今回は超新星ネタから離れて…
グラスリッツェンってご存知でしょうか?
ヨーロッパの中世から伝わる手彫りガラス工芸なんですけど、あまり耳にされたことはないかなと思います。
ダイヤモンドポイントという特殊な針でガラスの表面に傷をつけ、絵や文字などを彫って模様をつけていくものです。
プロフィールの写真も私が作ったグラスリッツェンの作品のひとつです。
全体を写すとこんな感じです。
(モチーフは蒼山日菜さんのレース切り絵です)
今日は私がやっているグラスリッツェン教室の日でした。
和紙や小物を中心としたお店の二階のギャラリーをお借りして、月1回ほど教室をひらいています。
教室といっても、ほとんどおしゃべりで時間がなくなってしまうんですけど…
それぞれがお菓子を持ち寄り、そのお店のオーナーさんが淹れてくださるコーヒーや紅茶をいただきながら、
あっという間に時間が過ぎてしまいます。
お店にはオーナーさんが気に入った手作り品もたくさん置いてあり、私の作品も置いていただいています。
グラスリッツェンはガラス表面を削って絵や文字を彫るので、色はありません。
透明と白の濃淡の世界です。
そのシンプルな色合いがガラスの透明感をよりひきたてとても綺麗です。
そして何より良いのは、自分の思う通りの図柄や文字が簡単にグラスやお皿の模様にできること。
たとえば
シンプルなグラスに模様をつけてみました。
同じようなモチーフでも少しずつ変えれば家族それぞれのマイグラスになります。
それからこんなことも…
これも普通のワイングラスに小花を彫りました。
そして、反対側には……
そう!《SJ》 を彫ってみました。
Sung Je
でも、うちの旦那さまの名前も 《SJ》 なんです…
これはどっちかな~~~?
自分の気に入ったグラスやお皿に、好きな名前や好きなイニシャル、好きなメッセージ、好きな絵など
えんぴつで描くように何でも彫り込んでいけます。
できあがったものは、私だけのオリジナル。
いま制作中のものは、
《CHOSHINSEI》 と 《MILKY WAY》 の文字に花とはっぱを組み合わせたもの
ドーム型のふたが付いた小さなコンポートです。
“できあがったらチョコレートを入れようか、おもてなしにミニケーキを入れようか…”
などと、いろいろ考えながら……
今日はこの SJワイングラス でワインでも飲もうかな……