相変わらず、平日・土日と怒涛の日々が続いております。
しかし!!
この5連休は絶対(旦那様と共に)休みを取るぞ~~!!
と、強い意志の元、シルバーウィークはしっかり休ませていただきました☆
●1日目 9月19日(土)●
まずは溜まりまくった洗濯物を片っ端から片付け、
同じく溜まった新聞を、必要なところは切抜きして回収してもらえるよう
紙紐で縛り上げ、
部屋中に掃除機と雑巾がけ、
シンクや洗面台の水周りもピッカピカに。
ここでお昼休み。
最近旦那様とはまっている近所のパン屋さんでパンを購入し、
片付いた部屋で、お昼からワインで乾杯~~。
あぁ、至極の瞬間。
午後は約1年ぶりの洗車。
旦那様の愛車・ロードスターと、
私の愛車・(林道も走る)ファンカーゴを
綺麗に洗い上げ、ワックスがけ。
どちらも既に10万キロを走っていますが、
まだまだこれからも頼みますゼ!という気持を込めて、
磨き上げました。
夜は北海道の実家から送られてきた、
母特性のイクラをたっぷりのっけたイクラ丼と
おばあちゃんの送ってきてくれたジャガイモと玉ねぎのお味噌汁。
酒は静岡の銘酒・正雪。
はぁ~、一仕事終えた後の一杯は格別じゃのぉ。
いい休日の開始となりました。
●2日目 9月20日(日)●
本日はこの連休の一番の目玉☆
「東京の美術館に行く!!」
…何だか抽象的な表現だ…
という突っ込みは無しです(これが後々尾を引くのですが)。
早朝5時に起床し、
富士宮・東京駅間を結ぶ、6時発の高速バス「やきそばエクスプレス号(爆笑)」
に乗り込みました。
心配された渋滞も無く、ほぼ予定通り9時頃東京駅到着。
東京の美術館といえば上野!
というノリで、そのまま上野へ。
上野は予想通り、チベット仏教、エジプト、ゴーギャン等
綺羅星のごとく世界各地から集められた美術品の展覧会で溢れておりました。
しかし、我々が目指すのは
「日本の誇る芸術家・横山大観!」
そう、上野には横山大観記念館があるのです。
最近めっきり日本画(だから、そう一括りにして良いのか?)にはまっている
私の意向を汲み取って、旦那様が提案してくれました。
優しい旦那様に感謝しながら、
やってきました、横山大観記念館
…
…
…
作品置いてない~~~~!!!
そう、横山大観記念館は、
大観さんの実家を紹介した「記念館」であって、
大観さんの作品を展示した「美術館」ではないのです…
いや、確かに、大観さんやその周りに集った
日本美術界の巨匠たちを敬愛する人にとっては、
その息遣いや当時の生活を想像させる、生家は魅力的なものなのですが…
私は大観さんの作品が見たかったんだよぉぉぉ~~~!!
「炉辺の火が思わず燃え盛って、なすすべも無く呆然と放置している大観の写真」
なんてマニアックなもの見に
東京まで来たわけじゃないんだよぉぉぉ(号泣)
5連休の目玉、25分にて完。
朝から何も食べてなかったせいもあり、
どん底までテンションの下がった私を恐れ…もとい、心配して
次に旦那様が提案してくれた案は、
「昼から飲んでも後ろ暗くない、立ち飲み屋に行こう!」
「…よっしゃぁ!ナイス・プラン!!」
アメ横近くの立ち飲み屋にて、ビールとモツ煮でテンション回復。
しかし、帰りのバスまではまだ6時間ある。
本当の横山大観展は愛知県で開催されていて
とてもじゃないが見に行けない。
私「…チベットとエジプト、どっち興味ある?(←ゴーギャンはこの前ミレー見たからいい)」
旦那「…いや、どっちでも…」
と言う訳で、
いぁや、エジプト展すごかったなぁ!!
