27日放送「サンデープロジェクト」の翌日の「ワイドスクランブル」に大塚耕平さんが出演し、返済猶予法案について語ってたので、その発言を文字起こししました。
(司会)
返済猶予はやっていくんですか?(大塚)
まず、モラトリアムだとか、平成の徳政令だとか、返済猶予法案という大変興味深いタイトルをメディアの皆さんが付けておられるんですが、これはタイトルが一人歩きをしていまして、冷静に大臣の真意はなんなのかということをご理解いただく必要があります。
大臣とは何度もお話をしておりまして、亀井大臣は本当に日本の経済を支えている中小企業の皆さんが、今後しっかりやっていけるようになるためにはどうしたらいいのかと真剣に悩んでおられます。
この対策を冷静にネーミングすれば、貸し渋り・貸し剥がし対策をどのようにするかということを議論しているところなんです。モラトリアムとか返済猶予法案だとかワンワードで真意が伝わるものじゃありませんので、まずそこは冷静にお考え頂きたいです。
そして、貸し渋り・貸し剥がし対策は三党合意の中でちゃんとやると書いてありますし、去年の年末に貸し渋り・貸し剥がし対策の法案を共党で出しておりますので、それをベースに亀井大臣のお考えも加味して、どのような対策をしていくかということをワーキングチームを立ち上げてやりますので、そこでしっかり議論をしていきたいと思います。
(司会)亀井さんは、昨日のサンデープロジェクトで金利も返さなくてもいい形も有り得るという話をしていたんですけども
(大塚)これは今後具体的な対応を考えていかなくてはいけないんですが、例えば企業再生をするような時に、その家庭でそういうケースが現にあるわけですよね。債権を放棄してもらったり、まさしく金利を減免したり。ただ、それは企業再生という枠組みに入った場合であったり、色んな条件が付くわけですから、何か今の報道の雰囲気では有無を言わさず全ての融資がという感じになっていますが、そんなことはないわけで、大臣はそこはきちっと現実的に考えておられます。
要するに、貸し渋り・貸し剥がし対策について今まで有効な手を打てませんでしたから、一段と有効な手を考えるというスタート台に立ったとご理解ください。
(司会)
返済猶予は一般的にやるのではないと考えていいんですか?
(大塚)
それはそうですね。全て無条件でというわけではないです。