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お勧め商品&レビュー

お勧めの商品や製品、使用感想や一般レビューを紹介します。

DAC/アンプ内蔵アクティブスピーカー注目機を聴き比べ

2015年12月06日 | オーディオ製品
DAC/アンプ内蔵アクティブスピーカー注目機を聴き比べ
ヤマハ NX-N500







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ピュアオーディオ用のブックシェルフスピーカーだ。内蔵するUSB-DACはDSD 5.6MHzのネイティブ再生、およびリニアPCMはUSB入力時で384kHz/32bitまで、ネットワーク再生時で192kHz/24bitをサポートする強力なDACのスペックが売りだ。

PCにUSBケーブルで直付けするなら、いまハイレゾの上位にあるフォーマットのファイルも再生できる将来性の高いモデルなのだが、スピーカーはサイズが大きく出音のパワーもかなりあるので、デスクトップ再生よりも、10畳前後の部屋にもしっかり音が満たせるぐらいの本格ルームリスニングにも対応できるモデルといったところだろうか。このようなサイズ感、パワーの製品ということで、PCとつなぐ際には長いUSBケーブルを室内に引き回すか、スマートにWi-Fi経由でセットアップするかを選ぶ必要がある。もちろんどちらのパターンでも聴ける環境づくりがベストだ。

背面にバスレフポートを搭載。左側のスピーカーにデジタルインターフェースやDAC回路を内蔵する

ネットワーク接続の方法はPCとWi-Fiダイレクトでつなぐか、またはルーター経由でも可能。スマホやタブレットに保存した音楽をより手軽に楽しむならBluetooth接続も手軽だ。さらにテレビやCDプレーヤーなどには光デジタル接続ができるし、ポータブルオーディオ機器と有線接続ができるようにステレオミニ端子も装備した。スピーカー端子はないので、通常のパッシブスピーカーとしてHiFiコンポーネントにつなぐことはできない。

背面には電源ボタンやワイヤレス接続のスイッチも設ける

Wi-Fi接続のセットアップはモバイルアプリ「MusicCast CONTROLLER」で行う。画面に表示されるガイダンスに従って設定していけば、多少ネットワークオーディオ機器に心得のある方なら難なく導入できるはずだ。アプリはマルチルーム環境のコントローラー機能も備え、家庭内に設置した複数のMusicCastアプリに対応するヤマハのオーディオ機器のマネージメントや、対応機器間での音楽コンテンツの共有などがアプリから行える。ヤマハではこれを独自の新機能「MusicCast」として訴求している。アプリからはエリアごとのソースの切り替えのほか、インターネットラジオの選局、音質調整、本体の電源管理や音楽再生のプレーヤー操作などができる。

左右スピーカー間のオーディオ信号をバランス接続するためのケーブルと、Wi-Fiを左側スピーカーに内蔵しているため、左右スピーカーをLANケーブルでつなぐ

トゥイーターとウーファーをそれぞれ個別のパワーアンプで駆動するバイアンプ方式を採用したことで、力強く張りがあって、各帯域のセパレーションが明瞭なサウンドを特徴としている。

本機は特にスケールが大きく、広めの部屋でも安定感の高いサウンドを再現できるスピーカーであることを確かめられた。ボーカルの定位が鮮やかで、ディティールの引き出し方も自然。音楽の耳当たりがとても滑らかだ。

大編成のオーケストラは広大な情景を描き出す。低音の力強いアタック感が演奏に緊張感を生む。ダイナミックレンジが広く、ジャズピアノの躍動感あふれる演奏が蘇る。アレンジの複雑なJ-POP系のハイレゾ楽曲もディティールが鮮明に浮かび上がってきた。

価格はペアで10万円(税抜)。USB-DACとアンプ、パッシブスピーカーを一式揃える道のりに比べれば総体的にリーズナブルだと言える。あとは本格的なオーディオ用のブックシェルフスピーカーほどあるサイズ感をどう捉えるかだろう。おそらくはデスクトップでのニアフィールド環境よりもルームリスニングで真価を発揮するスピーカーだ。

アプリのセッティングは特に複雑ではないが、左右スピーカーの間を付属のLANケーブルとバランスケーブルでつなぐ必要があるので、置き方に工夫が必要だ。左右のチャンネルセパレーションを高めるため、電源ケーブルは両方のスピーカーにつなぐ仕様としているが、よりシンプルな設置を優先するなら電源ケーブルの接続は片側のスピーカーだけで済ませたかったように思う。アプリの操作性は快適。マルチルーム対応やWi-Fiリスニング、インターネットラジオなど楽しめるソースも幅広い。プレーヤー機能の使い勝手も上々だ。マルチユーティリティなスピーカーとしてチェックしたい。
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富士通テン TD-M1







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富士通テン、ECLIPSEブランドの卵型スピーカーのラインナップに昨年から加わった全部入りで、しかもワイヤレス対応のスピーカー。USB-DACは192kHz/24bitまでサポート。Wi-Fi接続は主にAirPlay対応を主眼としているが、ルーターモードでNASにつなぎネットワーク経由で音楽再生を楽しむこともできる。ただしこの場合は再生品質が44.1kHz/16bitに制限される。iOS機器とはルーターを介さずにダイレクトモードで直接つないだ状態からCD品質のワイヤレス再生も可能だ。Bluetooth機能は搭載しない。

ほかにも3.5mmステレオミニ経由でテレビや外部オーディオ機器につなげられるほか、USB-AコネクタにはiPhone/iPadをデジタル接続して高品位なサウンドが楽しめる。入力切り替えやボリュームのアップダウンは本体フロントパネルのタッチセンサーから操作ができるほか、専用のリモコンアプリ「TD Remote」を使う手もある。

背面端子部。USB-A端子はiOS機器のデジタル接続用
本機のサウンドフィロソフィーの中核には、ECLIPSEのTDシリーズが長年採用してきた、インパルス応答を高めながら原音に限りなく近いスピーカー再生を実現するための「タイムドメイン理論」が根を張っている。

グラスファイバー素材の8cmフルレンジユニットを採用
DAC部にはオーバーサンプリングフィルターを取り除いた「Non Over Sampling DAC」(NOS-DAC)を採用。元来はDA変換の際に発生するノイズを取り除くために使うオーバーサンプリングフィルターよりも、時間波形の正確さを重視するタイムドメイン理論をベースにしたスピーカーならではの正確な音を優先的に追求した。なおノイズが気になる場合にはオーバーサンプリングのフィルター効果をアプリでオンに切り替えて聴くこともできる。

音の輪郭を明瞭に、かつボディを力強く描くサウンドだ。ボーカルは滑舌がシャープで歯切れよい。ロックの音源はギターのカッティングがきれいに揃って粒立ちも鮮やかだ。ドラムスやベースの瞬発力が高く、奥行きの深い演奏を聴かせる。

