お勧め商品&レビュー

お勧めの商品や製品、使用感想や一般レビューを紹介します。

フィリップス F1

2015年06月30日 | オーディオ製品







ハイレゾ対応のコンパクトなヘッドホン!【新製品】PHILIPS(フィリップス) Fidelio F1【送料無...

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フィリップス F1
■ハイレゾ音源を使って試聴

ではハイレゾアルバムをF1で再生して試聴インプレッションを綴ってみたい。登場するのは次の3タイトル。高田漣『コーヒーブルース~高田渡を歌う~』(96kHz/24bit)、原田知世『恋愛小説』(96kHz/24bit)、パンチブラザーズ『The Phosphorescent Blues』(96kHz/24bit)。なお、プレーヤーはAstell&Kernの「AK120II」を使用している。

日本フォークシーンの開拓者であり、かつ独特な存在でもあった高田渡。彼の息子で弦楽器のマルチプレーヤーとして、近年八面六臂の活躍を見せる高田漣が、父ゆかりの楽曲をカバーしたのが『コーヒーブルース~高田渡を歌う~』である。

F1は、父親であり偉大なミュージシャンに対する想いのこもった楽曲たちを、温かなトーンで表現した。作品の内容と音質とがシンクロしたかのようである。また、ヴィンテージのマイクやレコーダーなどを用いて一発録音されたそうで、それは特にボーカルの柔和さに現れている。アコースティックギターやスライドギターの抑揚やうねりも感じさせ、高域は耳を刺激しない。

原田知世は女優としての活動はもちろんのこと、ミュージシャンとしてのキャリアも長い。高田漣とはバンド、pupaのメンバー同士でもある。『恋愛小説』は伊藤ゴローのプロデュースや編曲による、洋楽のカバー集。

2曲目のソウル風味で味付けされたノラ・ジョーンズの「ドント・ノー・ホワイ」はアルバムのハイライトのひとつだ。原田のボーカルはクリアで、リズム隊には重みがあり音楽を引き締めている。それに、ホーンセクションはしなやかさを伴って伝わってきた。

続くレナード・コーエンの「イン・マイ・シークレット・ライフ」は、翳りのある歌声と余韻たっぷりのソプラノサックスやウッドベースが、寂しげな雰囲気を織り上げている。本機は音場の密度の高さも感じさせてくれる。その上、このテイストは音量を絞っても味わえる。

最後は、マンドリンやバンジョー、フィドルなどで構成されるアメリカの5人組バンド、パンチブラザーズの『Phosphorescent Blues』。タイトルにある“Phosphorescent”にlampを付けると蛍光灯という意味だから、青白く光るブルースということだろうか。ジャケットはベルギー出身のシュルレアリスト、ルネ・マグリットの作品から採られている。それはともかく、彼らが面白いのは、カントリーやブルーグラスで用いられる楽器を駆使して、オルタナティブロックにも通じる世界を創出していること。また、このアルバムではドビュッシーやスクリャービンの作品もカバー。実にユニークなアプローチでひとつの世界を作り上げているのだ。

F1で再生する「I Blew It Off」では、バンジョーやマンドリンの弦が弾かれる一瞬一瞬が立ち上がり素早く伝わってくる。ドラムスの迫力も十分で、厚みもある。ボーカルやベースは耳の中に直線的に届く。それはプレーヤーたちの腕の確かさまで感じさせるほどだ。しかも、音楽全体が散漫にならず、各パートが程よく調和し躍動している。

KEF Reference 5

2015年06月30日 | オーディオ製品







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Reference 5
低音が俊敏に立ち上がり隅々まで音場が見通せる♪
最上位のReference5は他のスピーカーと同一口径ながらウーファーが4基に増えているため、同時に動く空気の絶対量は相応に大きくなる。設置スペースにはそれなりの余裕がある方が良いのはもちろんだが、他の2つのスピーカーと同様、低音の立ち上がりは俊敏で、音が消えるときの制動も速いので、同サイズのフロア型スピーカーに比べるとハンドリングは良さそうだ。本誌試聴室の実質的な面積は20㎡程度なのだが、その小さな空間で大編成のオーケストラを聴いても低音が飽和することはなく、音場は隅々まで見通しが利く。

質感と量感の両立は多くのスピーカーが目指してきたテーマだが、それを高い次元で実現するのは簡単ではない。Referenceシリーズの革新性はまさにそこにある。

KEF Reference3

2015年06月30日 | オーディオ製品
KEF







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Reference3 
鮮鋭度の高い低音を支えに中高域が澄んだ音色を奏でる♪
Reference 3はキャビネットの容積に余裕が生まれ、ウーファーも2発に増えているが、それによって低音のアタックが緩む気配はない。ブックシェルフ型にも負けない鮮鋭度の高い低音を支えに中高域が澄んだ音色を奏でる例として、オルガン伴奏の合唱曲『アヴェ・ヴェルム・コルプス』を挙げておこう。キャビネットの共振が残るスピーカーでこの演奏を聴くと、足鍵盤で演奏されるベース音が特定の音程で制動できなくなり、前後の音に比べて音量が極端に大きくなったり、輪郭がにじんで異様に広がってしまうことがある。Reference3は低音の旋律に不自然な凸凹がなく、しかも全ての音色を正確に聴き取ることができる。澄んだヌケの良い低音はメロディの音域を邪魔せず、ハーモニーの基礎をしっかり支えてくれるのだ。

