最終章だけど、、、

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平穏な日常に向けて

2024-01-07 22:25:30 | 日記
今年は、始まりから平穏でした。青空のもと、降雪もなく温かいお正月。
同じく、そのように感じて、今年はちょっとだけ、足を延ばして、気多神社という、万葉時代からのお社に初もうで、と思ったのが、私のかつての同僚だった友人。以下、彼女のその日の行動録です。

気多神社(けた じんじゃ)は、養老2年(718年)に僧行基が創建したと伝えられています。また天平年間(757~764年)に越中一ノ宮として能登一丿宮の気多大社から勧請したとも言われています。なお、富山県内には気多神社を含めて「越中一ノ宮」を称している神社が4ヶ所(雄山神社・気多神社・射水神社・高瀬神社)あります。

彼女は、氷見市民。氷見市でも南部、高岡市の近くに住んでいます。4時過ぎ、彼女の車は、雨晴駅近くを過ぎようとしていました。

そのとき、ぐらぐらときました。どこかの家の前庭に車を突っ込んで留めて、ハンドルにしがみついて揺れがおさまるのを待ちました。沿岸部だったので、津波が来ます、早く逃げてくださいというアナウンスが次々と・・・。彼女はもちろん、初詣は諦めて、少しでも高台へ、と運転開始したそうです。自宅もそこそこ沿岸に近いので帰宅しても避難場所へ行くことになる、と判断したようです。
車の台数がふえ、どんどん渋滞しながら、前の車について行ったものの、途中で、判断して、小矢部市への川沿いの道を行くことにしたとか。着いた先が、ここです。

三井アウトレットパーク 北陸小矢部です。お正月で休館だったのかどうか聞きそびれましたが、とにかく、ここがどんどん暗くなるし、断水がすでに始まっているのがわかって、すぐに踵を返した彼女。
次なる行先は砺波市だったそうです。
ここは、どこのコンビニも開いていて、国道沿いのいろいろな商店がみな、明るくて開店しているのが分かった、早速お水やパン、その他食料を調達して、砺波を出発したのがすでに8時。
1月1日、避難先にしようと、彼女が判断したのは、こちらでした。

氷見芸術文化会館です。竣工後一年なので耐震設備はばっちりだったらしく、水も電気も不自由なかったとか。畳の部屋で赤ちゃん連れの方とご一緒して何度もやってきた余震をしのいだそうです。
氷見市の他の施設はすでに断水、市の全部が断水になるのは時間の問題でした。

少しでも凌ぎやすい避難場所を求めて彼女は5時間走行したそうです。その間道路の亀裂を避けて、怖いながらも必死で前だけを見ていた、と言っていました。

一方私は、この6日間、外出の総和は1キロにもなりません。車の運転も全くしていません。当市の沿岸部(伏木というところが主)に実際津波もやってきて、伏木の旧市街地は、大変なご苦労をされているとか。。。
先程、家人に少しは状態がおさまった、と言えるかしら、と聞いたところ、誰もそう判断できないと思っていた方がいい、とあっさり否定されました。
余震の回数や強さが少しずつ小さくなっているように思っているのは、こちらの甘い根拠ない願望の現れでしかない、いつ何時、もっと大きいのが再度襲撃するかもしれない、そう覚悟していないといけないようです。
とはいえ、それに備える知恵が全くないので、やはり、1週間程は気をつけて、という気象庁の発表の1週間が明日なのをあてにして、少しずつ恐怖を和らげていきたいと思っています。
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12 コメント

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震度6程度の余震 (すらいむらいだー)
2024-01-08 18:31:50
に注意。とか言ってますが
最早、程度。でも余震。でもないじゃろ。と思う。

津波に追われながらの避難
生きた心地がしなかったであろうと思います。
無事に逃げる事ができてまずは良かった

しかし。私が子供の頃から言われ続ける。第二関東大震災。南海トラフ地震。。は未だに来ず。阪神、東北、今回の能登。。地震の予測は絶望的に難しいですね。
悟りでも開かないとやってけないかもピヨ (ひよこ)
2024-01-08 22:14:13
ぽこさんも正月からいろいろ大変ですが、
ご無事でなによりですピヨ

