本日2021年3月8日(月曜日)の更新は、映画鑑賞記録(棚卸218)です
直近の映画鑑賞記録棚卸は、再鑑賞後に書いていたので、実際には「再鑑賞記録」だったのですが、
今回のこの映画は、再鑑賞の機会には恵まれず、記憶と草稿のみに頼った記事なので、久しぶりに下記の言い訳を記載しておきます😅
【映画鑑賞記録棚卸について】
過去に、主にレンタル自宅で鑑賞した映画の「記録」として、当時の草稿を掘り起こし、ちまちまとアップする作業を行っています。
5年前鑑賞などという、とてつもない過去のものも多々あり💦、記憶と草稿の不備を正す手段もないので…
「嘘書いてるやん、そんなんじゃなかったよ」💦
「こんな文章、予告編観たら書けるじゃん」💦
てなことも多くあるかと思いますのでご注意
順不同でまとまったものからお出ししております。
あ、あと、
前々回の「アリータ:バトル・エンジェル」
前回の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」に続き、サイバーパンク映画特集です。
(定義はよく勉強してないけど、これらは多分サイバーパンク)
「ゴースト・イン・ザ・シェル」👻
監督 :ルパート・サンダース
出演 :スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ビートたけし
制作年:2017年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Ghost in the Shell
TSUTAYA DISCASから「ラ・ラ・ランド」と一緒に届いた1本。
3年強前💦💦💦の2017年9月18日(月曜日・敬老の日)までに鑑賞しました(Blu-ray)。
概要
士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」のハリウッド映画化(押井守のアニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のハリウッドリメイクでもあるのかな)。
政府の特殊部隊、公安9課のミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、捜査で、あるハンカ社の社員が参加する酒席を監視していたが、その場への何者かの侵入と、芸者ロボットがハッキングされたことから、現場に突入、一旦事態を収拾するが、ロボットから、テロリストによる、政府と共同し義体化を進めているハンカ社を狙った声明と取れる言葉を聞き、詳しく調べるためロボットの電脳の中へダイブ、首謀者のクゼ(マイケル・カルメン・ピット)に行き当たる。
感想
うーむ😅このハリウッド版の攻殻機動隊…
私の中では、攻殻史上最高という訳でも無いけど、世界的・一般的には、高く評価されているのは理解できる、押井守版の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」があって…
このハリウッド版「ゴースト・イン・ザ・シェル」映画の前半は、その押井守版をなぞるように、雰囲気と、シーン(光学迷彩とか、水のところでの戦いとか、戦車と戦って腕がちぎれるとか)と、ストーリーが、展開。
むしろ押井守版をそのまま、ただなぞれば良かったところを、
途中からなにやら雲行き怪しいオリジナリティが加味されていきます💦
いやいや、冷静に考えると冒頭で…「この世界は義体が発達していて、全身義体が作られ始めた」件を、開始前のテロップで説明するところから、ダサさというか、分かってなさがスタート。
この時点で覚悟を決めるべきだったのかもしれません😅
この冒頭テロップで、B級脚本感は一気に上昇しますが、
「いやいや、まだまだ、この先にセンスが良くて、金がかかった故に素晴らしい映像のハリウッド映画基準な“攻殻機動隊”が待っているのだ」
と、楽観視してしまいました😅
楽観視は裏切られます。
この映画の脚本は…
前述したように、原作版や押井守版以降のアニメの攻殻では「こういうものだ」で成り立っていた、世界背景を割と丁寧に説明しすことから開始💦
(原作だと欄外で説明あるけどね)
兎に角、いろいろな設定をしっかり説明しないと気が済まないようです💦
そして、その説明をするうちに、話の主軸は“少佐がどうやって義体化したか”に至ります。
そもそも、攻殻機動隊の主人公やキャラクターたちには、そこまで細かな生い立ちは求められておらず、この説明というか表現が難しいけど…
「007」シリーズの(特に深く背景が語られない)ジェームズ・ボンドで良いのに、
「ボーン・アイデンティティー」のジェイソン・ボーンみたいに、その主人公に具体的な正体を求めてしまったゆえに、ダサい駄作となったのが、このハリウッド版の「ゴースト・イン・ザ・シェル」です
なんか違う感の根っこはこういう部分かと思います。
バトーの目がなぜあんなになったかのかとかいうシーンまであり、興ざめです
それならそれで、ハリウッド版独自のテイストを重視し、より高度な脚本に昇華させてくれたら問題ないのですが…
神山健治版の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」からクゼを引っ張ってきて…節操のなさやミーハーさと同時に脚本力の低さを露呈させたうえで…クゼが素子の元彼とか…なんとなく安っぽいメロドラマを加味。
素子の母親まで登場し、桃井かおりがハリウッド進出に失敗。
ここでミラ・キリアンが素子だということになるんよね…
本当の記憶がなかったという、これまた安い設定。
で、素子が左巻きの活動家だったという設定にもゲンナリ
…本物の素子は「そういう連中を排除する側じゃ」とかなります😅
点数は3点(5点満点中)
スカーレット・ヨハンソンの頑張りに免じて“普通”の点数にしましたが、正直面白くなかったかな
…あと、ビートたけしもマイナス部分でした。
これは…
好きだったコミックとかアニメが思うように映画化されなかったことに対して(かつての)オタクが陥りがちだった批判とかではなく、
冷静に「面白く無い」と、私は思ったのですが、信じられない方は、この映画を一度観ると良いです。
(当ブログ内の関連記事)
2021年03月07日 【映画】GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0…そもそも私は「うる星やつら」よりも「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」を選ぶ派だった件
では、このあたりで