モニタースピーカー的に冷徹な正確さではなく、例えば女性ボーカルはしっとりとしていて生々しく、はっと驚くほどに距離感を近く感じさせる。

ジャズギターのメロディラインは抑揚が鮮やかに浮かび上がり、プレーヤーが音に込めた感情までも表現する。オーケストラは音楽の一体感が非常に高く、音が束になってぶつかってくるような迫力がある。弦楽器はウェットでしなやかな音色に引きこまれる。弦バスやティンパニの低音もぐんと深く沈む。つまりは音楽性も非常に豊かなスピーカーだ。

デスクトップに置いた環境でのニアフィールドリスニングの質は圧倒的。やや大きめので、デスクトップに置くためのスペースを確保する必要があるのだが、角度調整機能などを活用すればスイートスポットはつくりやすいと思う。

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KEF EGG







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クラスDのデジタルアンプを内蔵し、スピーカーは2ウェイ・バスレフ構成。ベースにはKEFのスピーカー向け特許技術である点音源「Uni-Qドライバー」が活きる。115mmアルミ製ミッドレンジコーン型ウーファーの中心に19mmアルミドーム・トゥイーターをマウントし、両ユニットを点音源として動作させることで、優れた位相特性を獲得できる仕組みだ。デスクトップでのニアフィールドリスニングではワイドに広がる音場感が得られる。

左右のスピーカーは右端の専用端子のケーブルでつなぐ。PCとの接続に使うのはminiUSBケーブル
USBオーディオ再生時は、本体に付属するmini USBタイプのケーブルでPCにつなぐだけ。Bluetoothのペアリングは本体のセットアップボタンを長押ししてペアリングモードに入り、ソース機器からペアリング対象として選択する。高音質コーデックのaptXにも対応している。

スピーカーグリルは本体着脱不可。背面の接続端子は光デジタルと3.5mmミニプラグのほか、低域のパワーを補うためにサブウーファーを増やして2.1chシステムを構築するためのサブウーファー専用出力もある。本機単体でWi-Fiなどインターネット接続機能は搭載していないが、USB接続したPC、Bluetooth接続したスマホ経由で音楽配信サービスなどオンラインコンテンツが楽しめる。主要な操作はシンプルに付属リモコンと本体右側スピーカーのボタンで行う。

今回紹介する製品は音元出版の試聴室で一斉に取材した。まず本機「EGG」は、ジャズギターではスチール弦のカリッとした質感やクールなタッチのボーカルを再現する。力強くスピード感のある低音とのバランスもいい。ロックの楽曲ではハイハットやライドの余韻に含まれる音の粒子が磨かれたガラス玉のように煌めく。ボーカルの透明感も高く、芯は少し固めで張りがある印象だった。

オーケストラの空間表現はワイドで、金管楽器やピアノの高域もきれいに伸びる。低域はソリッドで輪郭がシャープに描かれる。量感よりも正確さと彩やかさを重視したチューニングであるように感じられた。

サイズ感、設置性ともにデスクトップでのニアフィールドリスニングに最適なスピーカー。65,000円(税別)と価格もリーズナブルで、PCを中心としたデスクトップでのハイレゾ再生の入門機としても最適だが、192kHz/24bitやWi-Fi接続に非対応なところな、どシンプルな仕様であることを割り切り、音の好みやデザイン、設置性などの面で用途にマッチするかが選択のポイントになる。
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クリプトン KS-3HQM







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コンパクトサイズなのにサウンドはパワフル、PCとUSBケーブルでつなぐだけの簡単セットアップを実現した点が大きな特徴。ほかにも外部機器との接続手段として光デジタル経由でテレビへ、3.5mmジャックでポータブルオーディオ機器につなげる拡張性もある。一方でBluetoothやWi-Fiなどワイヤレス再生の機能は搭載していない。本機もシンプルにPCとUSB接続して楽しむのに向いているスピーカーだ。

背面端子部。USB-B型の端子を採用

エンクロージャーはオールアルミ製。専用の鉄球入りのスピーカーベースが付属してくるところにも国産スピーカーメーカーならではの高音質再生へのこだわりを感じる。

サウンドは低域の重心が低く安定感が高い。ボーカルの定位が極めて鮮明で、声質が素直に再現される。輪郭のタッチもきめ細く滑らかだ。ジャズギターは音色が明るく、メロディラインが映える。弦が柔らかくしなり、余韻が膨らんでいく様子がイメージとともに伝わってくるような生音のリアリティが蘇る。S/Nが良く、オーケストラは見晴らしがクリア。細部まで立体的な空間を描き切る。

鉄球入りの専用スピーカーベースが付属する

低域の音像は太くて芯が強い。上原ひろみのピアノはダイナミックレンジの幅が広く、濁りのない低域が深く沈み込む。サイモン・フィリップスが叩くドラムスはスネアの切れ味鋭いアタックや激しいシンバルの炸裂感も、破綻せずにディテールを丁寧に再現する。余韻の柔らかさときめ細かさがこのスピーカーの持ち味と言えそうだ。情熱的な演奏なのに、優しく包み込まれるようなふくよかさがある。

セットアップの手軽さ、サイズ感ともに、デスクトップ環境でのニアフィールド再生におけるベストな選択肢の一つではないだろうか。様々なタイプのハイレゾ音源からエッセンスを引き出せるパフォーマンスの高さに、国産スピーカーブランドが長年培ってきたノウハウの重みを感じる。次世代モデルではDSD対応にも期待したい。

SoftBank SELECTION「SE-5000HR」の使い勝手や音質をチェックする

2015年12月06日 | オーディオ製品
SoftBank SELECTION



















携帯電話との親和性や、通話環境をより快適にしたいという基本思想を持つ「SoftBank SELECTION」。当然、本機にもマイク付きリモコンが付属し、ヘッドセットとしても利用できる。
マイク付きリモコン
 
裏にはブランドロゴ

リモコンはワンボタンで着信時の通話開始、音楽再生、音声検索に対応。iPhoneと組み合わせて音楽を聴く場合、ワンクリックで再生または停止、2回素早くクリックすると次の曲にスキップ、3回素早くクリックするとスキップバックといった具合だ。

Android端末はモデルによって一部動作が異なるが、ソフトバンクおよびワイモバイルが取り扱うモデル群との動作対応表もしっかり用意されている。さすがは携帯キャリアのグループ企業。きちんと動作確認が行われている、ユーザーにとって安心材料と言える。

リモコンはアルミ素材で覆われ、見た目の美しさに加え、余計な電磁的ノイズの混入や放出を抑える役割を果たしているという。ケーブルの芯線にはケブラー繊維を含み、柔軟さと耐久性を両立。プラグ部もアルミハウジングを採用し、L型で強度と接続安定性を確保。毎日の通勤や通学など、酷使されがちな環境下でも安心して使える堅牢性も備えている。
プラグ部
■音質インプレッション:ワイドレンジでキレが良く表現力も高い

