【ラトックシステム】
■実売6万円でDSDネイティブ再生に対応した「RAL-DSDHA1」
192kHz/24bitまでのリニアPCMと、DoP(DSD Audio over PCM Flames)方式のDSD音源に対応するUSB-DACだ。
WASAPIモードにも対応しており、Windows 7やVistaではさらなる高音質再生が可能となっている。そのかわり(特にDSDに対応するため)、「RAL-24192HA1」のようにWindowsの標準ドライバーでは動作せず、付属するUSB Audio Class 2.0ドライバーをインストールする必要がある。なお、Macについては標準でUSB Audio Class 2.0ドライバーが搭載されているので、新たなドライバーのインストールは不要だ。
実売6万円前後のミドルクラス製品ながらDSD再生に対応しているというトピックだけでも十分に魅力的な「RAL-DSDHA1」。しかし、最大の注目ポイントといえば、Wolfson製DAC「WM8742」が生み出すサウンドだろう。
高級オーディオ製品などに採用実績のあるこの高性能DACは、PCMだけでなくDSDにも対応しているため、フォーマット変換などの前段階なしにネイティブにD/A変換を行うことができるのだ。これは大きなアドバンテージと言える。また、「WM8742」の高いクオリティを活かしきるため、内部に2個の単体クロックモジュール(22.5792MHz、24.576MHz)を搭載。再生する音楽データのサンプルレートに合わせてクロックモジュールをセレクトし、より正確なタイミングでD/A変換を行うことで、歪の少ないアナログ波形を生成しているという。
音質
さて、気になるサウンドを確認すべく、まずはリニアPCM音源を再生してみる。音色傾向としては、芯のしっかりした力強い、フォーカス感の高いサウンド。音楽を躍動的に奏でてくれている。解像感も高く、表現も丁寧だが、何よりもノリの良さ、グルーブ感の高さが格別といえる。丁寧な作りによって「WM8742」ならではの実力をしっかりと引き出している印象だ。
続いてDSD音源を聴いてみると、こちらは力強さやフォーカス感の高さを保ちつつも、さらに密度感の高い、中域にしっかりした厚みを感じられるサウンドとなった。そのため、ボーカルがいつもより数段感情豊かに、印象強く聴こえる。おかげで、音楽への埋没度もかなり高い。夢中になって聴き込みたくなる、上質なサウンドだ。
格安オーディオは、オーディオ専門店でんき堂スクェア♪
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続いてDSD音源を聴いてみると、こちらは力強さやフォーカス感の高さを保ちつつも、さらに密度感の高い、中域にしっかりした厚みを感じられるサウンドとなった。そのため、ボーカルがいつもより数段感情豊かに、印象強く聴こえる。おかげで、音楽への埋没度もかなり高い。夢中になって聴き込みたくなる、上質なサウンドだ。
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