロ、
シーツも同様に変色し、ボロボロになった部分は大きく穴が開き、もはや「ゴミ」と化していた。
証拠物件 その1 【畳(表部分のみ)】
証拠物件 その2 【敷布団とシーツ(雑巾付き)】
でも、上に敷いてあった薄い敷布団と低反発マットは、なんともなっておらず、「下の布団だけが、何故
こんなことに?まさか、床下から湿気が?いや、そんなはずは無い。するとやはり、王様の汗が?!」
うちのマンションは、他のマンションのように、ベランダの壁に布団かけて干すことが禁止されているし、
しかも、ダブルサイズのふとんは、思った以上に重くて場所もかなり必要なので、そうそう簡単には干す
ことができず、それでもまぁ、たまには干していた。(頼むから、前にいつ干したかは聞かないでくれ・・・。)
王様の汗は、上の布団から徐々に浸透し、まるでコーヒーのように、ドリップされ、知らない間に布団と
畳をあんな風に腐らせていたとは・・・。こんなことは、今まで見たことも聞いたことも無かったし、実際に
目の当たりにしても、最初はなぜそんなことになったかが、わからなかったし、信じられなかった。
上の布団には被害を与えず、見えないところにあの大打撃・・・。さすがは王様から出た「王汁」(オエッ)、
侮れん・・・。(汗が硫酸でなくて良かった。って、それではエイリアンだ。布団の前に、私が生きてないわ)
もしかしたら、王様の汗は、最近流行の洗剤のような「ナノ」レベルなんじゃないのか?だって、浸透力が
ハンパない・・・。どうりで、洗濯しても、シャツのニオイが取れないわけだ。繊維にも浸透してるんだな。
友達に話すと、彼女は同じようなことを、前に人から聞いて知っていたので、そんなには驚かなかった。
ただ、彼女の聞いた話によると、それは、人の汗ではなく「犬汁」で起きたことだったらしいのだが・・・。
畳も布団も、新しくしたいところだが、今はそんな余裕は無いし、幸い、畳が腐って上に寝れないほど
破壊されてはいなかったので、当分はこのままで寝ることにしているが、これからは、もう少し布団や
畳を干したりしなければ。とはいえ、ベランダも狭いし、こんなときは、庭付き一戸建てがうらやましい。
ちなみに、ベッドを移動させ、ダブルとシングルを合体させたので、「いったい何人で寝るんだ?」という
感じの広さになって、ちょっと笑える。ただし、二つのベッドの高さはそろっていないし、シングルベッドは
可動式なので、気をつけないと、間に落ちてしまう。さすがに、寝返りをうったくらいでは落ちないだろうが、
模様替えした初日、布団のセッティング中に、ベッドとベッドの間に片足がズボッとはまってしまった。(驚)
かなり痛かったが、下手をすれば骨折していた可能性もあったと思うので、そのくらいですんでよかった。
近いうちに、なんとか方法を考えて、境目を無くすようにする予定だが、今は、とりあえず「ここが境目」だと
一目でわかるように、抱き枕を目印にしている。油断すると骨折するかもしれないベッドなんて、怖すぎる。