音質はiPhone6に直接接続して試聴したほか、ポータブルヘッドホンアンプと組み合わせてのハイレゾ試聴も行った。

結論から言えば、非常に高音質だ。一聴してシルキーで艶やかな音色に魅了された。基本として低域から高域までワイドレンジでエネルギーバランスが整い、強調感の無い素直な音調が好ましい。濁りや余計な響きを感じさせず、音楽信号がピュアに鼓膜に届くのだ。
旧製品と周波数特性を比較したグラフ

例えば打楽器はアタックの立ち上がりが極めて俊敏で後を濁さないキレの良さが絶品。一打が単調にならず、立ち上がりから収束まで、表情の変化をニュアンス豊かに聴かせる。ジャズ系との相性も良い。アート・ペッパーのサックスは吹き上がりのダイナミズムが感じられるのも特筆に値し、イヤホンとしては珍しいサウンド体験ができた。

ヴォーカル系は、澄み切った音場の中に、開放的な広がりが感じられる心地良いもので、ジャンルを選ばず気持ち良く堪能できた。「原音に忠実」という言葉では言い表せないほど表現力が高く、アーティストが込めた想いや音楽性まで伝わってくる。

こうした完成度の高いサウンドに到達した背景には、ボイスコイルに超軽量なCCAW(銅クラッドアルミ線)や硬質なチタンコート振動版を用いたドライバーのレスポンスの良さと、シンプルな構造でありながら、音の劣化要因を取り除くという、オーディオの王道的な設計手法を突き詰めた結果と言えるだろう。料理にたとえるなら、シンプルな調理で素材の旨みを引き出すのに似ている。

iPhoneとの組み合わせでも鳴りが良く、ポータブルヘッドホンアンプやハイレゾDAPなどを使った場合は、ハイレゾ音源の持つ空気感や、瑞々しい解像度感もしっかり表現する。オーディオプレーヤーを選ばないオールマイティーさも本機のアドバンテージと言って良いだろう。

美しいデザインと類まれなる高音質。オーディオ専業メーカーと比較しても互角以上の出来栄えながら、価格は8,880円というから驚きだ。こうしたリーズナブルな価格が実現できたのは、余計なものをそぎ落とした洗練の美と言える。

ブランドにソフトバンクの名を冠しているが、本機はどのキャリアのどの端末でも使える。ハイレゾ対応スマホやDAPと組み合わせるもよし、iPhoneと組み合わせるのもよし。気軽に上質な音を楽しみたいユーザーにおすすめできる良品である。

VGPの主要賞をダブル受賞した本機。そのクオリティーは審査員の折り紙付きで、自信を持ってお勧めできる良品だ。ぜひ店頭で、自身の耳で確かめてほしい。

SoftBank SELECTION「SE-5000HR」の使い勝手や音質をチェックする

2015年12月06日 | オーディオ製品
SoftBank SELECTION



















携帯電話との親和性や、通話環境をより快適にしたいという基本思想を持つ「SoftBank SELECTION」。当然、本機にもマイク付きリモコンが付属し、ヘッドセットとしても利用できる。
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リモコンはワンボタンで着信時の通話開始、音楽再生、音声検索に対応。iPhoneと組み合わせて音楽を聴く場合、ワンクリックで再生または停止、2回素早くクリックすると次の曲にスキップ、3回素早くクリックするとスキップバックといった具合だ。

Android端末はモデルによって一部動作が異なるが、ソフトバンクおよびワイモバイルが取り扱うモデル群との動作対応表もしっかり用意されている。さすがは携帯キャリアのグループ企業。きちんと動作確認が行われている、ユーザーにとって安心材料と言える。

リモコンはアルミ素材で覆われ、見た目の美しさに加え、余計な電磁的ノイズの混入や放出を抑える役割を果たしているという。ケーブルの芯線にはケブラー繊維を含み、柔軟さと耐久性を両立。プラグ部もアルミハウジングを採用し、L型で強度と接続安定性を確保。毎日の通勤や通学など、酷使されがちな環境下でも安心して使える堅牢性も備えている。
プラグ部
■音質インプレッション:ワイドレンジでキレが良く表現力も高い

音質はiPhone6に直接接続して試聴したほか、ポータブルヘッドホンアンプと組み合わせてのハイレゾ試聴も行った。

結論から言えば、非常に高音質だ。一聴してシルキーで艶やかな音色に魅了された。基本として低域から高域までワイドレンジでエネルギーバランスが整い、強調感の無い素直な音調が好ましい。濁りや余計な響きを感じさせず、音楽信号がピュアに鼓膜に届くのだ。
旧製品と周波数特性を比較したグラフ

例えば打楽器はアタックの立ち上がりが極めて俊敏で後を濁さないキレの良さが絶品。一打が単調にならず、立ち上がりから収束まで、表情の変化をニュアンス豊かに聴かせる。ジャズ系との相性も良い。アート・ペッパーのサックスは吹き上がりのダイナミズムが感じられるのも特筆に値し、イヤホンとしては珍しいサウンド体験ができた。

ヴォーカル系は、澄み切った音場の中に、開放的な広がりが感じられる心地良いもので、ジャンルを選ばず気持ち良く堪能できた。「原音に忠実」という言葉では言い表せないほど表現力が高く、アーティストが込めた想いや音楽性まで伝わってくる。

こうした完成度の高いサウンドに到達した背景には、ボイスコイルに超軽量なCCAW(銅クラッドアルミ線)や硬質なチタンコート振動版を用いたドライバーのレスポンスの良さと、シンプルな構造でありながら、音の劣化要因を取り除くという、オーディオの王道的な設計手法を突き詰めた結果と言えるだろう。料理にたとえるなら、シンプルな調理で素材の旨みを引き出すのに似ている。

iPhoneとの組み合わせでも鳴りが良く、ポータブルヘッドホンアンプやハイレゾDAPなどを使った場合は、ハイレゾ音源の持つ空気感や、瑞々しい解像度感もしっかり表現する。オーディオプレーヤーを選ばないオールマイティーさも本機のアドバンテージと言って良いだろう。

美しいデザインと類まれなる高音質。オーディオ専業メーカーと比較しても互角以上の出来栄えながら、価格は8,880円というから驚きだ。こうしたリーズナブルな価格が実現できたのは、余計なものをそぎ落とした洗練の美と言える。

ブランドにソフトバンクの名を冠しているが、本機はどのキャリアのどの端末でも使える。ハイレゾ対応スマホやDAPと組み合わせるもよし、iPhoneと組み合わせるのもよし。気軽に上質な音を楽しみたいユーザーにおすすめできる良品である。

VGPの主要賞をダブル受賞した本機。そのクオリティーは審査員の折り紙付きで、自信を持ってお勧めできる良品だ。ぜひ店頭で、自身の耳で確かめてほしい。

AKG「Y50BT」レビュー:人気モデルがBluetooth対応になって登場。音質や外観の違いをチェック!