KEF Reference 1

2015年06月30日 | オーディオ製品







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Reference 1
外見からは想像できないほど力強く豊かな低音を繰り出す♪
ブックシェルフ型のReference 1はシンプルな3ウェイ構成でウーファーは1基のみ。朗々とした低音を引き出すのは無理があると思いがちだが、実際には外見からは想像できないほど力強く豊かな低音を繰り出してくる。しかも、量感の余裕に加えて、立ち上がりと立ち下がりがなまらず、鮮明な輪郭を描き出すことにも注目したい。キャビネットの不要共振を徹底して排除することで、量感を確保したままブレやにじみのない低音を引き出すことに成功したのだ。

ベースとヴォーカルのデュオ(ムジカ・ヌーダ)を本機で聴くと、ベースが鳴り続けているときにも声の余韻が消えていく様子が鮮明で、高音部が澄んだ響きを失わないことに気づく。ヴォーカルの音像は中央にピンポイントで定位し、イメージが広がりすぎたり、輪郭が曖昧になることがない。低域と中高域の干渉が少ないからこそ、同軸型ユニットならではのまとまりの良い定位が生きてくるのだ。Reference 1はシリーズのなかで一番コンパクトなスピーカーだが、駆動力に余裕のあるアンプを組み合わせ、堅固なスタンドに載せることさえ配慮すれば、低音の量感不足を感じる心配はない。

6月21日(日)のつぶやき

2015年06月22日 | ミリタリー 自衛隊

Fidelioシリーズに待望のNCヘッドホンが登場。フィリップス「NC1」を試聴する goo.gl/4A3ZQi


ラビット: Fidelioシリーズに待望のNCヘッドホンが登場。フィリップス「NC1」を試聴する pkydf638.blogspot.com/2015/06/fideli…
機能性にも磨きをかけたFidelioらしさが光るノイズキャンセリングヘッドホン


エレコムのハイレゾ対応イヤホン第二弾「EHP-CH3000」レビュー goo.gl/rkuZO2



エレコムのハイレゾ対応イヤホン第二弾「EHP-CH3000」レビュー

2015年06月21日 | オーディオ製品







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このドライバーは「前置ネオジウムマグネット」で磁力のロスを減らして動きの速さを引き上げているが、その速い動きを受けても変形しないだけの振動板剛性があってこそ、力強い低音といった効果が発揮されるわけだ。

ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する音孔構造「Magnetic Turbo Axial Port」も引き続き搭載。

外装の素材は、ドライバーケースとハウジングが高剛性アルミ素材とのこと。実物を見たところカーキの部分がプラスチック系素材、ドライバーを収納している本体とケーブルとの接合周りのアーム部分がアルミのようだ。プラスチック系素材の部分はマット仕上げ。

■見た目に反した正統派サウンド

さてそれで肝心の音なのだが、EHP-CH2000の印象から極端な変節はない。「低重心だが低域過多ではなく、高域も派手にせずしっとりとした落ち着きのある音調」という方向性を、この見た目にして、しっかり推し進めている。

相対性理論「たまたまニュータウン(2DK SESSION)」冒頭のバスドラムの柔軟性を備えてどしんとした重量感はこの曲の雰囲気にも合っており、この曲を聴き込んでいる方にも納得できるであろう感触だ。ベースも同じく柔軟性と量感を豊かに備える。

ハイハットシンバルなど高域は、低域の充実と相対的に見ると存在感が少し弱くはなるが、しかしこちらの感触も柔軟で良好。粒子感や質感の柔らかなきめ細かさは特筆にも値する。例えばこの曲のやくしまるさんや「こきゅうとす」での花澤香菜さんの声は、ふわっと柔らかくほぐれながらも息遣いのシャープな成分も生かしてあり、実に見事だ。

他の楽器の音色も、例えば特にエレクトリックギターのクリーントーンの滑らかな艶は素晴らしい。TM NETWORK「Beyond The Time」やTECHNOBOYS P.G.「SHaVaDaVa in AMAZING♪(OUT OF LOGIC)」等でそれを聴くことができる。

TECHNOBOYS P.G.「SHaVaDaVa in AMAZING♪(OUT OF LOGIC)」はベースのかっこよさも際立つ曲なのだが、その重量感はここでも改めて心地よい。重みはあるのだがもったりとはしないので、曲の躍動感を落とすこともない。

TM NETWORK「Beyond The Time」では空間とそこに広がる粒子も豊かに感じられ、宇宙の情景を自然と思い浮かべられる。

空間性や豊かな粒子感というところでは、Hoff Ensemble「Dronning Fjellrose」の再生も見事だった。教会でのオフマイク録音でその場の響きをたっぷり生かしてある作品だが、その雰囲気も柔らかく濃く再現される。

