はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

ついに終了「やすらぎの刻~道」 。

2020-04-01 08:03:00 | 気になる:テレビ番組
辛いニュースが続く中、こちらも寂しいお話。

ついに終わっちゃいましたね。
1年間あっという間だった

「やすらぎの刻~道~」

帰宅しても、もう放送がない。
いつかは挫折するかも・・と思っていたのに、やっぱり見続けていたので、今日はポッカリ心に穴が開いてしまった気が

 

・・・1年前。元号も代わり、オリンピックを翌年に控え、景気も良くて、何となく希望に満ちた感の年でした。それが、今やこんな世の中になっていようとは。

始まった頃の期待の気持ちはこちら

 

最初は正直、「やすらぎの郷」の続編を楽しみにして見ていたのですが、途中から、脚本家菊村栄がこっそり書いていた作品「道」の方が面白くなってきて。
それも、「平成版」になってからかな。

 

戦時中はやはり見るのが辛くて、総集編でストーリーを追う感じでした。
戦争は、どう描いても楽しい結末にはなりませんが、総集編見てるだけでも辛かった。

そして「平成版」も、そんなに大波がやってくるかというほど、辛い出来事が多くて。地味に生活を送っていても、「一寸先は闇」といいますか。年をとって穏やかに過ごしたくても、それを許してくれないのが「世の中」なのか、倉本先生独特の世界観なのか。


バブルがはじけた後、何をやってもうまくいかない次男(駿河太郎さんが巧いのよね)の末路・・・
農業に手を広げ過ぎて、老親にまで迷惑かける程借金を重ねた三男・・・


どんな家庭にもいろんな事情、出来事と思いますが、それにしてもねぇ。苦労を重ねてきた老夫婦を、穏やかに過ごさせてあげたかったなぁ。

唯一の救いは、しっかりした長男(出番少ないけど田中哲司さん好演)と、引きこもりから農業に目覚めた次男の息子(菅谷哲也さん熱演)ほか、他の娘や息子、多くの孫たちが支えてくれたことかな。そこは、誰よりも幸せだったと。


主人公夫婦、公平としのを演じた橋爪功さん風吹ジュンさんが本当に名演でした。
特に、橋爪さんは昔から「皮肉屋」「嫌みな人」を演じたら右に出る者がいないと個人的に思ってきましたが、それを経ての今は「おとぼけと愚痴気味だけど筋金入りの頑固爺さん」がピッタリますます大好きになりました
しの役の風吹さん。急な代役で大変だったと思いますが、橋爪さんとのコンビがすごくよかったです。いつまでも若いイメージでしたが、こういう老け役も素敵だなって。
ただ、最終回にもちょっとだけ出演していた八千草さんがこの役を演じていたら・・・ちょっと見たかった気がして、残念でなりません。

架空の脚本とはいえ、今回はこちらが「本編」だったのだなぁ・・・と、見終わって改めて気づかされました。
特に「平成期」は、自分にとってもいろんなことを思い出させてくれ、この30年も、昭和とはまた別ものの、「激動の時代」だったと。

 

「やすらぎの郷」の方は、「認知症」や「死」「遺産相続」など老後の現実を描きつつも、「一服の清涼剤」的なお笑い部門みたいになってきて。こちらの方は「結末」などない、今も続くストーリーなのかな。

過去に栄光をあびたスターたちの老後。華やかで楽しいけれど、悲哀に満ちたもので、やっぱりそれも倉本先生の「皮肉」と「現実の厳しさ」を真正面に受け止めながら見ていました。ただこちらも、いろんな人間関係があるけれど、このホームに入れた人は幸せだなって。

時々、「やすらぎ~」での出来事と、現実の芸能ニュースがオーバーラップしていた時があって、「倉本先生は予言者か?」と驚くことがあったなぁ~

あと、「この話いる?」と、キョトンとさせられる回もありましたが、それもご愛敬。
寡黙だった、藤竜也さん演じる「秀さん」がキャラ変したかの如く、饒舌になっていったのも若干「??」でしたけど

 

振り返れば、どちらの話も、チョイ役でさえ、豪華なキャストだったし、逆に「この人知らないけど、お芝居上手いなぁ」と思う人もいて、そういう意味でも新鮮でした。
3年前からの続編「やすらぎ~」の、すねに傷持つ施設の従業員たちが個人的に好きでした

 

一年間、楽しかった。この一年、個人的にしんどいことが多かったので、この15分間と、番組後の大下容子アナの番組受けコメントに癒されていました。

途中、残念ながら亡くなった方もいましたが、今は無事終わって本当に良かったです!楽しませていただいて、本当にありがとうございました。

これからなにを楽しみに生きていけばいいのかしら・・・・

 

最後に、記事とは全く関係ないけど、母が丹精込めてる庭の花を。

 
シャクナゲが開きました。


白いチューリップも咲きそうです。

なんだかまるで、華やかな「やすらぎの郷」とささやかな「道」のような雰囲気


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