東京まで見に行ったかいがあったよ、うん。
●3日目 9月21日(月)●
昨日の横山大観ショック…いや、エジプト展の感動から抜け出せず、
本日は静岡でのんびりしようの日。
清水漁港・河岸の市で、お馴染みのアジの開きを購入して実家に送ったり、
静岡行きつけのお店で、ブーツや洋服を物色したり。
明日は少し運動したいなぁ。
●4日目 9月22日(火)●
本当はこの連休、運動するなら
宝永山にご来光を見に登ろうと計画していたのですが、
どうにも天気がいまいちそうなので、計画を急遽変更。
「白糸の滝まで歩いて行くぞ~~。」
ちなみに白糸の滝とは自宅から、
車なら30分かからないところにある日本100名滝の一つ。
歩くと11キロ位の距離。
延々と登り道だし、運動には丁度いい。
と言う訳で、2時間半ほどかけて、
特に山道でもない車道沿いを歩いてきました。
…何だか熊野古道を思い出すなぁ。
到着した白糸の滝は、思いのほか観光客で賑わっていました。
もちろん皆様自家用車で来ていて、
わざわざ歩いて来てる人なんて我々くらいのものです。
地元の豚と鳥肉を使っているお食事処で
ビール片手に到着を祝い、
それなりに見ごたえのある滝をカメラに収めて。
「さて、帰るか。」
ところが帰り道途中、雨が降り出てしまった。
道沿いのバスは1時間に1本。
仕方なくケヤキの大木の下で雨宿りしていると、
「あの、もしバスを待っているんでしたら、送りますよ。」
振り返ると、見知らぬご婦人が一人。
「?え、でも…」
「先ほどうちでお食事して下さった方ですよね?
駅に向かうなら丁度道沿いですから、どうぞ。」
おぉぉぉ!!
あのお食事処で働いていた方か!
聞けば、丁度お昼休みで自宅に戻るところ、歩いている我々が目に入り、声をかけてくれたとの事。
きっと、山歩きの格好で店に入って、
昼間からビール飲んでる夫婦なんて我々位なものだったから、気にしてくれてたんだろうなぁ。
こんな人情に触れられるとは!
わざわざ歩いて滝まで行ったかいがあった!!
と言う訳で、
皆様、富士の麓、白糸の滝までお越しの際は
是非、お食事処「和乃泉」をご利用ください☆
●5日目 9月23日(水)●
連休最終日。
本日のテーマは
「リベンジ美術館・東京なんか目じゃないぜ!」
私「聞くところによると、山梨・長野は美術館の宝庫らしい」
旦那(HPを調べながら)「ならばこれはどうだろう、長野信濃美術館・東山魁夷美術館。」
私「…今度はちゃんと美術館だよね。記念館じゃないよね。」
旦那「大丈夫、作品目録もちゃんとあるし。」
私「おぉ!東山魁夷、良いじゃないですか。」
旦那「もう一つ、長野の水野美術館で四代浮世絵師展やってるみたいだよ。」
私「浮世絵!江戸時代!!日本画!!!(だから、括りがでかいって)
そ~~れ~~だ~~!!」
と言う訳で、最終日はまたもや早起きして、長野へGO!
今回こそは大丈夫。
…もし水野美術館がだめでも、東山魁夷美術館へ行けば良いし。
しかし、そんな心配を余所に。
水野美術館の浮世絵展はすばらしいものでした。
浮世絵の東洲斎写楽
美人画の喜多川歌麿
富岳三十六景に代表される葛飾北斎
東海道五十三次に代表される、風景画家歌川広重
4人とも
無駄なものをどんどん省き、迷い無く引かれた線や、
最小限ゆえに大胆な色での表現、
計算しつくされているのに、見ている側にそれを感じさせない心地よい構図。
やっぱり日本画って良いなぁ。
私が特に見れて良かったと思うのは歌川広重。
北斎もそうでしたが、
手前にこれでもかと大きく一つ、
テーマとなるモチーフを持ってきて、
背景に美しい景色を描き込む。
その背景の絶妙なこと。
簡略化しているいているのに、
特徴をきちんと捉えて細かく描き込まれている。
細かい部分は作者が描き、
簡略化されている部分は、見る側が自然と頭で描けてしまう。
文章で書くと矛盾しているように聞こえるけれど、
それがきちんと絵の上で出来上がっているからすごい。
広く静かな展示室、
お客も多過ぎず、じっくり見て歩き、気がつけば
3時間半も過ぎていた。
はあぁぁぁ、すごかった…
来られて良かった、旦那様に感謝…
ちなみに水野美術館は、
「おいし~いキノコは ホ・ク・ト」のCMでお馴染みの
ホクト産業・水野社長が
「美術品は全国民の宝である!」
「なぜ日本画か?それは私が日本人だからだ!」
という心意気で作った美術館です
(今回の浮世絵コレクションは中右瑛氏よりの企画展)
さすが!キノコ好きに悪い人はいない!!
そんなこんなで、充実した5連休でした。
さぁ、明日からまたお仕事頑張るぞぉ!!
