2017年1月5日(木)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
山登りのブログはすっかりご無沙汰になってしまいました。アップしたいものは沢山あるけれど、取りあえず一番近いところで新年恒例の富士山を眺める山歩きをアップします。
毎年のように訪れている根場~雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~鍵掛峠のコースを歩き、今回初めて更に西へ歩を進め、王岳まで行ってきました。天気は一日快晴!前日までの暖かな陽気から冬型の気圧配置が強まってきて風が冷たかったですが、陽だまりはポカポカで快適な山歩きができました。
根場の鬼ヶ岳登山口に入ったところにある原っぱに車を停めて登山開始。1時間半も登って行けば、富士山と西湖、青木ヶ原樹海、南アルプスの眺望が開けて来ます。写真は大展望が得られる雪頭ヶ岳からの眺め。朝の光線は逆行気味ですが、眩しい光の中で富士山と西湖が輝いています。
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富士山の北西、眼下には青木ヶ原樹海が遥か彼方まで広がっています。左のポッコリした丘は、富士山の寄生火山、大室山。
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鬼ヶ岳手前の岩の小ピークからの南アルプス連峰。南部から北部の峰々がずらりと並んでいます。手前の左へ延びる稜線の先には、今回初めて訪れる王岳がどっしりと構えています。
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日本第2の高峰、北岳を主峰とした白峰三山、その右には鳳凰三山と甲斐駒ケ岳。
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南アルプス南部、300メートル級の名峰、左から聖岳、赤石岳、荒川岳。
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鬼ヶ岳頂上では360度の大展望が得られます。南アルプス方面の反対側になる北には、黒岳を中央に、御坂主脈の山々が連なっています。
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道を西へ進み、鍵掛峠を越え、初めて足を踏み入れる王岳への縦走路を歩みます。トゲのある枝が少々はびこっているところはありますが、道の状態は悪くありません。何より、あちこちで富士山の眺望が大きく開けるのが魅力です。但し、この辺りの山域はこの時期東京で雨が降れば確実にかなりの積雪となります。
鍵掛峠から短いアップダウンを繰り返す道を1時間ほど進めば、王岳山頂です。富士山方面の眺望が開けています。見慣れた風景よりも右側からの富士山の眺めは新鮮。青木ヶ原樹海が眼下に広がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6c/f4ec4c48757fd9ee932b10c30b0b35cd.jpg)
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今日は風がやや強く場所によっては寒さが堪えますが、王岳山頂は風がなく、快適なポカポカ陽気でした。ここでお昼を食べ、スケッチもしました。座るとカヤトで見晴らしが遮られるので、立ってスケッチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ee/ea8998d6a577b5b77cbf581fc05ec525.jpg)
こんなスケッチに仕上げました。暖かいとは言え、気温は0度近くまで下がっているので、紙に筆で水を広げると水はサッと凍ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ee/e762f042b165519d164506dccbccab7f.jpg)
ここから西湖を眺めると、外輪山に囲まれた火口湖だということがよくわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/53/e5419b5d2fb4e725711f59b1dcbc5491.jpg)
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この後、コーヒーを沸かしたりして3時過ぎまで王岳山頂でのんびり過ごし、毎年の夕景ビュースポットの鍵掛峠へ戻ります。来るときは逆光だった富士山も夕方の佇まいを見せ始めています。
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4時過ぎ、鍵掛峠から5分ほど鬼ヶ岳寄りにある、自分専用の夕映えの富士山を見る「指定席」に到着。やっぱりこの時間のここからの富士山の眺めは最高です。
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気温はマイナス8度まで下がってきました。温かい生姜湯を飲みながら、刻々と色を変えて行く富士山の姿を眺めます。
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夕日が沈むにつれて、西の空が染まって行きます。
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太陽が隠れ始めた頃、富士山は薄明りの中で夕日に染まり、最も美しく映えます。カメラのPLフィルターを調節してファインダーに浮かび上がる富士山の姿にドキッとします。今日は特に色の付き具合がいい感じです。
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空を見上げると、富士山の丁度真上に月があり、太陽の明かりが弱まるのに反比例して明るくなって来ました。素敵なシーンです。
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最後の日の光を受けてオレンジ色に映える富士山。