2015年12月01日 | オーディオ製品








【送料無料】 AKG ブルートゥースヘッドホン(ブラック) Y50BTBLK

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デザインや機能についてはY50をそのまま踏襲。サウンドの中核を担う40mm口径のダイナミックドライバーも他のYシリーズの機種と同様に搭載した。

「Y」は“Young Pro”を意味しており、比較的若年層の音楽ファンで、サウンドやモノとしての上質な質感にもこだわる層にアピールする。AKGのトラディショナルな正円形のイヤーカップとしながら、ハウジングのシェルに鮮烈なカラーリングを施して、ブランドロゴも大きくあしらった特徴的なデザイン。独特のキャラクターが生まれた背景には、従来通りのAKGのデザインイメージを再定義する狙いがあった。実際にY50が多くのAKGファンの目を惹き付ける理由の一つに、そのインパクトの大きなデザインがある。

本体はAKG独自の「3D-Axis2」機構によってコンパクトに折りたためる。バッテリーはフル充電から最長約20時間の連続リスニングをカバー。通勤・通学時に毎日使うとしても、週末に1回だけフル充電すれば充分なので、使いたいときにバッテリーがない!という煩わしさはほぼ感じないだろう。付属のポーチに入れて、着脱できる1.2mのストレートケーブルを一緒に持ち歩けば、本体のバッテリー容量が尽きてしまった“もしもの時”にも有線リスニングで対応できる。一般的なmicroUSBケーブルを使って充電できるのも安心だ。

なおBluetoothのオーディオコーデックはベーシックなSBCのほか、aptX/AACをサポート。SCMS-T規格のコンテンツ保護にも対応しているので、ワンセグ/フルセグの音声も受けて聞くことができた。音楽再生だけでなく、テレビ番組のリモート視聴を楽しむ時にも活躍してくれそうだ。

Yシリーズの音づくりの要になる40mm口径のダイナミックドライバーは、本機も採用している。ワイヤード機のY50はクリアな中高域に分厚い低音、そして何よりつながりのよいスムースなサウンドを特徴としていたが、Y50BTでも同じコンセプトが受け継がれているのだろうか。aptXに対応しているXperia Z5に接続して、ワイヤレス再生の音質をチェックした。

■分厚く芯の強い低音。ワイヤレスの利便性と音質を両立

Xperia Z5と組み合わせてaptX接続。Bluetoothのサウンドを試聴した

小沼ようすけ「GNJ」のトラック『June 7th』では、煌びやかなエレキギターの旋律を分厚く広がるベースが優しく包み込む。低域も十分にクリアなので、中高域をマスクしてしまうことはなかった。パーカッションやドラムスの乾いたリズムも抜けがいい。ピアノコンチェルトでは、弦バスや打楽器の低音がぐんと沈み込んで重厚な演奏を聴かせる。弦楽器は和音がきれいに溶け合ってゆったりと広がる。余韻の階調感も自然なきめ細かさだ。ピアノが奏でる主旋律も音像が明瞭で、ダイナミックレンジも広く再現される。帯域のつながりがとてもスムーズに再現されるところはY50と共通している。

分厚く芯の強い低音はエレクトロ系の楽曲にぴったりはまった。ダフト・パンクの『Doin' It Right』では、伸びやかで音色の濃い低域が空間に充満していく。透明なボーカルやシンセサイザーのメロディが重なり合いながら、一体感あふれる音楽が生まれた。

AWAのストリーミング音源も試聴してみた。Wi-Fi環境で最高音質の320kbpsに設定して聴いている。斉藤和義のライブアルバムから『Always』ではドラムスの打ち込みがビシバシと鋭く決まる。バスドラムの低音が空気をぐんと押し出す迫力も見事に再現されている。エレキギターのトーンは明るくキラキラとしている。ボーカルもクリアに突き抜けるゴージャスな演奏だ。ベースラインもやはり輪郭の彫りが深く、厚みのある余韻が広大で立体的なステージの情景を蘇らせた。

May J.『ふたりのまほう』では切れ味鮮やかなボーカルが楽しめた。ハイトーンがとても伸びやかで潤いもある。ストリングスやコーラスが分厚く重なり合って壮大なスケールのハーモニーをつくり出す。それぞれの旋律の音もしっかりと分離している。ベースラインはとても軽快で、気持ち良くリズムに乗りながら音楽に浸れるヘッドホンだ。

 

良い壁コンセントの選び方

2015年08月31日 | オーディオ製品
壁コンセントは各社色々と販売をされているが、個人的にフルテックのFPX (CU)をお勧めします。







 FURUTECH FPX(Cu) オーディオグレード 15A/20A壁コンセント フルテック FPX

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たまに壁コンセント、音の聴き比べ的なものを行うが、メッキが違う、材質が違う等で音が変わるのは当たり前。
基本的に導体抵抗値の少ない、銅の無メッキコンセント並びにプラグ・コネクターをお勧めいたします。

機器本来の音を壊してしまい、オーディオアクセサリーで音のコントロールを行うのであれば、全体的な音を変えてしまう電源ではなく、スピーカーケーブルやラインケーブルの端末、YラグやRCAプラグなどで音を整えるのが間違いありません。

壁コンセントを変えてしまうと、電源の源!音の上流から下流まで全ての音が変わってしまいます。
ですが、4~5000円位捨てても良いと思う方は、パラジウムなど劇的な音の変化があるので、変えてみても良いかも。妖艶でスケベな音。ネットしとした聴いててあきれる音がしますよ!


Ultrasone「Edition M」レビュー

2015年08月31日 | オーディオ製品







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装着感はすこぶる良好だ。側圧はきつくなく、オンイヤー型だが耳へのフィット感は非常にソフト。軽さも相まって、長時間のリスニングでもストレスはさほど感じないだろう。

実際にEdition 8を愛用している筆者だが、その感覚からしてもEdition Mのサウンドは違和感がなかった。中高域の解像感と立体的なスケール感は、まぎれもなくシリーズの血統を受け継いだものだ。くっきりとしたボーカルの音像定位、アンサンブルの豊かな響きなど、軽快な掛け心地も相まって、実に開放的な鳴り感なのだ。さすがに口径の大きなEdition 8に低域の量感と伸びではかなわないものの、同じドライバー口径の他社モデルよりもしっかりとした低音が表現できる。

実際、CHORDのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「Hugo」と組み合わせてみると、圧倒的なそのドライブ力により、ローエンドの力感がグンと増す。ベースのピッチはより克明になり、思わず体を前のめりにしてリズムを刻んでいたのに気付いた。ボーカルもさらにリアリスティックな質感となり、このペアはアウトドアでもぜひ実践してみたいと思った次第。大いに期待して発売を持ちたい「Edition M」である。