しかし!!
この5連休は絶対(旦那様と共に)休みを取るぞ~~!!
と、強い意志の元、シルバーウィークはしっかり休ませていただきました☆
●1日目 9月19日(土)●
まずは溜まりまくった洗濯物を片っ端から片付け、
同じく溜まった新聞を、必要なところは切抜きして回収してもらえるよう
紙紐で縛り上げ、
部屋中に掃除機と雑巾がけ、
シンクや洗面台の水周りもピッカピカに。
ここでお昼休み。
最近旦那様とはまっている近所のパン屋さんでパンを購入し、
片付いた部屋で、お昼からワインで乾杯~~。
あぁ、至極の瞬間。
午後は約1年ぶりの洗車。
旦那様の愛車・ロードスターと、
私の愛車・(林道も走る)ファンカーゴを
綺麗に洗い上げ、ワックスがけ。
どちらも既に10万キロを走っていますが、
まだまだこれからも頼みますゼ!という気持を込めて、
磨き上げました。
夜は北海道の実家から送られてきた、
母特性のイクラをたっぷりのっけたイクラ丼と
おばあちゃんの送ってきてくれたジャガイモと玉ねぎのお味噌汁。
酒は静岡の銘酒・正雪。
はぁ~、一仕事終えた後の一杯は格別じゃのぉ。
いい休日の開始となりました。
●2日目 9月20日(日)●
本日はこの連休の一番の目玉☆
「東京の美術館に行く!!」
…何だか抽象的な表現だ…
という突っ込みは無しです(これが後々尾を引くのですが)。
早朝5時に起床し、
富士宮・東京駅間を結ぶ、6時発の高速バス「やきそばエクスプレス号(爆笑)」
に乗り込みました。
心配された渋滞も無く、ほぼ予定通り9時頃東京駅到着。
東京の美術館といえば上野!
というノリで、そのまま上野へ。
上野は予想通り、チベット仏教、エジプト、ゴーギャン等
綺羅星のごとく世界各地から集められた美術品の展覧会で溢れておりました。
しかし、我々が目指すのは
「日本の誇る芸術家・横山大観!」
そう、上野には横山大観記念館があるのです。
最近めっきり日本画(だから、そう一括りにして良いのか?)にはまっている
私の意向を汲み取って、旦那様が提案してくれました。
優しい旦那様に感謝しながら、
やってきました、横山大観記念館
…
…
…
作品置いてない~~~~!!!
そう、横山大観記念館は、
大観さんの実家を紹介した「記念館」であって、
大観さんの作品を展示した「美術館」ではないのです…
いや、確かに、大観さんやその周りに集った
日本美術界の巨匠たちを敬愛する人にとっては、
その息遣いや当時の生活を想像させる、生家は魅力的なものなのですが…
私は大観さんの作品が見たかったんだよぉぉぉ~~~!!
「炉辺の火が思わず燃え盛って、なすすべも無く呆然と放置している大観の写真」
なんてマニアックなもの見に
東京まで来たわけじゃないんだよぉぉぉ(号泣)
5連休の目玉、25分にて完。
朝から何も食べてなかったせいもあり、
どん底までテンションの下がった私を恐れ…もとい、心配して
次に旦那様が提案してくれた案は、
「昼から飲んでも後ろ暗くない、立ち飲み屋に行こう!」
「…よっしゃぁ!ナイス・プラン!!」
アメ横近くの立ち飲み屋にて、ビールとモツ煮でテンション回復。
しかし、帰りのバスまではまだ6時間ある。
本当の横山大観展は愛知県で開催されていて
とてもじゃないが見に行けない。
私「…チベットとエジプト、どっち興味ある?(←ゴーギャンはこの前ミレー見たからいい)」
旦那「…いや、どっちでも…」
と言う訳で、
いぁや、エジプト展すごかったなぁ!!
