最終章だけど、、、

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麦秋

2020-06-01 22:49:00 | 日記
こんばんは。


七十二候「麦秋至」。五穀の一つ「麦」が豊穣を迎える頃。
5月31日から七十二候では「麦秋至(むぎのときいたる)」です。
麦畑が黄金色に色づき、収穫時を迎えます。季節は梅雨にさしかかるところですが、麦の穂が実り始める頃なので、麦にとっては実りの秋。

私は初秋に重く垂れる稲の穂の黄金色は心底大好きです。
でもこの季節の麦(どうやら大麦らしい)の実りはとっても苦手。
ムスコ小学校入学以来、当市から南下すること15キロの隣市にある県立高校(進学校でもあった)に非常勤講師として奉職。高速道路のインターチェンジが真っ先について、鉄路に頼っていた時代と逆に急速に発展したともいえるこの市に、六月のとある好天の日に田んぼの異様な光景を発見した
真黄色なうねうねした巨大なもりあがりの連続した田んぼ、えっ、きもちわる、なにこれ??? 目がかゆくなってきて、のどまでおかしくなった。
その学校へはムスコの中学入学まで6年間勤め、いろんなことを学んで自分でもよく勉強もしたし、充実の時間だったと自負できる。ただし、「麦秋」といわれる麦の収穫期の今時分の1か月足らずは苦手とした。
今世紀に入って、またその学校にご縁があって、その話をどなたかにしたら、「大麦アレルギーじゃない?」と言われた。そうなんだ、きっとそのせいだったんだ、と特に調べてもらったわけではないが、納得。
そのせいか、麦秋の本体を見ても以前ほど動揺しなくなった。
県の南西部の学校を数校、渡り歩いて、のちには、県北西部の方ばかりとなった。海岸部である。
で、麦秋光景とは潔くお別れ、すっかりこの時期のあの光景を忘れきっていたこの前の日曜日、夕刻のこと。
家人に誘われて、紫陽花ロードをドライブすることになった。まだまだ開花には早いけれど、小さなつぼみでも、、、と。
途中、進路の関係でよく行ったことのある県立大学のそばも通り懐かしく車窓からの風景を楽しんでいたところ、、、、
目に飛び込んだのが、あの忌まわしい麦秋の田んぼ。
クルマの後部座席に座って、ちょっとだけ外気も入れていたが、当然すぐに閉めて、息もしないようにした。
気が付くと、左腕に無数の発疹。見ていてさえもパニックになりそうなくらい不気味なぼつぼつ。。。

家人に向かって叫んだ。「私の天敵、大麦だわ。私のアレルゲンは大麦なのよ!」
家人、不思議そうに「でもぽこちゃんは、ビールが少しだけど飲めるじゃない。他のお酒類はだめなのに。。。」

そうなんです。10年以上も前に、家族でドイツ旅行をした時、すっかりドイツビールにはまって、以来日本製のも少したしなめるようになったんだっけ。

今日仕事を終えて、5時ごろでしたか、皮膚科を訪れました。
「どうされました?」と。高校時代からの友人のドクターが嬉しそうに尋ねました。
「私大麦アレルギーで、見てください。収穫期の麦畑をみただけで、あっという間にこんなにすごいことになっていて・・・」
「アハハ、これは、中から出ている発疹じゃないですね。毛虫にやられたんですよ。この時期だから。」と一蹴されました。
「目がかゆくなるのは?」としつこく、食い下がる私に呆れたように、「クスノキさん、高校時代あなた、化学部の副部長だったでしょ。気のせい以外の何物でもない現象をよくもまあ、信じ込んで・・・」いえ、憐れむように、笑いをこらえながら、のお言葉でした。

内服薬やら塗り薬3種類ももらって1週間後また見せに来るように言われました。

話が饒舌で書いている本人が恥ずかしくなってきたところです。
麦の名誉のために申しますが、
私は青麦は大好きです。雲雀とセットになって掛け軸に登場しますね。春先の希望に燃えている青麦。生け花の花材にもよく用います。

枯れてくるとどうにも我慢できないのです。でもアレルギーではありませんでした。
一件落着です。
最後にまたぞろ、ピンボケのしかもグロテスクな現在の左腕、肘より下をアップします。
こうしない気が済まないのよね。悪しからずお許しください。って誰も見ていないか。。。こんな不気味なもの!!



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