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足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

富士山を眺める寒中山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)

2006年01月28日 | 山&ハイキング
 2006年1月28日(土)

雪の富士山を眺めるために、毎年正月休みに行く山、今年はこの寒さにおじけずいて延び延びになっていたが、とうとう意を決して出かけた。

幸い快晴の上天気、風も弱く(東京は強風で寒かったらしいが)、絶好の山日和となった。行ったところは、西湖の湖畔の根場というところから登る鬼ヶ岳~十二ヶ岳(今回はカット)~節刀ヶ岳の縦走路。富士山の近くの山はいろいろ行ったが、コースといい眺望といい、ここはpocknの一番のおすすめスポットで、殆ど毎年のようにこの時期に出かけている。
何がそんなにお奨めかって、いろいろある・・・

眺望の素晴らしさ

それぞれの山頂から違った表情の富士山が見られ、夕方になるに従って光線がよくなるのも魅力だし、南アルプスは甲斐駒~白峰三山~塩見~聖まで全部見え、八ヶ岳や秩父山系方面もひっくるめて360度の大パノラマを満喫できる。写真は鬼ヶ岳から見た南アルプス。


霧氷

鬼ヶ岳山頂付近は霧氷がつくことが多く、南アルプスの山並みをバックにした素晴らしい霧氷の景色を期待できる(今回は残念ながら霧氷はなかった。写真は一昨年のもの)。


コースがいい
道はとても歩きやすく初心者でも問題ないし、物足りない場合は十二ヶ岳まで足を伸ばすと、ちょっとした岩場や鎖場の楽しさも味わえる。

さて、先週の土曜日に降った大雪は南側の斜面は大分少なくなっていたが、鬼ヶ岳のちょい下の雪頭ヶ岳とよばれているピークから先はほぼ雪道。所々凍っているので念のためにアイゼンを付けた。程よい積雪の雪道は気持ちがいい。

南アルプスの眺望が一番見事なのが鬼ヶ岳。南アルプス南部は去年の夏歩いたので、今回は聖岳や赤石岳などがどれだかすぐにわかった。霧氷がなかったのは残念だったが、真っ白な南アルプスの眺めはやっぱ今の時期ならでは。

歩を進め、節刀ヶ岳でお昼を食い、スケッチをしたり(水彩だと表面が凍る。。。)写真を撮ったりと3時間ほどの~んびり過ごし、夕暮れ時に合わせて雪頭ヶ岳まで下って夕映えの富士山を堪能した。夕日に映える富士山の姿は神々しいほどに素晴らしい。寒さは感じなかったが携行した温度計を見たらマイナス6.5度にまで下がっていてびっくり。これで風でも吹いたらたまらんというところ。

太陽が沈んでから下山開始。30分も下ると道は暗闇に包まれ、ヘッドライトを頼りに下りていると、山の斜面の下のほうを「ガサガサッ」と何やら大きな動物が動く音が・・・ 前にもこんなことがあったがやっぱりちょっと怖い(何の動物なんだろう)・・・ 夜の山は動物たちの世界なのだ。本当は人間はもっと早く下りなければいけないのだろうが、あの夕映えの富士は上で見たいもんなぁ、、、

満天の星空のもと、近くの日帰り温泉「いずみの湯」にゆったりとつかれば極楽気分。大満足の寒中山行となった。

《タイムデータ》
【往路】
根場→(1:50)雪頭ヶ岳→(0:15)鬼ヶ岳→(0:50)節刀ヶ岳
※写真を撮ったり、メールしたり、アイゼンやスパッツの装着時間等も含む
【復路】
節刀ヶ岳→(0:35)鬼ヶ岳→(0:10)雪頭ヶ岳→(1:05)根場
※復路はほぼ歩きっぱなしのタイム

2007 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~十二ヶ岳)
2008 新年富士を眺める山歩き(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)

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