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植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
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スギ花粉の顕微鏡写真

2025年03月28日 | 植物の生態

スギ花粉症のみなさま、いかがお過ごしですか。長野県内はまだ飛散量が多い状態が続いています。

そこで今回はスギ花粉について。

黄色いところがスギの雄花です。多量の花粉が飛ぶ時はまるで煙のように見えるので山火事と見間違われることもあるくらいです。

参考までにこの写真は2009年のスギの雄花。この年は花粉の飛散量が非常に多かった年です。今年のに比べて雄花が多く長くびっしりとついていました。

雄花の太さは2~2.5mmで長さは6〜7mmでした。鱗片に覆われており、晴れて乾燥すると鱗片が開いて中にある葯から細かな花粉が出てきて風に飛ばされます。

雄花を顕微鏡で見てみると・・

丸い花粉がついていました。花粉だけをスライドグラスに乗せて倍率を上げて見てみると・・

ポチッと突起がある球形をしていました。花粉症のイメージからするとトゲトゲの花粉を想像していましたが、表面は比較的滑らかなように見えました。大きさは28μm〜33μmと小さく、風で飛ばされやすくなっています。

花粉が目や鼻の粘膜につくと水分により花粉は破裂します。それにより、花粉の外側だけでなく、中から出てきたタンパク質に対してもアレルギー反応を起こし花粉症を悪化させるということです。

こちらは前年の球果。割れ目の間に周囲に翼のついた種子ができます。

【まとめ】

  1. スギは、風媒花のため30μmほどの小さな花粉を持っています
  2. 飛散量が多い時の様子は、まるで山火事の煙のようにも見えるほどです
  3. 花粉は水分を吸収して破裂し中から精細胞が出てきます
  4. 破裂により花粉外側だけでなく中のタンパク質も花粉アレルギーに関与します
  5. 花粉症がひどい時は、市販薬でも良い製品がありますので利用しましょう
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