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直近の映画鑑賞記録棚卸は、再鑑賞後に書いていたので、実際には「再鑑賞記録」だったのですが、
今回のこの映画は、再鑑賞の機会には恵まれず、記憶と草稿のみに頼った記事なので、久しぶりに下記の言い訳を記載しておきます😅
【映画鑑賞記録棚卸について】
過去に、主にレンタル自宅で鑑賞した映画の「記録」として、当時の草稿を掘り起こし、ちまちまとアップする作業を行っています。
5年前鑑賞などという、とてつもない過去のものも多々あり💦、記憶と草稿の不備を正す手段もないので…
「嘘書いてるやん、そんなんじゃなかったよ」💦
「こんな文章、予告編観たら書けるじゃん」💦
てなことも多くあるかと思いますのでご注意
順不同でまとまったものからお出ししております。
あ、あと、
前々回の「アリータ:バトル・エンジェル」
前回の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」に続き、サイバーパンク映画特集です。
(定義はよく勉強してないけど、これらは多分サイバーパンク)
「ゴースト・イン・ザ・シェル」👻
監督 :ルパート・サンダース
出演 :スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ビートたけし
制作年:2017年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Ghost in the Shell
TSUTAYA DISCASから「ラ・ラ・ランド」と一緒に届いた1本。
3年強前💦💦💦の2017年9月18日(月曜日・敬老の日)までに鑑賞しました(Blu-ray)。
概要
士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」のハリウッド映画化(押井守のアニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のハリウッドリメイクでもあるのかな)。
政府の特殊部隊、公安9課のミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、捜査で、あるハンカ社の社員が参加する酒席を監視していたが、その場への何者かの侵入と、芸者ロボットがハッキングされたことから、現場に突入、一旦事態を収拾するが、ロボットから、テロリストによる、政府と共同し義体化を進めているハンカ社を狙った声明と取れる言葉を聞き、詳しく調べるためロボットの電脳の中へダイブ、首謀者のクゼ(マイケル・カルメン・ピット)に行き当たる。
感想
うーむ😅このハリウッド版の攻殻機動隊…
私の中では、攻殻史上最高という訳でも無いけど、世界的・一般的には、高く評価されているのは理解できる、押井守版の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」があって…
このハリウッド版「ゴースト・イン・ザ・シェル」映画の前半は、その押井守版をなぞるように、雰囲気と、シーン(光学迷彩とか、水のところでの戦いとか、戦車と戦って腕がちぎれるとか)と、ストーリーが、展開。
むしろ押井守版をそのまま、ただなぞれば良かったところを、
途中からなにやら雲行き怪しいオリジナリティが加味されていきます💦
いやいや、冷静に考えると冒頭で…「この世界は義体が発達していて、全身義体が作られ始めた」件を、開始前のテロップで説明するところから、ダサさというか、分かってなさがスタート。
この時点で覚悟を決めるべきだったのかもしれません😅
この冒頭テロップで、B級脚本感は一気に上昇しますが、
「いやいや、まだまだ、この先にセンスが良くて、金がかかった故に素晴らしい映像のハリウッド映画基準な“攻殻機動隊”が待っているのだ」
と、楽観視してしまいました😅
楽観視は裏切られます。
この映画の脚本は…
前述したように、原作版や押井守版以降のアニメの攻殻では「こういうものだ」で成り立っていた、世界背景を割と丁寧に説明しすことから開始💦
(原作だと欄外で説明あるけどね)
兎に角、いろいろな設定をしっかり説明しないと気が済まないようです💦
そして、その説明をするうちに、話の主軸は“少佐がどうやって義体化したか”に至ります。
そもそも、攻殻機動隊の主人公やキャラクターたちには、そこまで細かな生い立ちは求められておらず、この説明というか表現が難しいけど…
「007」シリーズの(特に深く背景が語られない)ジェームズ・ボンドで良いのに、
「ボーン・アイデンティティー」のジェイソン・ボーンみたいに、その主人公に具体的な正体を求めてしまったゆえに、ダサい駄作となったのが、このハリウッド版の「ゴースト・イン・ザ・シェル」です
なんか違う感の根っこはこういう部分かと思います。
バトーの目がなぜあんなになったかのかとかいうシーンまであり、興ざめです
それならそれで、ハリウッド版独自のテイストを重視し、より高度な脚本に昇華させてくれたら問題ないのですが…
神山健治版の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」からクゼを引っ張ってきて…節操のなさやミーハーさと同時に脚本力の低さを露呈させたうえで…クゼが素子の元彼とか…なんとなく安っぽいメロドラマを加味。
素子の母親まで登場し、桃井かおりがハリウッド進出に失敗。
ここでミラ・キリアンが素子だということになるんよね…
本当の記憶がなかったという、これまた安い設定。
で、素子が左巻きの活動家だったという設定にもゲンナリ
…本物の素子は「そういう連中を排除する側じゃ」とかなります😅
点数は3点(5点満点中)
スカーレット・ヨハンソンの頑張りに免じて“普通”の点数にしましたが、正直面白くなかったかな
…あと、ビートたけしもマイナス部分でした。
これは…
好きだったコミックとかアニメが思うように映画化されなかったことに対して(かつての)オタクが陥りがちだった批判とかではなく、
冷静に「面白く無い」と、私は思ったのですが、信じられない方は、この映画を一度観ると良いです。
(当ブログ内の関連記事)
2021年03月07日 【映画】GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0…そもそも私は「うる星やつら」よりも「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」を選ぶ派だった件
では、このあたりで
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