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はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

このブログについて

ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

今年の総括です。

2008-12-31 23:09:41 | 記録:観劇
お正月向けにプリフラ作ってみました~

大晦日も押し迫って、紅白を見ながらようやく今年の総括をしてみます。

まずは舞台から
2月 「ペテン師と詐欺師」
3月 「黎明の風」(宙組)
4月 「美女と野獣」
5月 「ミー&マイガール」(月組)
   「ベルサイユのばら外伝/ジェローデル編」(雪組)
   「広響POPSコンサート/ミュージカルナンバー」
6月 「大奥」
7月 「ウーマンインブラック」
8月 「かもめ」
   「ミー&マイガール」(月組)
9月 小松原庸子舞踊団フラメンコ公演
10月「梅ちゃんの青いパンドラの箱」
11月「どんまいマインド」
12月「冬の絵空」


振り返ってみて驚いちゃった無収入だったくせに1月以外は全月行ってるせいぜい6~7本だと思ってたので・・・・
合計13本。そのうち宝塚が4本。今年は結構行ったなぁ
この中でベスト3は(なかなか選べないけど)・・・「黎明の風」「ミー&マイガール」「ウーマンインブラック」かな。番外編としては「梅ちゃん」


次は映画
3月 「ペルセポリス」
   「北辰斜めにさすところ」
   「潜水服は蝶の夢を見る」
   「魔法にかけられて」
5月 「最高の人生の見つけ方」
7月 「近距離恋愛」
8月 「カンフーパンダ」
   「アフタースクール」
9月 「ハンコック」
   「デトロイトメタルシティ」
   「崖の上のポニョ」
   「20世紀少年」
   「パコと魔法の鏡」
10月「イキガミ」


はぎおにしては、久々に映画館に入り浸ってました。後半失速したので結局14本どまりでしたが。「おくりびと」とか「ハンサムスーツ」なんて券まで買ってて行けなかったのが残念。
さて、この中でのベスト3は・・・「ペルセポリス」「潜水服は蝶の夢を見る」「最高の人生の見つけ方」かな。でも今年見たものはほとんどがあたり「デトロイト~」なんて最高に面白かったし「近距離恋愛」「イキガミ」も捨てがたい。「ポニョ」も可愛かったしなぁ・・・番外としては「カンフーパンダ」


今年は旅もよく行ったなぁ。一泊、バス旅行青春きっぷの旅など等・・・
2月  沖縄石垣・西表島
3月  鬼怒川・日光・草津
4月  奈良
    松本・彦根・姫路(城めぐり)
7月  東京(ブーケ講習)
8月  福岡(初盆)
11月 ディズニーランド


思い出深いのは雨の中ジャングルをまわった西表と20数年ぶりの奈良の旅かなまた行きたい。こんどはじっくりと。日光&温泉も良かったなぁ。


今年一年、今までの生活とは一変して、自由気まま、行き当たりばったりの生活だったけど、新たに始めた事、新しい出会い・・・印象深い年になったと思いますホント「あっ」という間の一年間。
仕事を再会したばかり。上手くいかない毎日に凹みつつさて来年はどんな年になるやら・・・

今年も遊びに来ていただいた皆様、本当にありがとうございました
まめに更新をしてませんが今までどおりボチボチと続けていくつもりです。
今後ともよろしくお願いします<(_ _)>

さぁ、「ジルベスターコンサート」を見ながら年越しをしますか
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『冬の絵空』

2008-12-30 08:37:06 | 記録:観劇
今年最後の観劇。
生瀬勝久、橋本じゅん、そして藤木直人・・・随分前から予約して楽しみにしてたんですが・・・仕事があまりに忙しくて、何だか会場についても上の空イマイチ集中できなかった。ははは

(以下、ネタバレあり)

