徹夜でＧＯ！(仮)

今日は、車の点検で、光まで行くことになっていました。

体調が良い時は、私も一緒についていくのですが、今回は行く予定ではありませんでした。

でも、昨日の今日だし、朝食を食べた後も、王様は「猫を見ると、涙が出てくる・・・」とか、

「なんだか、気がついたら自分を責めてしまっている・・・」と言って、また泣いている姿を見ると、

やっぱり心配だし、一人より、私が一緒にいた方が良いと、本人も言っていたので、一睡もして

いなかったけど、車の中でも寝ることはできるし、頑張って行くことに決めました。

 

光まで行く間、車の助手席から、運転している王様に、ずーっと話しかけていました。

子供の頃の話とか、最近見たテレビの話とか、頭に浮かんだことを、できればなるべく明るく、

楽しくなるように、ほとんどノンストップで話続けました。話題なんて、何でも良かったんです。

とにかく、昨日のことを思い出して、王様がまた泣かずに済むように、なるべく普通に接する

ことを心がけて。王様も、さすがに運転中だし、泣くことはなかったし、朝に比べたら、少しは

笑顔も見られるようになりました。

心の中までは、わからないから、無理していたのかもしれないけど、それでも知らない人が見たら

いつもの王様と同じように見えたと思います。

 

少しでも気分転換になればと思い、朝早くから友人に電話して、王様の事件のことを少し話して、

その友人の治療院に予約を入れていたので、車の点検が終わってから、多少遅くなったけど(苦笑)、

マッサージしてもらいに行きました。

友人のお姉さんにも、メールしたら(私っておしゃべりですね(苦笑))、治療室に顔を出してくれて、

王様の事件のことは、みんな知らないふりをして、お姉さんの旅行の話とか、子供の頃の話とか、

いろんな話をたくさんして、みんなでたくさん笑って、王様も少し笑顔を見せてくれました。

 

王様は、日ごろから腰痛もちだし、運転で疲れた体も、マッサージで少しは軽くなって、たくさん笑って

気分転換になったかなぁ？と思って、帰宅すると、「お母さん、今日はありがとう・・・」と、言われました。

その声は、小さく、少し振るえていて・・・。笑ったりしてたけど、やっぱり無理してたんだって、感じました。

 

明日は、どんな一日になるでしょう？王様が、昨日よりもぐっすりと、眠れて、明日の朝は、今日よりも

元気になっていてくれたら良いのですが・・・。私も、頑張らないと。っていうか、少しは寝ないと(苦笑)

 

Ｕちゃん、お姉さん、それから、ワンコのＦちゃんも、今日は遅くまでつきあってくれて、本当にありがとう。

本当に、いつもいつも、甘えてしまって、ごめんね。でも、みんなが助けてくれるから、私はすごく嬉しいよ。

本当に、感謝しています。私もすごく楽しかったし、王様の笑顔も見ることができた。だから明日も頑張るね！

交換日記。

２０１０年１１月１３日(土曜日)　天気；曇り(というか、季節はずれの黄砂)

朝、王様が起きてきました。

ぐっすりではないけど、それでも眠れたみたいで、少し安心しました。

昨日、王様に、手紙を書きました。

この前、王様とケンカした時、いくら夫婦でも、毎日一緒に暮らしていても、王様と私は違うから、

お互いの考えていることが全部わかるはずは無い。たぶん、わかってくれてるとか、自分ではそう

思っていても、やっぱり言葉にしないと、伝わらないことが多い。だから、これからは、手紙でも、

話でもいいから、思っていることを、ちゃんと相手に伝えるようにしようって、決めたんです。

 

小さなノートに、自分の思っていることを書いておくと、それに返事をくれたり、まるで交換日記です。

この歳になって、そんなことをすることになるとは、思わなかったけど、直接だと言い難いことでも、

ノートに書くと、案外素直な気持ちが言葉にできるので、それから少しずつ、手紙を書いています。

基本的に、夜、王様が寝てから書いて、テーブルの上に置いておくと、朝起きて読んでくれてます。

読まれているのを、見るのは恥ずかしいので、寝ていたり、見えないところにいるようにしています。

王様も、いつもではないけど、時間があるときには、返事を書いてくれます。恥ずかしいですね。(照)

毎日続けているわけではないけど、昨日みたいな特別な事があった時は、書かずにはいられません。

思っていることを、たくさんたくさん書きました。少しでも、王様が元気になれるようにと思って・・・。

 

朝、王様が起きて、私がキッチンにいる時、王様が私が書いたノートを読んでいるのが見えました。

しばらくして、王様が私の所にやってきて、「ごめんね、今日は返事が書けない・・・」と、振るえる声で

言ったので、「返事なんか、書かなくてもいいよ」と、言いました。普通の声で、笑って言おうとしたけど、

やっぱり涙が出てきちゃいました。そして、二人でまた泣いてしまいました。