お問い合わせ
タイムロード TEL/03-6435-5710 

【SPEC】 ●型式:密閉ダイナミック型 ●ドライバー口径:30mm ●再生周波数特性:10~38,000Hz ●出力音圧レベル:99dB ●インピーダンス:40Ω ●質量:153g ●付属品:1.2mリモートマイク付きOFCケーブル(MMCX-3.5mmステレオミニ)、クリーニングクロス、キャリングバッグ


 


Macでかんたんテレビ視聴 - ピクセラの最新テレビチューナーを試す

2015年08月31日 | オーディオ製品







【送料無料】PIXELA StationTV USB接続 テレビチューナーPIX-DT195【jan 4935508021713】

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ピクセラと言えば、PCやモバイル機器向け映像アクセサリーの開発・商品化に、積極的に取り組んでいるメーカーだ。MacやiOS向け機器が充実していることもブランドの特徴だが、一方ではソフトバンクのオリジナルブランド「SoftBank SELECTION」のパートナーとして、テレビソリューションの提供にも力を入れている。つまり、「Macでテレビ」を楽しむための製品やサービスに関するエキスパートなのである。


背面にアンテナ接続用の同軸端子と、Macに接続するためのUSB端子を用意。バッテリーはMacからのバスパワー給電に対応する。

そのピクセラがMac専用のチューナーを発売したのは、意外にも6年ぶり。今回紹介する「PIX-DT195」だ。多くのWindows PCと異なり、本体にテレビ視聴機能を内蔵していないMacでテレビを見るための外付けアクセサリーだ。この製品カテゴリーではI-Oデータが「GV-M2TV」(関連ニュース)というスティックタイプのMac対応チューナー製品を発売しているが、こちらは地デジ専用。ピクセラの「PIX-DT195」は地デジ・BS・CSの“3波対応”を実現しているところが特長になる。


チューナーにB-CASカードを装着したところ

■PIX-DT195で何ができるのか

本機でできることを大まかに整理しよう。まずは本体のほか、Macでテレビを見るための専用アプリケーション「Station TV」のインストールが必要だ。アプリケーションは同社の特設サイトから無料でダウンロードできる。


PIX-DT195では、テレビ番組が視聴できるようになるだけでなく、Mac本体の内蔵ストレージ、またはUSB-HDDなど外付ストレージへの録画も可能。そしてBD/DVDディスクへの書き込みに対応したMac用のドライブを別途用意すれば、録画したテレビ番組をディスクにダビングすることもできる。

テレビ番組を見ながらWebで情報検索もできるところが、PCで直接テレビを楽しむことのメリットでもある

ホームネットワーク視聴系の機能も搭載している。チューナーで受信中の映像をライブ視聴したり、または録画した番組をホームネットワーク経由で接続したスマホ/タブレット、Windows PCなどで見たりといったことが可能。DLNAとDTCP-IPにも対応しているので、チューナーを接続したMacをDTCP-IPサーバーとして、DTCP-IP対応のテレビや録画機器で放送番組や録画番組を別室で楽しむことも可能だ。もちろん、DTCP-IP対応のプレーヤーアプリケーションを入れたPCで視聴することもできる。

モバイルアプリへの配信を行う前にStation TVアプリからネットワークを選択しておく

2009年に発売された前機種「PIX-DT181-PU0」から新たに追加された機能としては、本体にハードウェアトランスコーダーを搭載したことが挙げられる。これによってH.264コーデックによる圧縮・長時間録画が可能になった。非圧縮のDRモード以外に、長時間録画モードとして圧縮率の異なる「HX/高画質」「HS/長時間」「HL/超長時間1」「HE/超長時間2」の4つを新設。5段階の録画モードが選べるようになった。同時にEPGや画面操作・表示などについてもブラッシュアップを図った。

■画質や操作性は良好

それでは、新製品PIX-DT195のハンドリングレポートへと進もう。はじめのセットアップはとても簡単だ。本体を部屋のアンテナ端子につなぎ、Macには本体に付属するUSBケーブルで接続する。同梱されるB-CASカードもチューナーにセットしておく。

続いてMacに専用アプリケーション「Station TV」をインストール。チューナーをMacにつないだままアプリケーションを立ち上げ、地域と放送波を選択。視聴可能なチャンネルが自動スキャニングされるので、見たいチャンネルにチェックを入れてセットアップは完了。筆者がテストした環境でもすぐにMacでテレビを見はじめることができた。

セットアップ時のチャンネルスキャン。視聴したい局を選ぶ

シングルチューナーということもあり、Macに「テレビを見る・録る」機能をシンプルに加えたいユーザーに最適な製品だ。本体にアンテナケーブルを直接装着するタイプの製品なので、デジタル放送の受信感度は非常に安定している。肝心の画質も大いに満足できる。細部の輪郭がシャープで滲みがなく、目立ったノイズの発生もみられない。

画面をフリックするとチャンネル切り換えができる「フリックカード選局」。当インターフェースは2014年度のグッドデザイン賞も受賞している

番組表をタイル状のレイアウトにして表示することも可能

4種類の長時間録画モードの画質比較もイメージを紹介しておきたい。高画質の「HX」から低画質の「HE」へモードを変えていくに従って、被写体のフォーカスが少しずつ甘くなって、出演者が着ているスーツのテクスチャーなど、立体感が失われてくる。平坦部にもノイズが表れるようになるが、それでもパネルの文字などは十分な精彩感をキープしている。

長時間録画を選んだ場合、1時間あたりの録画で必要になるストレージ容量は「HX:約4GB」「HS:約2GB」「HL:約1.1GB」「HE:約760MB」となる。録画する際にはストレージに最低1GBの残量が必要なので、ニュースや情報バラエティ番組などは積極的に「HE/超長時間2」で録り、なるべくストレージ容量の消費を抑えながら使うのもありだ。
 
「HL」設定時のもの          最も長時間録画できる「HE」設定時のもの

チャンネルの切り替え操作など、プレーヤー画面のインターフェースのレスポンスは機敏でストレスを感じない。メニューの配置もシンプルで理にかなっている。全画面表示から、画面の下側にポインターを当てると表示されるコントローラーは、視聴している番組の画面の上に透過オーバーレイ表示されるので視聴感が損なわれない。視聴中番組の録画はいつでもボタン一つですぐに始められるし、設定メニューの構成はシンプルで無駄がない。

■MacBookよりiMacやMac miniとの相性がベター

一方で不満に感じられた点もある。一つは、やはりポータブルサイズのチューナーとはいえワイヤレスタイプではないので、壁のアンテナ端子からケーブルを引っ張ってMacにUSBケーブルでつなぐと、ノートパソコンの場合は特に行動範囲が限定されてしまう。
 


UL 1015 AWG18 PC-Triple C 配線材登場♪

2015年08月31日 | オーディオ製品
UL規格電線
1015 AWG18 PC-Triple C
img_20150831-140616.jpg
PC-Triple CにUL規格電線が登場♪
定格電圧:600V
定格温度:105℃
仕様書1
仕様書2
AWG18(0.75sq相当品)なので、電源用配線材やスピーカーケーブルとして大活躍するでしょう!