ということでこのイヤホン、僕の期待通りに「見た目に反しての高品位サウンド」だった。見た目は個性派がいいけど、音は落ち着いた正統派がいいという方にぴったりだ。

また見た目にはこだわるけれど音は特に強い好みがあるわけではないという方に向けて「だったらこれが『いい音』ですよ」と正統派のサウンドを推してくる姿勢にも好感を持てる。

ルックスには少し驚かされたがその音で安心納得。外面の個性は主張するが内面の節度に変わりはない好イヤホンだ。


Fidelioシリーズに待望のNCヘッドホンが登場。フィリップス「NC1」を試聴する

2015年06月21日 | オーディオ製品









Fidelio NC1
ハウジングの上部に目をやると、ドライバーの背圧を逃がすポートも設けられている。この穴のおかげで密閉型ヘッドホンらしからぬ、抜けの良い中高域と切れ味鋭く躍動感あふれる低域が再現される。再生周波数帯域は7Hz〜25kHzと、「Fidelio M2BT)」とほぼ同じ範囲をカバーする。インピーダンスは16Ω、感度は107dB。

■エネルギーの引き出し方が上手なヘッドホン

Fidelio NC1のサウンドは、PonoPlayerを使ってハイレゾの音源をリファレンスに試聴してみた。

ジャズ・ギタリスト、小沼ようすけのアルバム『GNJ』から、冒頭の楽曲「Jungle」では解像表現力の高さを実感。ギターの音色はエネルギーを前面に押し出す。余韻の階調感もきめ細かく滑らか。ベースラインは輪郭が太く、量感もどっしりとしているが足も速い。ディティールの情報量が豊富なので、特に弦楽器の表情は色彩が鮮やかで変化にも富んでいる。パーカッションは細かな音の粒まではっきりと象る。自然な透明感が心地良く、音楽を聴く脳に安らぎを与えてくれる。

ボーカル曲との相性の良さ、心地良いリスニング感はFidelioのMシリーズに通じるものがある。生命力に満ちていて、余韻も伸び伸びとしてふくよかだ。ジェーン・モンハイトやノラ・ジョーンズなど女性ボーカルの艶めかしさにはうっとりとさせられた。声に余計な色を付けたような不自然さがないから、余計に真に迫るものが感じられるのだろう。

アコースティックセッションの楽曲はボーカルとバンドの楽器とのセパレーションも良好。鳴っている音の位置関係を立体的に把握できる。ピアノやアコースティックギターなど、生楽器の艶ときめ細やかなタッチの余韻にも注目したい。バランスはフラットだが、各帯域の音の旨みを色鮮やかに引き出す。朝日を浴びているような、心地良く鋭気がみなぎるサウンド。

ピアノコンチェルトは、ピアノが奏でる主旋律がオーケストラに埋没して滲んでしまうことなく、センターで力強く煌めきながら主張する。ひとつひとつの音の粒立ちがよく、長音のサスティーンはきりっとして伸びやかだ。オーケストラは縦横いっぱいにスケールが広がり、合奏の一体感も色濃く反映される。それでいてS/Nもよくディティールが鮮明に描写される。ピアニッシモで展開する木管楽器のソロは細かい抑揚まで浮かび上がる。張り詰めた冷たい空気までも蘇えらせるような緊張感も良い。

エレクトロ系の音源はダフト・パンクのアルバムでチェックした。低域は量感とエネルギーが充実しているけれど、解像度や透明感もまったく損なわれていない。骨太なのに瑞々しく繊細な一面も見せる。ボーカルの高域が非常にクリアで、余韻の伸びやかさも秀逸。色んな楽器の音が重なり合ってくるパートもレイヤーの分かれがよく、音が混じり合ってフォーカスがボヤけてしまうことがない。リズムのアタックは立ち上がりも鋭く、音像の立体感にも富む。緻密に描かれる立体的なサウンドスケープに引き込まれ、気が付けばそこに意識を集中させて耳を澄ましてみたくなるサウンドだ。

リファレンスのプレーヤーをiPhoneに変えて音楽を聴いてみても、エネルギーの引き出し方が上手なヘッドホンというインプレッションは変わらない。ノイズキャンセリングの効果が高いので、過度にボリュームを上げなくてもボーカルを中心とした中低域の厚みと力強さ、高域の艶とディティールがナチュラルに再現される。心地良い音楽の一体感に包まれる手応えが味わえた。サウンド、ポータビリティともにスマホによるリスニングにも最適なヘッドホンだ。

全体にNC機能をオンにした方が、中低域がわずかに力強さとタイトさを増して、全体のメリハリが高まるようだが、自然なリスニング感とバランスの良さはNC機能のオン・オフに影響を受けることがない。オーディオヘッドホンとしての自然な音楽再現を優先しながら、機能性にも磨きをかけたFidelioらしさが光るノイズキャンセリングヘッドホンだ。