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植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
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オステオスペルマムのスプーン咲き

2025年03月23日 | 園芸

オステオスペルマムに「サニーフィリップ」という品種があります。面白い花の形をしていたので紹介させてください。

写真のように舌状花が花弁途中で細い筒状に丸まっており、まるでスプーンのような形をしていることからスプーン咲きと呼ばれています。あまりにも変わっている形なので思わず買ってしまいました。

スプーン咲きで知られている菊では、頭花全体の見た目から風車菊と呼ばれることもあります。菊のスプーン咲きでは、花弁の基部側は完全な筒状である点が、今回のサニーフィリップと異なっています。菊のそれより、筒の丸まり方が弱いのかもしれません。検索していて興味深かったのが、2年目の株では綺麗なスプーン咲きにはならなかったという投稿です。遺伝以外のファクターが関係しているのかも。気温が高くなると花弁のくびれが伸びて普通の花になるという情報もありました。果たして??

ということで、スプーン咲きとは何なのかを知るために普通の品種のアストラ・ホワイトピンクブラッシュと比べてみることにしました。

咲き始めは・・

舌状花の花弁は筒状になって伸びてきます。そして・・

花弁基部から開いていきます。花弁先端が開くのは最後です。完全に開くと・・

グラデーションが綺麗な花です。


一方、サニーフィリップは・・

花弁基部から開いていくのは同じです。しかし・・

花弁の途中で開かなくなり・・

途中が筒状のままでも花弁先端が最後に開きます。

さらに、途中の筒状の部分が開き加減になっている花もありました。菊のスプーン咲きでは花弁の形状は厳格に決まっているようですが、オステオスペルマムのこの品種ではその性質が緩いのかもしれません。


筒状の花弁が開くのは花弁表側の細胞が横方向に伸長するためだと考えられます。サニーフィリップでは、花弁の特定の部位において その伸長が阻害されているのかもしれません。さらにその阻害の程度は環境などの影響で変わりやすいのかもしれません。

【まとめ】

  1. キク科では舌状花の花弁基部側が開かず先端だけ開くスプーン咲きの品種があります
  2. 菊のスプーン咲きでは頭花全体の印象から風車菊と呼ばれることがあります
  3. オステオスペルマム・サニーフィリップでは、花弁が筒状になるのは先端寄りの短い部分のみです
  4. サニーフィリップでは、理由は不明ですがスプーン咲きの筒状部分が開き気味になることがあります
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