とうろう流しと花火 ２

会場に一番近い駐車場に１台分だけ空きスペースがあったので
ラッキーとばかりに入れました。
地面が整備された駐車場では無かったので丁度その部分に水たまりがあって
クッキーが泥だらけにならないかヒヤヒヤ。

とにかく車から必要な荷物だけを持って
観賞場所確保に。

屋台も準備の最中、
なんだかこう言うのを見ると、嫌でもお祭り気分になります。



花火観賞の場所を探して歩いていると
こんな祭壇がありました



祭壇が近いこの辺りにしようかと
日蔭のベンチに座っての様子を眺めて観察



来賓席とお焼香台も出来て
これで、先祖の霊を慰めるとうろう流しの準備が整い
後は日暮れを待つばかりです。



ここでも、打ち上げ花火の準備が着々と進んでいた。
観賞場所にレジャーシートを敷き、三脚を立てて場所確保して



クッキーと一緒に夕暮れまで散歩と、被写体探しに歩き回る。

大きな岩と、対岸の諏訪市。
でも、なんとなく写真撮る様な気分じゃ無かったので
車に戻って、窓を全開にして、クッキーと夕方までお昼寝タイム。

５時半ごろ、確保した場所に戻ってカメラのチェックをしながら
夕暮れを待ちました。



夕暮れになったらカメラが作動しない
２ヵ月ぶりでカメラを持ったら色んな事忘れてしまった。




とにかく燈籠流し花火にむけてテスト、テスト。
「被写体が暗い」とメッセージが出るばかり
ＩＳＯ感度を８００にしてもダメ。

夜景撮影どうするんだったっけ
設定色々してみてもダメ
汗、焦、アセ、

そうこうする内に始まっちゃいました。
諏訪全土の各宗派のお坊さんが読経をあげ、
紙で作った蓮の花びらを撒きつつ入場  (この花びらは拾って仏壇にお供えするようにとのこと)

みんな合掌して礼拝でお坊さんをお迎え
そしてお経と共に、燈籠が流された。



今年の燈籠は流れが速いと、近くの人が言ってました

私が失敗したと思ったのはずっと着けていた３５mmを
望遠レンズに付け替えた事。
３５mmじゃ、とうろうを撮るのにふさわしくないと思ってしまったから
でも３５mmで充分だったかも・・・



望遠付けていたせいで、付け替える暇も無く花火が始まり
クッキーはビビって暴れるし、
花火は始まってすぐに諦めて、ただただ観賞して楽しんだ。
祭壇では自由にお焼香が出来ると言う事で
私もクッキーとお焼香し、母とそして先祖の霊に手を合わせ、送った。
そんな感じの大満足の一日だった。



でも、でも、でも、大変だったのが帰路。
９時少し前に湖畔を離れたんでけれど、
少しでも高速代を浮かそうと、岡谷インターからではなく
諏訪インターまで走った
そして入った高速は、車、車、車！
なんで、なんで夜なのにこんなに車が走ってるんだ　状態
でも、疲れていたから一時も早く家に帰って眠りたい。
そう思って、ノンストップで帰る予定が
談合坂サービスエリア手前で限界を感じ休憩する事に。

談合坂に入った時は０時少し前。
仮眠をとる事、道がすごく混んでいる事を
心配して待っているKよんにメールして仮眠。

1時間後、再び本線に戻ってみると大渋滞
３車線とも真っ赤なテールランプが続いている
３００ｍも走らない内にハザードを出して停止の注意を促している
事故かな？
あのまま走らなくてよかった、事故に巻き込まれていたかもしれない
母が守ってくれたんだ。とか勝手な想像をしてました
でも、事故があった様子も無かったみたい
渋滞は小仏トンネルまで続いた。

また帰りが遅くなる、疲れはたまると嘆きつつ
歌を歌ったり、一人で喋ったり眠くならない様に努力しつつ
２時に我が家に帰ってきました。


今日はダレてます。
クッキーは朝から死んでます

　
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とうろう流しと花火 １

Ｋよんに、どうしてそんなになってまで行くの？
と言われたが、この年になると無性に子供の頃の事や
古里が懐かしくなる。

実際、諏訪湖（岡谷市）の花火なんて、
実父が生きていた頃１回湖畔まで見に行って見た事があるだけだった様な気がする。
だからずいぶん小さい時の思い出だが、あの大きな花火が印象に残っていた。

昔の事だから、高い建物なんて無かったから
ほとんどが、茶の間からみんなでワイワイ言いながら花火を見たのが現実だった。
でも、盆暮れは、あの頃の子供たち、いや大人も楽しい行事だった。
夏の締めくくりに、子供の頃の思い出の岡谷の花火を楽しみたかった。

そう言えば母は無類の花火好きだった。
田舎に居た頃、母は大家族の嫁で、辛い事も多かったのだろう
諏訪湖に花火を見に行くと
あの、ド～～ンと言う大きな音に、気持ちがスッキリしたとよく言っていた。

東京に出て来てからは、板橋の花火や、復活した隅田川の花火も見に行っていた。
私は人混みが嫌いだったから、Ｋよんの様によく行くよと思っていた。

今回は、そんな母を偲びたい気持ちと
とうろう流しで、初盆の母の霊を送りたかったから
無理を承知で出掛けて行った。

ひとり旅の苦手な私は、クッキーが旅のお供だ。

犬連れ、なので宿泊施設に泊まるのはむり
なので、疲れてしまったら、車の中で寝るのだって有りだ
そのくらいの覚悟で家を出ました。


とにかく、夜の事だから、早く行ったって仕方がない、
でも、車を入れる駐車場は確保したい。
そんな気持ちで。
１０時半過ぎに家を出ました。

のんびり所々サービスエリアに寄りながら
１時少し過ぎに、原村のサービスエリアでお昼を食べる事に。
いつもの事ながら、私は手作りおにぎりを持って行くのが大好き



八ヶ岳の麓の原村は、清里と共に人気のリゾート地
原村のサービスエリアはリゾート気分満点。




木陰の白い椅子とテーブルで、おにぎりを頬張り
景色を眺め、



クッキーとおにぎりを分け合って食べて。



森の中を散策して、高原の雰囲気も楽しんだし
原サービスエリアは初めて利用したけれど
結構お気に入りのサービスエリアになりそうです。


高速を降りて、ホームセンターで使わなかったけれど
蚊取り線香（バカデカイ）を購入したり、フロントガラス用の日よけ
クッキーに日除けの意味で夏用のシャツを買ったりして
諏訪湖畔に到着。      (つづく)

　
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とうろう流し

とうろう流しに行って来ました。

今帰路ですが、くたびれちゃって談合坂で仮眠中です。