ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】エリジウム(映画鑑賞記録棚卸40)…特にサブタイトル思いつかず

2018-11-20 20:56:02 | 映画

Facebookによると2年前の今日、2016年11月20日は、我が家にiMacを導入した日のようです。
たしかローンは24回だったので、やっと終わるところ
…というか、もう2年ですか早い

で、以下は映画鑑賞記録棚卸です



「エリジウム」
監督 :ニール・ブロムカンプ
出演 :マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー
制作年:2013年
制作国:アメリカ合衆国
原題 :Elysium

TSUTAYA DISCASから「機動戦士ガンダムUC episode 6 宇宙と地球と」と一緒に届いた1本(「機動戦士ガンダムUC」は記事にするブログアップ予定がありません)。
4年半前💦💦💦💦、2014年2月11日(火曜日・建国記念日)の夜に鑑賞しました。

映画鑑賞記録棚卸(40)です。
2014年鑑賞の映画は、まとまったものから順不同でアップ中(かつ、まだ2013年鑑賞で記事にしていないものもございます



概要
西暦2154年、大気汚染や人口増加の影響で環境の悪化した地球。一部の富裕層は衛星軌道上に建造されたスペースコロニー「エリジウム」で暮らしていた。エリジウムでは、高度な医療技術があり、あらゆる傷病・疾病を治すことができ、また水と緑が豊かなど、まさに理想郷と言える生活を、市民は送っていた。
一方、スラム化した地上では、人々は過酷な労働に従事し、ドロイドによる監視体制のもと生活に喘いでいた。そんなスラム化したロサンゼルスのアーマダイン社で働く、マックス・ダ・コスタ(マット・デイモン)は、作業中の事故により致死量の放射線を浴びてしまう。エリジウムの先端医療に希望を求めたマックスは、闇商人のスパイダー(ヴァグネル・モーラ)と取り引き、エリジウムへのアクセス権として、エリジウム市民であるジョン・カーライル(ウィリアム・フィクナー)の脳内データを奪うことに同意、弱り切った肉体能力を飛躍的に高めるエクソスケルトン(強化外骨格)を神経系と直結する手術を受け、カーライルのもとに向かう。



感想
例によって、鑑賞時の草稿は最小限
なので、ほとんどが、2018年11月現在の文章で、薄い記憶からのでっち上げです。

マッド・デイモンは、2010年ごろから、割とSF映画に出ることが多いです。
…といっても、どこまでがSFでどこからがファンタジー(もしくは世にも奇妙な物語なのかは線引きが難しいですが
「アジャストメント」
この「エリジウム」
「インターステラー」…これは主役じゃなかったですね
「オデッセイ」
「ダウンサイズ」等。
同じSFでも、全部毛色が違う作品なのは面白いです

で、この「エリジウム」ですが、これもニール・ブロムカンプ監督作品ということで、割と個性的なSF映画です。
「第9地区」をヒットさせた、ニール・ブロムカンプが、出世後初めて作った映画という感じのものでしょうか。
ニール・ブロムカンプ色の中に、マット・デイモンジョディ・フォスターというスター🌟を放り込んで作られた映画で…
こういうパターンの映画は、下手を打てば、力を入れすぎた故に、もしくは監督の個性と商魂が喧嘩してしまったりして、配給会社の思惑に反し酷評されたり、ガチ駄作になったり…と、こけちゃう場合も多いイメージですが…
私としては、まぁまぁの映画だと思った記憶あり。

舞台背景やら展開はあまり好きじゃないんだけどね。
「頭の良い富裕層が悪人、もしくは世界の歪みに気が付いていない馬鹿」
「貧困層の人が虐げられているのは富裕層によるコントロール」
こういうの描いておけば、庶民の味方だとでも言いたげな脚本はやや苦手
「僻み設定」とでも申しましょうか、個人的にはあまり感心しません。

「第9地区」の場合は、その良し悪しを(観客が)判断せずとも、世界的には大いに問題ありとされた、南アフリカ共和国の隔離政策を揶揄するもの。
これは社会派の映画と評することはできたかと思います

一方、この「エリジウム」は、起こってもいない未来の話
受け取り方如何では、現代アメリカへの批判ともとれる内容。特に根拠がないだけに、問題定義よりも僻みっぽさイメージの方が勝つもの
結局「第9地区」にしてももよく考えず、雰囲気だけで書いた脚本だったんじゃないかと、監督自身のキャリアを蔑ろにしてしまいかねない安い設定とも受け取れます。


一方で、デザインセンスその他は好きです

日本人からすれば馴染みやすいタイプのセンスの良いデザインの数々。
「銃夢」とか「アップルシード」とか、そういう雰囲気のものが散りばめられています。
(「銃夢」と「アップルシード」の双方は結構毛色が違いますけどね
この後の、ニール・ブロムカンプ監督作品、「チャッピー」でもこのセンスは健在。日本のコミックとかアニメが好きなんでしょうね、この人。

今回のキモであるデザインは、エクソスケルトン装置

いかにも、非人道的で、装着させられたことを考えると気持ち悪くなるこの強制サイボーグ化みたいなものは、今まで見たことないタイプのSFアイテムで、面白いです(ナイス設定
これを早く開発して足腰の弱ったお年寄りに装着させてあげられる社会になるといいです
(徘徊老人が、迷いも転びもせずに散歩(徘徊)可能。夕方になったら強制的に帰路につかせて、戻ってくるパワーアシストシステムとか、どうでしょう


あとは草稿に…
「お利口なラスト」
と書いていましたが、あんまり思い出せません
(結局、エクソスケルトン装置が良いと、書いただけの記事になってしまいました


ということで点数は4点強(5点満点中)です。
この後の「チャッピー」は、「エリジウム」と比較して大作色が薄く、
逆にニール・ブロムカンプ「らしさ」は、強まったように思えました。
まぁそちらの感想は、いずれアップするとして、監督本人もしくはスタッフが、個性の重要性に気づき、軌道修正でもしたのかもしれません
(要は、私としては、少しばかり「らしくなかった」と感じた次第)



では、このあたりで



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