ひよこは年末にかけて
高齢の身内がいろいろ大変で
遂にあけましてもおめでとうはできなくなりました。。。

それ故にアマゾンの電子書籍セールで
スピ系精神世界系の本を買って読んで
自分を慰めているところです。。。
〇買った本
「悟りを開くと人生はシンプルで楽に成る」
「神さまの周波数とシンクロする方法」他

今年も波乱の年なのかもしれませんが、
(アメリカのドル支配の終焉などとか???謎)
「世間虚仮 唯仏是真」ではないですが、
内なる魂にも目を向けて暮らそうと思います。
ぽこさんもがんばってください。では。
思うようにはならない (ぽこ)
2024-01-08 23:03:27
それが、この世を生きることなのでしょうね。
すらいむらいだーさんの仰る如く、地震は、まだ、予告の場所では起こっていません。
地球の歴史から言ったら、千年くらいでも小さい単位なのでしょう。極東のゆらゆら浮かんでいるような島国のこの国では、今や、どこで起きても一緒みたいなもの。もともと人間の寿命はどんなにあがいてみても百年が最大値ですから、その間に災難に遭うも遭わないも目くじら立てるほどのものでもないのかも。
昼間に所用で、ほんの半時間ほど外出しましたら、私の帰属するこの場所では、何事もなかったように、声高に話したり、横断歩道を渡る歩行者を待つのも限界みたいにイライラした顔で運転席に人がいたり、いつもと変わらぬ光景がそこにありました。
私は、自分の体力気力に合わせて今度の経験を反芻しているところです。
無常 (ぽこ)
2024-01-08 23:16:54
ひよこちゃん、お久しぶりです。
「便りのないのはよい便り」であろうはずがないですね。衷心よりお悔やみ申し上げます。永久の旅路に就かれた方は、病苦から解放され、この世の艱難辛苦も知る由もなく、静かに蓮の葉っぱの露と化されているとか。般若心経を私も時々読んでみます。明日に紅顔なるも夕べに白骨となす のくだりをいつもかみしめます。

「内なる魂にも目を向けて暮らすこと」は、あくまで生き抜くために大切な姿勢のように思います。
今回の経験もただ辛かった怖かったではなくて、内なる声をしっかり聴き定めないと、とあらためてひよこちゃんに教わりました。
Unknown (green)
2024-01-09 11:20:55
こんにちは。3日分の記事をまとめて読ませていただきました。石灯篭が倒れている画像はどきっとしましたがご自宅の内部が全く損傷なかったことがなによりです。
元日の大きな揺れ以降、当地、福井県嶺南ではほとんど体感する揺れはないのですが、スマホには石川県での地震情報が毎日とめどなく入ってきます。それも震度4とか5とか。一週間経っても収まらない状況、週末からの寒さで避難所におられる方々はどれほど心細く辛い思いをされていることかと。。。
ぽこさんのご友人、出先におられたのですね。そんなときに津波警報。最終的に安心できる避難所に行くことができてよかったです。私自身、不安感が基底にあって動こうという自分の気持ちに影を落としている感じがしています。ぽこさんはもう仕事が始まっておられる頃でしょうか。外に出て誰かと話すことがあれば気持ちも紛れるかもしれません。お仕事再開が良いほうに進みますように。
今も揺れました。 (ぽこ)
2024-01-09 18:24:11
体感では、震度4くらい?と思われるかなりの揺れでした。長かったです。もっとも終わるのを待つ身にはそんなに長くなくても長過ぎるのです。
今夕のも当地では震度3と報じられました。震源地が新潟県中越、長岡市が震度5だそうです。能登の北部が震度4でした。
当地は、新潟と石川に挟まれていて、どちらからも不安の種があるのです。
職場から帰って、今日は一日あまり揺れなかったなぁ、とカバンを床に置いたその時のことでした。
まだまだ油断禁物です。
私は一人でいることが多いので、まず、地震速報が携帯に入った時から心臓がぎゅっと掴まれます。どんなに経験しても慣れることがありません。心細くテーブルの下にいて祈るだけです。