さて内容は・・・
「忠臣蔵」の討入りを仕組んだのは、ある商人と役者だった・・・

その話を軸に、赤穂藩士、吉良家、商人、役者・・・様々な人の心理を描いていて、時には面白く、時には哀しく展開する・・・

期待していたんですが、ちょっと間が空きすぎるというか、気持ちが途切れるところがあったような・・・個人的な意見ですが

生瀬さんはさすがです登場だけで場をさらうという感じ。橋本さんは初めて生で見たんですが、やっぱ上手いですね。大石役とは想像つきませんでしたが貫禄がありました。
一番感心したのが中越典子。彼女は舞台にむいてますね。声も良く出てたし上手い。朝ドラの時から印象的でしたが、ますますファンになりそう

期待してた藤木さんですが・・・時代劇をやるには早すぎるかなぁ現代劇なら舞台栄えもしそうだし・・・今後に期待。

「犬」として生きる隠れキリシタン役のラーメンズ片桐さんもいい感じ。でも存在自体がイマイチ描ききれてない感じでもったいないなぁと。

誰もが知ってる「忠臣蔵」を大胆に解釈したのは面白かったけど、逆にちょっと知りたくないなぁとも思ったりして「忠臣蔵」は定番の「勧善懲悪」の物語として覚えておきたいんでしょうか・・・


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来年の観劇予定

2008-11-24 21:20:47 | 記録:観劇
いよいよ年賀状のシーズンとなりました。2009年ももう間もなくですね。

で、観劇・ライブの予定もちょっとずつ決まってきました~

12月 『冬の絵空』
1月 『山下達郎ライブ』
2月 『愛と青春の宝塚』
   宝塚星組
 (バスツアーで確保!!)
3月 『回転木馬』
   『ニューブレイン』か『昔の女』
   『マルグリット』
(以上東京)
4月 宝塚宙組 (初舞台生観たいし宙組+正塚先生興味あるし)
5月 宝塚花組全国ツアー
6月 宝塚月組『エリザベート』


3月は東京に行くぞ~と思ってますが、どうなることやら

それにしても宝塚の予定が多すぎ各組1ヶ月公演に不満がいっぱいなんだけど、結局観にいってしまうこの性ったらだって好きなんだもん
「エリザ」月組での再演は意外でした歌唱力に若干の不安が無きにしも非ずだけど(タキちゃんがいてくれたらなぁ)一番若い組での配役が楽しみ~

久しぶりにライブに行こうかなと
それはなぜかというとあの山下達郎が地元近くに来るから。ただそれだけです特別ファンと言う訳でもないけどやはり生歌が聴けるなら行くでしょう。

またまた観劇熱が高まってきましたが、今後は「予算捻出」との格闘が一番のネックですねぇ以前のような収入もないし、節約できる性格でもないし(それじゃダメじゃん

この予定がどこまで実現できるか、それも楽しみ


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『どんまいマインド』

2008-11-18 11:25:16 | 記録:観劇
昨年、地元に新しいホールができました。
行きたいとは思ってたけど、なかなか「これ」という演目が来なくて・・・

で、満を持して来たのがこの「どんまいマインド」

地方特有の「PR不足」感があったので、「空席だらけだったらどうしよう」という不安がずっとあったんですが・・・幸いまぁまぁの入りで一安心

で、見慣れぬ男性が登場。スタートと思いきや・・・
公演プロデューサーという方が「チラシに記載している内容とは全く異なるストーリーになりました。ますます面白くなりましたのでご期待ください」と説明。
いろいろ公演を観てきたけど、こんな事は初めてでちょっと驚きと新鮮

前置きが長くなりましたが、ここからネタバレありです。

水没した街から非難する人々。待機所で再会したある工場の従業員達が、新たな生活の場所を求めて働きながら旅をする。
旅館、イベント会社、大手食料品メーカー・・・各地でお互いの性格や価値観を知り、それぞれが「安住の地」を求めていく。