販売店
東京ラジオデパート2階桜屋電機店
ネットショップはこちらから♪

メール:info@sakurayadenkiten.com
お電話:03-3255-6428
受付時間:月曜日〜金曜日 12:00〜17:00 (祝日、当社の指定休日は除く)
土日も営業しております。

㈱千石電商 秋葉原本店地下1階
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-8-5毛利ビル
電話番号    03-3253-4411
営業時間    月〜木    10:30〜19:00
金、土    10:30〜19:30
日    10:00〜19:00
月曜日から木曜日の祝祭日は
開店時間のみ10:00になります。

エントリーポータブルの夏! 6万円台で買えるハイレゾDAP 注目モデル一斉テスト

2015年08月09日 | オーディオ製品
 6万円台で買えるハイレゾポータブルプレーヤー 注目モデル一斉テスト♪
●AK Jr|カッチリクリア系
●PAW5000|柔らかな空気感
●X5 2nd|通常のプレーヤーレベル

…といった感じだ。そして方向性については「好み次第」としか言いようがないので、自分に合うものはどれか?ということで検討してみてほしい。

▼AK Jrの音質







AKのエントリーモデル【ポイント10倍!】【新製品】iriver Astell&Kern AK Jr 64GB スリークシ...

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やや硬質でクリアな音調。いわゆるクール系のモニターサウンドを想像してもらえれば方向性としてはそれに近いはずだ。つまりAKのハイエンドモデルの音調との違和感は少ない。

しかしシビアなモニター系サウンドに追い込んではおらず、もう少しわかりやすい「好い音」に寄せてある。具体的には高域のカチッと感と低域のボリューム感をちょい乗せしてある感じだ。AK120IIをクール系スレンダーお姉さんとすると、Ak Jrはその妹で顔立ちの基本路線は同系統なんだけれどちょっとかわいい系に寄っていて服装が明るくて肉感はちょっとだけぷにっとした印象。…いやこの表現だと「じゃあJrたんの方が完全に上じゃねーか!」って人もいそうだが。

相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」冒頭のバスドラムとハイハットシンバルだけの場面でそこのところが特にわかりやすい。バスドラムの太さや密度感がしっかりとしており、大きなリズムがドンと安定感している。ハイハットの刻みは音色の芯が明確で細かなリズムのニュアンスもはっきり届いてくる。

次に入ってくるベースがグイッと押し出されつつボワンと膨らんではいないこともポイントだ。リスニングに寄せてはいるが基本の土台はモニターサウンド。AKシリーズを名乗るからにはそこを破綻させてはいない。

やくしまるえつこさんのボーカルもやはりやや硬質のクール系。もちろんAK120IIのような超上質なシャープさとまでは言えないが、十分に上質なシャープさだ。この価格差とサイズ差にしてと考えれば納得だろう。

相性のよさを感じた曲としては坂本真綾 コーネリアス「あなたを保つもの」とTECHNOBOYS P.G.「SHaVaDaVa in AMAZING♪(OUT OF LOGIC)」を挙げておきたい。曲調は異なるがどちらも、電子音を巧みに配置した空間の構築美が持ち味というのは共通点。AK Jrはそのカチッと感でそこをクリアに再現してくれる。後者ではベースのグイッした重みや力感もポイント。

使いこなし的な話をすると、AK Jr側で低域の量感を稼げることを生かしてスッキリ系のイヤホンと組み合わせるとうまくいきやすい印象だ。FitEar「fitear」やaudio-technica「ATH-IM02」は実際に試して好印象だった。

▼PAW5000の音質







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柔らかで暖かな空気感。しかも「どちらかといえば」レベルではなく完全に明確にそちらに寄せてある音作りだ。「毎日ずっと聴いてもらいたいので聴きやすさ聴き疲れなさを重視した」とのことなので、その設計意図に忠実な音と言えるだろう。AKがシリーズとしての音の方向性を打ち出しているのに対して、こちらはPAWGoldとは全く異なる方向性にしてきたのも面白い。ここまで振り切った音作りでそれが成功している例も珍しいので、僕としても「これも…ありだな!」と思わされる。

なおこのモデルは「DAMP」スイッチの切り替えでの音の変化が大きい。詳しくは後述するが、DAMP Hだと「柔らかで暖かな空気感で湿度60%のしっとりとした濃さ」、DAMP Lだと「柔らかで暖かな空気感で湿度40%のすっきりとした抜け」みたいなイメージだ。試聴の機会があればDAMP切替も忘れずに試してみてほしい。ここでは僕の好みに合わせて「DAMP L」での印象を主に述べる。

相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」冒頭のバスドラムはとにかく空気感や音抜けが見事だ。タイトとかソリッドとか対極の感触でありつつ、しかし緩くぼわんと広がるわけでもない。太鼓類としての生感の強い響きだ。

全体としても空気感の印象が強い。AK Jrは背景を無色に近付けようという方向性だが、PAW5000は背景の粒子感というのか、背景にまで手触りを出している感じだ。それでいて背景が音の響きを邪魔することはなく、響きもむしろ豊かに感じ取れる。

ハイハットシンバル等、高域側の細かな音はその芯や輪郭を強くは打ち出さず、よい具合にほぐすタイプ。シャープな描写にこだわらず、ナチュラルで聴きやすい感触にしてある。この点がやくしまるえつこさんのボーカルとの相性を抜群に高めており、ふわっふわだけれどぼやけてはいないという絶妙な表現だ。

ということで他に相性のよい曲としては花澤香菜さん「こきゅうとす」を挙げるしかない。天使であるところの花澤さんのその天使感がさらに高まる。クール系のプレーヤーで再生すると「冬の午前に降り立った天使」のような印象だが、PAW5000だと「春の午後に降り立った天使」といった感じ。どちらもよいのだが今回は後者の新鮮さにやられてしまった。

また空間表現という意味でも、エレクトロな感じの曲よりはこういったナチュラルな空気感の曲の方によりフィットする。

▼X5 2nd gen.の音質









AK JrやPAW5000と比べて際立った個性というのは感じさせない。
音質面においての実際の役割はさておき、印象としては「DAC部分の精密感+アンプ部分の力強さ=全面対応!」みたいな感じだ。
X5 2ndは先代X5からの小型化は実現しているがAK JrやPAW5000ほど攻めた小型化はしていない。
すっきりとした解像感とすっとしたアタック感は、描き出せていない。
無難でとくべつよいものではなくて良ければこれでよいだろう。

50万円DAP「AK380」を「どうせ買えないがゆえの冷静さ」で厳しくレビュー

2015年07月23日 | オーディオ製品







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■Astell&Kern「AK380」(50万円)を、全く買えない系ライターが買えないならではの冷静さでチェック!…できるのか?

早速だが、今回チェックしてみるのはAstell&Kernから登場の超弩級プレーヤー「AK380」直販価格49万9,980円だ。直販価格49万9,980円だ!