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いくら見ていても見飽きることはなく、まだまだ見ていたいのですが、これから下山しなければならないので、日没に合わせて下山開始。今回はヘッドライトを付ける前に林道に出ることが出来ました。
根場鬼ヶ岳登山口 7:54 →9:49 雪頭ヶ岳 10:08→10:19 鬼ヶ岳 10:57 →11:39 鍵掛峠→12:44 王岳 15:09→16:06 鍵掛峠 16:50→17:19 林道→17:38 根場鬼ヶ岳登山口
富士山を心行くまで堪能した新春の山歩き、ここまでは全て順調でしたが、この後とんでもないハプニングが待っていました。。
過去の同エリア山行記事:
2012 新年富士を眺める山歩き(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳~鍵掛峠)
2011 新年富士を眺める山歩き(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳~鍵掛峠)
2010 新年富士を眺める山歩き(鬼ヶ岳~鍵掛峠)
2009 新年富士を眺める山歩き(御坂山塊縦走)
2008 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)
2007 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~十二ヶ岳)
2006 富士山を眺める寒中山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)
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山登りのブログはすっかりご無沙汰になってしまいました。アップしたいものは沢山あるけれど、取りあえず一番近いところで新年恒例の富士山を眺める山歩きをアップします。
毎年のように訪れている根場~雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~鍵掛峠のコースを歩き、今回初めて更に西へ歩を進め、王岳まで行ってきました。天気は一日快晴!前日までの暖かな陽気から冬型の気圧配置が強まってきて風が冷たかったですが、陽だまりはポカポカで快適な山歩きができました。
根場の鬼ヶ岳登山口に入ったところにある原っぱに車を停めて登山開始。1時間半も登って行けば、富士山と西湖、青木ヶ原樹海、南アルプスの眺望が開けて来ます。写真は大展望が得られる雪頭ヶ岳からの眺め。朝の光線は逆行気味ですが、眩しい光の中で富士山と西湖が輝いています。
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富士山の北西、眼下には青木ヶ原樹海が遥か彼方まで広がっています。左のポッコリした丘は、富士山の寄生火山、大室山。
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鬼ヶ岳手前の岩の小ピークからの南アルプス連峰。南部から北部の峰々がずらりと並んでいます。手前の左へ延びる稜線の先には、今回初めて訪れる王岳がどっしりと構えています。
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日本第2の高峰、北岳を主峰とした白峰三山、その右には鳳凰三山と甲斐駒ケ岳。
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南アルプス南部、300メートル級の名峰、左から聖岳、赤石岳、荒川岳。
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鬼ヶ岳頂上では360度の大展望が得られます。南アルプス方面の反対側になる北には、黒岳を中央に、御坂主脈の山々が連なっています。
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道を西へ進み、鍵掛峠を越え、初めて足を踏み入れる王岳への縦走路を歩みます。トゲのある枝が少々はびこっているところはありますが、道の状態は悪くありません。何より、あちこちで富士山の眺望が大きく開けるのが魅力です。但し、この辺りの山域はこの時期東京で雨が降れば確実にかなりの積雪となります。
鍵掛峠から短いアップダウンを繰り返す道を1時間ほど進めば、王岳山頂です。富士山方面の眺望が開けています。見慣れた風景よりも右側からの富士山の眺めは新鮮。青木ヶ原樹海が眼下に広がっていました。
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今日は風がやや強く場所によっては寒さが堪えますが、王岳山頂は風がなく、快適なポカポカ陽気でした。ここでお昼を食べ、スケッチもしました。座るとカヤトで見晴らしが遮られるので、立ってスケッチ。
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こんなスケッチに仕上げました。暖かいとは言え、気温は0度近くまで下がっているので、紙に筆で水を広げると水はサッと凍ってしまいました。
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ここから西湖を眺めると、外輪山に囲まれた火口湖だということがよくわかります。
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この後、コーヒーを沸かしたりして3時過ぎまで王岳山頂でのんびり過ごし、毎年の夕景ビュースポットの鍵掛峠へ戻ります。来るときは逆光だった富士山も夕方の佇まいを見せ始めています。
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4時過ぎ、鍵掛峠から5分ほど鬼ヶ岳寄りにある、自分専用の夕映えの富士山を見る「指定席」に到着。やっぱりこの時間のここからの富士山の眺めは最高です。