東京まで見に行ったかいがあったよ、うん。
●3日目 9月21日(月)●
昨日の横山大観ショック…いや、エジプト展の感動から抜け出せず、
本日は静岡でのんびりしようの日。
清水漁港・河岸の市で、お馴染みのアジの開きを購入して実家に送ったり、
静岡行きつけのお店で、ブーツや洋服を物色したり。
明日は少し運動したいなぁ。
●4日目 9月22日(火)●
本当はこの連休、運動するなら
宝永山にご来光を見に登ろうと計画していたのですが、
どうにも天気がいまいちそうなので、計画を急遽変更。
「白糸の滝まで歩いて行くぞ~~。」
ちなみに白糸の滝とは自宅から、
車なら30分かからないところにある日本100名滝の一つ。
歩くと11キロ位の距離。
延々と登り道だし、運動には丁度いい。
と言う訳で、2時間半ほどかけて、
特に山道でもない車道沿いを歩いてきました。
…何だか熊野古道を思い出すなぁ。
到着した白糸の滝は、思いのほか観光客で賑わっていました。
もちろん皆様自家用車で来ていて、
わざわざ歩いて来てる人なんて我々くらいのものです。
地元の豚と鳥肉を使っているお食事処で
ビール片手に到着を祝い、
それなりに見ごたえのある滝をカメラに収めて。
「さて、帰るか。」
ところが帰り道途中、雨が降り出てしまった。
道沿いのバスは1時間に1本。
仕方なくケヤキの大木の下で雨宿りしていると、
「あの、もしバスを待っているんでしたら、送りますよ。」
振り返ると、見知らぬご婦人が一人。
「?え、でも…」
「先ほどうちでお食事して下さった方ですよね?
駅に向かうなら丁度道沿いですから、どうぞ。」
おぉぉぉ!!
あのお食事処で働いていた方か!
聞けば、丁度お昼休みで自宅に戻るところ、歩いている我々が目に入り、声をかけてくれたとの事。
きっと、山歩きの格好で店に入って、
昼間からビール飲んでる夫婦なんて我々位なものだったから、気にしてくれてたんだろうなぁ。
こんな人情に触れられるとは!
わざわざ歩いて滝まで行ったかいがあった!!
と言う訳で、
皆様、富士の麓、白糸の滝までお越しの際は
是非、お食事処「和乃泉」をご利用ください☆
●5日目 9月23日(水)●
連休最終日。
本日のテーマは
「リベンジ美術館・東京なんか目じゃないぜ!」
私「聞くところによると、山梨・長野は美術館の宝庫らしい」
旦那(HPを調べながら)「ならばこれはどうだろう、長野信濃美術館・東山魁夷美術館。」
私「…今度はちゃんと美術館だよね。記念館じゃないよね。」
旦那「大丈夫、作品目録もちゃんとあるし。」
私「おぉ!東山魁夷、良いじゃないですか。」
旦那「もう一つ、長野の水野美術館で四代浮世絵師展やってるみたいだよ。」
私「浮世絵!江戸時代!!日本画!!!(だから、括りがでかいって)
そ~~れ~~だ~~!!」
と言う訳で、最終日はまたもや早起きして、長野へGO!
今回こそは大丈夫。
…もし水野美術館がだめでも、東山魁夷美術館へ行けば良いし。
しかし、そんな心配を余所に。
水野美術館の浮世絵展はすばらしいものでした。
浮世絵の東洲斎写楽
美人画の喜多川歌麿
富岳三十六景に代表される葛飾北斎
東海道五十三次に代表される、風景画家歌川広重
4人とも
無駄なものをどんどん省き、迷い無く引かれた線や、
最小限ゆえに大胆な色での表現、
計算しつくされているのに、見ている側にそれを感じさせない心地よい構図。
やっぱり日本画って良いなぁ。
私が特に見れて良かったと思うのは歌川広重。
北斎もそうでしたが、
手前にこれでもかと大きく一つ、
テーマとなるモチーフを持ってきて、
背景に美しい景色を描き込む。
その背景の絶妙なこと。
簡略化しているいているのに、
特徴をきちんと捉えて細かく描き込まれている。
細かい部分は作者が描き、
簡略化されている部分は、見る側が自然と頭で描けてしまう。
文章で書くと矛盾しているように聞こえるけれど、
それがきちんと絵の上で出来上がっているからすごい。
広く静かな展示室、
お客も多過ぎず、じっくり見て歩き、気がつけば
3時間半も過ぎていた。
はあぁぁぁ、すごかった…
来られて良かった、旦那様に感謝…
ちなみに水野美術館は、
「おいし~いキノコは ホ・ク・ト」のCMでお馴染みの
ホクト産業・水野社長が
「美術品は全国民の宝である!」
「なぜ日本画か?それは私が日本人だからだ!」
という心意気で作った美術館です
(今回の浮世絵コレクションは中右瑛氏よりの企画展)
さすが!キノコ好きに悪い人はいない!!
そんなこんなで、充実した5連休でした。
さぁ、明日からまたお仕事頑張るぞぉ!!