…よし、値段のことは一旦置いておこう!

うん、「値段のことは一旦置いておこうって、その話題から逃げたな!」というツッコミはあることだろう。しかしここからその機能や音を確認していくたびに「この値段にも納得」とか「すばらしいがこの値段は…」とかいちいち書くのは僕も面倒だし、読んでいただいていても「値段が妥当かどうかは俺が決めるから、貴様はその判断材料となる実機レビューをさくさく進めやがれ」という気分にさせてしまう気もする。なのでこの記事は、お値段のことは無視ってさくさく進めていく。

ということで逃げ切ったことにするが、とはいえ筆者である僕自身の立場はあらかじめ明らかにしておくべきだろう。「高いか妥当か買うか買わないかの問題ではなく、とにかく買えません!お金がありません!」…以上だ。

その立場を生かして、モテない男子がその諦観から女性の容姿等に逆にきびしかったりする感じで「どうせ買えないが故の冷静な視点」で評価していければと思う。では早速AK380をチェック開始!

■その超弩級のスペックや機能を確認

まずはわかりやすく超弩級なポイントである、スペックや機能を確認しておこう。

スペック的に特に光るのは、

●PCM 384kHz/32bit ネイティブ再生
●DSD 5.6MHz ネイティブ再生

ここだろう。特にPCM再生は従来のシリーズ最高峰の「AK240」でも、192kHz/24bitを超えるフォーマットは192kHz/24bit以下にダウンコンバートしての再生だったところだ。最新ハイエンドDACチップであるAKM「AK4490」のスペックをポータブル機として可能な限り、そして必要な範囲の最大限に引き出している(AKM4490自体は768kHzやらDSD11.2MHzやらにまで対応)。
こちらは96kHz/32bitをネイティブ再生中
こちらはDSD 5.6MHzをネイティブ再生中
もちろんそこまでのスペックそれ自体は、そのスペックの音源がほとんど配信されていない現時点では、オーディオファンにとって必須なものではない。

しかし過剰なオーバースペックかというとそうとも言えない。このモデルは「プロオーディオの使用環境で求められる多くのニーズに応える形で機能を強化」というモデルだ。ならばポータブルモニター環境として、音源制作時に用いられる可能性があるフォーマットへの対応は求められる。

またその突き抜けたスペックを前提としてその他の部分への要求も高まることで、一般的なフォーマットの再生時にはその余裕が好ましい結果(音や安定性)につながるはずだ。こちらの利点は誰にとってもの恩恵と言える。

他に目立つのは音質をカスタマイズできるEQ機能がAK史上最高に充実していることだ。メインCPUの他に専用DSPを搭載することで実現されているという。20バンドで0.1dBというのは、調整したい周波数(Hz)を20点まで指定して、その1点ごとに僅か0.1dB単位で増減できるということ。組み合わせるイヤホンや自分の頭の中にあるリファレンスサウンドに合わせて、本機の音を詳細にチューニングできる。こちらもプロ用途でのシビアなチューニングを想定しているのかもしれない。
まずはこちらのパライコ画面その一で帯域と増減量を設定して…
もうひとつの画面に切り替えてQ(指定したHzポイントを中心とした帯域の幅)を調整するという手順が使いやすそう

だがその詳細さ故に、使いこなせすにはエンジニア的な知識や感覚が必要とされることは否めない。まあでもオーディオユーザーでEQを好んで使う方はあまりいない印象なので、オーディオユーザーに向けてはここは大きな売りにも弱点にもならないかも。

入出力端子は特に豊富ではない。ポータブル機としては本体のみで完結する自信があるというか、そうできるように作られているのだろう。実際この本体の大きさ重さを考えれば、この本体を上回るだけの力を持つ大型ポタアンまで追加するというのは非現実的だ。…いやしかし実は専用ポタアン追加案も存在するのだが。
もうおなじみ、3.5mm標準と2.5mmバランスのヘッドホン出力のコンビネーション
というわけでその専用ポタアン等を想定、本機をコアとしてシステムを拡張するために用意されているのが「拡張ユニット用バランス出力」端子だ。
拡張ユニット用バランス出力端子。実にシンプルな構造
背面におそらく増設ジャケット固定用のスクリュー。これがあるので裸で置くと背面が浮いて少しがたつくが、対応策も同梱(後述)

ジャック&プラグ型ではなく接点そのものが露出しているこれは、ケーブル接続ではなくクレードル等との合体のために用意されている。

いまのところ製品化が決定しているものはないが、試作品や構想が発表されているものとしては、

●XLRバランス出力クレードル
●ジャケット型増設アンプ

…だ。前者はプロオーディオ機器との接続には欠かせない端子なので、本機のコンセプトを考えれば当然のオプションだ。後者は何というか「そこまでやるか…」という感じではある。実際のそれが登場して音を聴けば力づくで納得させられるのかもしれないが…

あと屋内利用においては、Wi-Fi周りの機能がスタンダードなDLNAとの互換性を高めたおかげ、実際に便利に使える場面はかなり増えそうだ。自宅サーバー上の曲を本機で再生、スマホアプリで本機を操作等のコンビネーションがより幅広く可能とのこと。

■その超弩級の筐体を確認

では実物を見ていこう。筐体のデザインは「AK240」の非対称多面体的なデザインを発展させた印象。サイズ感はAK240より一回り弱大きく感じる。筐体の素材は外宇宙から飛来した隕石から僅かに採取されたスペースレアメタルのメテオリックチタン…ではなくて、AK240と同じくジェラルミン。そのジェラルミンの表面仕上げカラーがメテオリックチタンだ。背面はカーボンファイバーのプレート。率直に言ってかっこいい。

またこの筐体は、デスク等に置いたときに少しだが手前が低く奥が高くなるような角度を持たされている。MacBook Airのキーボードのように、置いたときの操作のしやすさや画面の見やすさを考慮してだろうか。「置いて使う」場面も少なからず想定しているのかもしれない。

ディスプレイは4型とAK240より大きくなり、ディスプレイの方式としてもAK240はAMOLED…つまり有機ELだったのが、LCD・つまり普通の液晶ディスプレイに変わっている。個人的にはLCDの落ち着いた発色の方が好みなので嬉しいが、これは好み次第のところだろう。なお画面サイズを拡大しつつ解像度は480×800のままだが、絵や文字が荒くなったとは特には感じない。アートワーク表示などは単純に、大きくなった分だけより楽しめる印象だ。

AKシリーズハイエンド伝統のイタリアンレザーケースももちろん付属。AKシリーズはエッジの効いたデザインなので、そのシャープな持ち心地は好き嫌いが分かれるかもしれない。しかしこの本革ケースを装着した状態でなら多くの人が「持ち心地がよい」と感じるだろう。

ちなみに同時期発売のAK JrとオプションのPUレザーケースの場合は「元が薄くて軽いのでケースで多少大きくなっても気にならない」、AK380の場合は「元から大きくて重いのでケースで多少大きくなっても気にならない」といった感じだ。