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気温はマイナス8度まで下がってきました。温かい生姜湯を飲みながら、刻々と色を変えて行く富士山の姿を眺めます。
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夕日が沈むにつれて、西の空が染まって行きます。
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太陽が隠れ始めた頃、富士山は薄明りの中で夕日に染まり、最も美しく映えます。カメラのPLフィルターを調節してファインダーに浮かび上がる富士山の姿にドキッとします。今日は特に色の付き具合がいい感じです。
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空を見上げると、富士山の丁度真上に月があり、太陽の明かりが弱まるのに反比例して明るくなって来ました。素敵なシーンです。
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最後の日の光を受けてオレンジ色に映える富士山。
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いくら見ていても見飽きることはなく、まだまだ見ていたいのですが、これから下山しなければならないので、日没に合わせて下山開始。今回はヘッドライトを付ける前に林道に出ることが出来ました。
根場鬼ヶ岳登山口 7:54 →9:49 雪頭ヶ岳 10:08→10:19 鬼ヶ岳 10:57 →11:39 鍵掛峠→12:44 王岳 15:09→16:06 鍵掛峠 16:50→17:19 林道→17:38 根場鬼ヶ岳登山口
富士山を心行くまで堪能した新春の山歩き、ここまでは全て順調でしたが、この後とんでもないハプニングが待っていました。。
誰かの車でエンジンをかけさせてもらおうと、辺りに点在する家を回っていたら、ある一軒家の前にアイドリングが丁度自動停止した車があった。思い切って家のチャイムを鳴らした。ご主人らしき人が出てきたので事情を話すと、「いいですよ」と快く車を出してくれて現場まで乗せてくれた。そして、ブースターケーブルが届くように何度も車を動かして、ケーブルを繋いでくれ、無事にエンジン始動!助かった~。。! 帰宅してくつろいでいるところ、いきなり訪ねてきた見ず知らずの者のために真っ暗な寒い中、協力してくれたせめてものお礼の気持ちを渡そうとしたら、「本当にいいから!」と受け取ってくれない。「エンジンはしばらく切らないでね!」受けた親切はいつか誰かにお返ししようと誓い、何度もお礼を言って車を走らせた。 ありがたい気持ちで、しかし絶対にエンストしないように普段より多めにエンジンをふかしながら走る。何しろ夜だからヘッドライトを点けなければならない。いつもの「富士眺望の湯ゆらり」に立ち寄って温まりたいところだが、そうなると駐車場でもエンジンを止めるわけにはいかないなー、今日はこのまま真っすぐ帰ろうか… なんて考えながら国道を走っていたら、どうもヘッドライトが暗い。スピードメーターの表示盤の明かりもバカに暗い。エンジンをふかしてもどんどん暗くなり、とうとうヘッドライトが消えてしまった。。。!「なんで???」と思うや、エンジンも静かになってしまった。「ヤバい、車を寄せねば!」と慌てて左にハンドルを切ったが、寄せきる前に車は止まってしまった。セルモーターは回らない。真っ暗な国道の走行車線にかかる状態でライトも点かずに車が止まっている危険な状態。 「どうしよう。。?」見回すと、なんと斜め向かいに消防の派出所があり、中は明かりが点いている。「またまた天の助け!」と、ドアを開けようとしたが閉まっている。。。ブザーを押し、「緊急電話」とあったのでそれをガチャガチャやっていたら、有難いことに人が出てきた。 「あそこじゃ危ないですからまず車をこっちへ入れましょう」と、職員の方が後続の車の誘導係と車を押す係で分担し、僕は運転席で押してもらっている車を派出所の駐車スペースにハンドルを切った。消防職員が持ってきたバッテリー充電器で再びエンジンがかかった。「これから高速に乗るなら、バッテリーを替えないと危ないですね。近くのガソリンスタンドで合うバッテリーがあるか聞いてみましょう」と問い合わせてくれ、これからそこへ行くという連絡も入れてくれた。 問題はそこへ無事に辿り着けるかだ。「スモールランプだけにしては?」と言われ、それは怖いのでハザードランプを点滅させながら運転することにした。対応してくれた消防職員の皆さんのテキパキとした行動はさすが!それにしても、エンジンが止まったのが派出所の真ん前だったなんて、これこそ奇跡的な不幸中の幸いではないか! 何とか無事に辿り着いたガソリンスタンドには整備工場もあって、待っていたお店の人がいろいろ調べてくれ、発電も弱くなっているようだけれど、応急でできるのはバッテリー交換ですね、と言われ、バッテリーを交換してもらった。手際よくテスターを当てて検査し、テキパキとバッテリーを交換する様子がカッコいいと思った。最初に助けてくれた家のご主人、派出所の人たち、そしてここでの対応、沢山の人達の親切のおかげで取りあえず家に帰れそうだ。 これで安心して温泉にも立ち寄れる。すっかり冷えてしまった身体を「富士眺望の湯ゆらり」でゆっくり温めてリラックス、夕食のオーダーにも間に合ってお腹も満たし、無事に帰宅することができた。とは言え、もしエンジンが止まったのが高速運転中だったらなんて考えるとゾッとする。 翌朝、念のためにとエンジンをかけようとしたら、またもやうんともすんとも言わない。行きつけのお店で調べてもらったところ、発電機が故障しているとのことだった。これまでずっと調子良かったんだけどな… 28年もののマーチはそろそろ故障が増えてくるかも知れない。でも修理してまだまだ乗るぞ。 |
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2012 新年富士を眺める山歩き(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳~鍵掛峠)
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