お山(産)歩雑記

お山を愛する絵描きの雑記帳かつ2010年7月生まれの歩美&2012年8月生まれの竜之介の一姫二太郎育児奮闘記

着色過程

2014-05-25 23:43:47 | Weblog
前回に引き続き、カミキリムシ4種作成中。
スキャナデータではありませんが着色過程を記録してみました。

題材は「ヘリグロベニカミキリ」
ではスタート☆


↑①着色前の下書き
 影の線入れているあたりが標本の絵として基本なっていない(自己突っ込み)



↑②軽く下塗り
 着色にはいつも透明水彩(いわば普通の水彩絵の具)を使います。



↑③少しずつ色を重ねていきます。
 まずは鮮やかな背中の赤色を出すべく、明るいオレンジをのせます。



↑④足にも色を重ねます
 黒っぽいから一気に黒くしたいけれど、セピア色を何度も重ね、黒に近付けます。



↑⑤全体的に4回位色を重ねてこんな感じ。
 大分質感が出ましたがさらに重ねます
 

↑⑥鮮やかな色を重ねていきます
  生き生きしてくれるよう!




↑⑦完成!
 毛やアクセントになる部分をポスターカラーでちょっとたしました。
 水彩画家にあるまじき行為でしょうか?
 


ちなみにこの着色にかけた時間は約3時間。
ちびっこがぐっすり寝てくれた&何だか妙にノリノリだったのでのでかなり集中して作業出来ました。
通常だったら4~5時間位かかるかな。
 


↑もう一匹「キボシカミキリ」
こちらはなかなか時間が確保できなかった(おもに夜泣きで中断)ため集中力づづかず、
着色だけで1週間くらいかかりました。


さあ、最後は最大の難関「ルリボシカミキリ」
あの青を出せるか?!

初夏

2014-05-13 01:13:31 | Weblog
GWは旦那様の実家である神戸に里帰りしておりました。
その前後でカミキリムシ(ゴマダラカミキリ)着色



うーん、昆虫の生き生きした色を水彩で出すのってものすごく難しい…
比較的色の地味なゴマダラカミキリですらこの手こずり具合。

この後、福岡伸一博士に「フェルメールでもこの鮮やかな青は出せない」
と言わしめたルリボシカミキリの着色が控えているのに…
無謀な挑戦だったか、むむむ・・・


3月に作成した「生物多様性連作イラスト」も
ようやく4枚目まで公開しました。

↑1-1出会い



↑1-2いってきます



↑1-3バトンタッチ



↑1-4境界越え


第一幕は残り4枚
その後の第二幕作成に向けて
今更ながら鉛筆画の基礎をテキスト購入して勉強中です。

勉強する過程で痛感したのは、
これまで独学(と言うほど学んでいない)で描いてきてしまったことへの後悔です。
先人達が築いてきた、デッサンの基礎を学ぶことで身に着く確固たる技術を
全く身につけていない、
それどころか学ばずに描いてきてしまったことで
完全に変な癖が身についてしまっています。

今気づけたのは幸か不幸か。

できることならどなたか先生について
きちんと基礎の基礎から学びなおしたいと
切実に願う今日この頃です。