何かあるとすれば、左右非対称デザインなのでプレーヤーを左手で持つ人と右手で持つ人では使いやすさに差が生じやすいかもしれない。一般的なデザインのプレーヤーの場合は持ち手の左右で変わるのはボタンと指の位置関係のみだが、このデザインの場合は持ちやすさそのものから少し違ってくる。

僕は普段から左手持ち左手操作で、このモデルもその左手持ちの左手操作でしっくりくる。右手持ちにしてみた場合はどうなのかというと、普段から右手持ちをしないのでこのモデルでもどのモデルでも右手では操作しにくいという印象になってしまい、このデザインならではのこととしては判断できない…

まあAK240と同系統の形状なので、AK240で問題ない方ならこちらでも問題ないはずだ。それにしても(僕の場合)左手で持つ限りはこの非対称デザインは実は意外と手になじみ、その重量を苦になるものではなく心地よい手応えとしてさえ感じさせてくれる。

メタルタッチセンサー・ホームボタンは画面中央ではなく画面中央よりもやや右寄り、筐体の中央に合わせて配置

あと、室温30度という環境下だと発熱が少し気になった。コンデンサーやバッテリーのことを考えるとケースに閉じ込めるのがためらわれ…と思ったのだが、空調を入れて室温を27度あたりまで下げるとケースを装着した状態でもちょっと温まる程度に。夏の屋外でもない限り熱が気になることはなさそうだ。

で、音だが…残念ながらすばらしい音だ。

■残念ながらすばらしい、超弩級の音!

「残念ながら」というのは冒頭に述べたようにこのモデルに対しての僕の立場が「高いか妥当か買うか買わないかの問題ではなくとにかく買えません!お金がありません!」だから。全く手が届かないモデルの音のすばらしさに感心するしかないこの無念!

音の方向性としてはAKシリーズの中でも「AK120II」に近い、カッチリとクリアでダイレクト感の強いモニターサウンド系と思える。しかし重ね重ね残念なことに、様々な点でAK120IIを明確に上回ってきてしまっており、当然だが歴代AKの最高峰に到達している。

低域はさらに引き締められているのだが、しかしそれでいて低音の圧というかソリッドな迫力は強まっている。ベースやバスドラムの音像の太さ=横の広がりは引き締められているのだが沈み込み=縦の深さは増しており、音の立ち上がりも速くなっているので、迫力=縦×横×速さ!みたいなゆで理論でAK120IIのそれを上回る。そんな印象だ。相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」(こちらは32bit音源)の冒頭でドラムスとベースだけの場面があるのだが、そこではこの要素が特にはっきりと感じられる。

TECHNOBOYS P.G.「SHaVaDaVa in AMAZING♪(OUT OF LOGIC)」のベースもそこがわかりやすい。沈めた音域のフレーズにアクセントとしてプル(主に高音側の弦を指で引っ掛けるように弾いてアタックを強調する奏法)が混じるのだが、その低音側の安定感と高音側でのプルの弾けっぷりのコントラストが実に鮮やか。ベースという楽器の全体に低い音域の中での低音と高音、沈み込みと速さ、それらをどちらもすごいレベルで再現する。この曲では他に、アナログドラムマシン独特の重みやキレにもAK380の凄みが強く発揮される。

もちろんその速さは中高音楽器でもだ。FAKiEの「Glow」「(They Long to Be) Close to You」でのナイロン弦ギターの強烈なピッキングやスラップにも近いパーカッシブな奏法のアタックにも余裕で追従。それを含めて音量の大小だけではない音楽的なダイナミクスも幅広く再現し、女性ボーカルとギターのみという最小編成での一発同時録音の生々しさを伝えてきてくれる。

音像と背景のクリアさにも圧倒的なものがある。引き締められた音像と背景の静かさによって、音の本体から広がる響きをすばらしく豊かに明瞭に感じさせてくれる。バスドラムなどで特にわかりやすいが、「音の本体は引き締めつつ響きは豊か」ということで音色としての豊かさもオーディオ的な明瞭さも共に実現。

そうなればもちろん空間性も秀逸で、正直これはスピーカーで聴きたいなという空間表現のTM NETWORK「Beyond The Time」やHoff Ensemble 「Dronning Fjellrose」(こちらはDSD 5.6MHz音源)をイヤモニで聴いても「これは…ありだな!」と思わされてしまうほどだ。

音像だけでなく音色としてのクリアさ、透明感もすばらしく綺麗で印象的。「Beyond The Time」や「SHaVaDaVa in AMAZING♪(OUT OF LOGIC)」のエレクトリックギターのクリーントーンのほどよく硬質な艶やかさは「これが聴きたかった!」という音色だ。AK120IIのそれをガラスのような美しさとすれば、AK380のそれは水晶のような美しさとでも表現できるだろうか。同系統でありつつさらに好ましい感触といったような意味合いだ。

そして女性ボーカル。相対性理論のやくしまるえつこさん、そして「こきゅうとす」での花澤香菜さんの声からは、透明感の向上、楽器の響きと同じように声のさわさわとした気配感もより強く伝わってくることなどで、儚げに揺らぎつつも明瞭という声そして歌の魅力がこれでもかと引き出されている。

また他の全ての音と背景のクリアさ、そして空間的な余裕のおかげか、演奏からボーカルが浮き上がるような、その立ち姿の立体感や存在感もより望ましく美しいものとなる。これもまた実に残念ながら実にすばらしいボーカル表現だ。

といったところなのだが、シリーズの中での音質傾向をこれまでに聴き慣れているAK120IIを中心にしてそれとの比較で表現すると、

●AK380|さらに遊びをなくしたモニターサウンド
↑超々ハイエンドへの進化
●AK120II|カッチリとしたモニターサウンド
↓エントリークラスへの落とし込み
●AK Jr|少し遊びを持たせたリスニング寄りモニターサウンド

…といった印象だろうか。それぞれの価格帯でこそ実現できる音であると同時に、それぞれの価格帯のユーザーを想定しての音でもあるのかもしれない。

■まとめ

ということで、据え置きを含めたシステムのコアとしての今後の可能性云々はさておき現時点でポータブルプレーヤーとしてだけ考えても、強い魅力を備えるモデルだ。

とはいえ「お値段の話を置いておけば誰にとっても最高のポータブルプレーヤーなのか?」といえばそうではない。例えば「ポータブルなんだからコンパクトさは絶対!」という人には全く合わないだろう。あくまでもサウンドクオリティやスペックや機能面での幅広い対応力を優先事項にする人に向けてのモデルだ。

そういうことも含めて「プロ仕様」ということなのだろうが、プロならぬオーディオファンにとってはそこが「極めて高い趣味性」という魅力にもなる。極度に趣味的な話となれば、あとは自分の価値観そしてお財布と相談するしかないのだ。