そうですね、今日から始まった授業ですが、意を決して外出するだけでも私にはハードルが高かったでした。それでも冬休みを挟んで、半月ぶりのエネルギーたっぷりの生徒男女たちから、目一杯のエネルギーをもらってもきました。
日常生活に身を置いて、少しは心を広げて、多くは用心深く、与えられた今という時間を歩んでいかないと、と言い聞かせるものです。
暖かいお言葉をありがとうございました。
Unknown (ままっしー)
2024-01-10 09:33:20
ぽこさんご無事でホッとしました!
しかし連日被災地の惨状を報道で見る限り単純に喜んではいられないですね。
現地の様子、テレビでは得られないリアルな避難の状況などつぶさに伝えてくださりありがとうございます。
この国のどこに住うとも明日は我が身。
後学にいたします。

お仕事お忙しくなりますね。
お身体だけはお厭いくださいませ。
不運と隣り合って、 (ぽこ)
2024-01-10 18:17:50
こんな嬉しいことも起こるのですね。
こうしてほんと、久しぶりにままっしーさんのお声を聞けるなんて!
ご心配いただき、嬉しいです。久しぶりに心が弾みました。
昨年末、大学の県人会に出向いた折、その前にちょっとだけでも時間が作れない?と誘ってくれたかつての同僚。といっても私のことですから、渡り職人のように、短い雇用期間でせいぜい、3ヶ月くらいしかその職場にいなかったのですが、気があっていつの間にか最も親しい人のひとりになりました。
その彼女が好きなお店にお連れしたい、と約束したのが、デパートの中にある薔薇のお店、小さいカフェも備わっている何とも私好みの・・・そこで思い出したのがままっしーさん、確かこのお店のことを仰っていらしたはず、と。
その時は1時間くらいしか友人との時間がとれませんでしたが、旧年中に会えてしかも私にとっても気なる絶好のお店訪問もでき、好機逃がすな、でした。
それから1ヶ月。
こんなことでお見舞いいただくなんて。
明日のことを思い煩うな、とも言います。
でもままっしーさんの仰るように、経験は学びの場でもあります。
恐れるな、恐れすぎるな、と自身に言い聞かせて、今日は、はじめてのクラスの教壇に立ちました。生徒さんたちとこうして出会うのも私の幸せ、と思いを切り替えて、初心に帰って話しました。
帰りは関係代名詞のリーフレットを作成する私でした。

心が落ちに落ちていると思っていても、ご飯はしっかり頂きますし、こうして仕事で気を紛らわすのか、普通に働いてもいます。
無理のない範囲で自らの落ち込みを傾注しないで明日を信じたいと思います。
>無常 (ぽこ) (ひよこ)
2024-01-13 22:58:04
なぜ本を紹介したかというと悟りというより
健康法が書いてあったからですピヨ
(実は両方某知る人ぞ知るブログで紹介されていたものなんですが)

>「神さまの周波数とシンクロする方法」

この本は松下電機の研究所で脳波を研究している人の本で

「よかった」と思い息を吸って、
「ありがとう」で息を吐く深呼吸をすると
アルファー派が出てよい

ということしか書いていない本です。
わざわざ読まなくてもそれしか書いてません。
松下幸之助の不眠がそれで治ったとか。
腰痛とか、免疫力アップ?とかにいいとかなんとか、寝る前に5回やると不眠に効果、いつも何回もやると息を吸ったときに自然とアルファ派がでるようになるとか。
ぽこさんもよかったら物は試しで
呼吸法 (ぽこ)
2024-01-14 00:25:01
そうなんですね。
実は、病院にも行きませんし、
自覚症状もありませんが、
今までの私には身に覚えない高血圧が続いていると思います。
腹式呼吸をしてから測ると140-80を示してくれ、いきなり測ると160-90くらいに。
これぞ、まさに、ひよこちゃんの説が有効だと示しているといえますよね。
一日のうち、何度でも深呼吸、できたら腹式で、を心がけてみるつもりです。
いつもありがとうございます。
まずは、健康が第一ですものね。

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