こんな感じでしょうか。
まぁ見事に「チラシ」とはストーリーをはじめ名前、設定、同じところが全くない

ロードームービー的な展開で、同じ人が何役もやっていて、その違いを楽しめた、気軽な作品でした。
でも・・・ちょっと散漫な感じかな
西村雅彦、金子貴俊、市川由衣、脇知弘、中丸新将、芳本美代子、松田美由紀。
これだけの人が出ていて、あまり面白さが伝わってこないというか。
7人で相当数の出演者を演じるので、皆さん熱演でした。特にベテラン組はさすが中でも松田さんの舞台って華があっていいですね。いつも悪役(ご本人もおっしゃってました)の中丸さんのダサくてコミカルな姿はちょっとはぎおの『ツボ』

演出は山田和也さん。はぎおは「山田作品」との相性がよくないのかな何作か観ましたがあまり好印象だった事が・・・良かった~と思ったのは『ジキルとハイド』くらいかしら(な~んて偉そうに

7人ということもあって、出演者全員から一言ずつコメントが。さすが地方の公演、和やかでアットホームな感じになりました。さすがにこれはちょっと得した気分かな

はぎおが観たのは11月初旬。全国公演とのことで、まだまだ各地を公演中。あのプロデューサーさんも一緒に回ってるのかしら


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『梅ちゃんの青いパンドラの箱』

2008-10-23 20:31:48 | 記録:観劇
いや~面白かった
もうその一言に尽きます。
初めての梅ちゃんの単独公演観劇でしたが、今までなんと「もったいない」事をしてたか

いつもは「WAHAHA」の座員の一人として観る梅ちゃんですが、やはり一人だとますます強烈

始まる前から隣のお客さんがナイロンシートを広げて準備。「何でだろう」と疑問に思ってたら・・・・始まると同時にある小道具(はぎおは書けない)で会場中水撒き散らされて「納得」。お隣さん常連だったのね

で、内容はと言うと・・・くだらない、下品のオンパレード
でも、なぜかおなかを抱えて笑っちゃう細かく書いても面白さが伝わらないなぁ~
あり(とっても上手い)、お芝居あり。
会場を走り回って、観客を巻き込んでのあっという間の3時間舞台運びはさすがです。
おかげでお客さんもノリノリ梅ちゃんが困るくらいやっちゃってます。
多分客席数が500人程度の会場なんで、身近でアットホームな感じなところもいいですね。
お子ちゃま(が観てもいいのかどうか)からご年配の方まで老若男女、本当に年齢層が広い客席で。

梅ちゃんが一人で来てたお客さんに「馬鹿じゃないの」って突っ込んでたけど、「あたしもだよ」て密かに笑ってました

梅ちゃんの出身がお隣県の「笠岡市」という事もあってか、広島には毎年来てくれます。はぎおが行く時は大抵『梅ちゃんパパ』も会場に来られてて
内容が内容だけに貸してくれない会場も多い中「県民文化センター」という県内でもあまりライブでは使わない場所で、もう10年以上毎年公演してくれます。会場側も「面白くてお客さんが入ればどうぞどうぞ」と言ってくれるんだとか(なんと心の広いお役所だ

東京での「全体公演」では警察が来る騒ぎになったとか
弟さんが岡山県警の刑事さんだとかで、迷惑をかけないように次の日は一生懸命やったって・・・・頑張りどころが違うような

みなさ~ん、ほんと楽しいですよちょっぴり下品だけど
まずは梅ちゃんから「WAHAHA」のディープな世界に足を踏み入れてみませんか

ちなみに・・・
爆笑の会場の中、全く笑顔のないお客さんもチラホラ。それも結構若い女性でしたが・・・お気に召しません



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『パッション・デル・フラメンコ』

2008-09-30 21:38:00 | 記録:観劇
一度「フラメンコ」を生で見てみたいと思ってました近隣の尾道に、はぎおでも知ってる「小松原庸子舞踊団」が来るとのことで、気軽にチケットを買ってみましたでも、想像以上に「情熱的」で「圧倒的迫力」でした~

PRもほとんどしてなかったし、正直お客さん少ないだろうな・・・と心配しながら会場へ行ってみるとそんな心配はどこへやら満員、満員しかも「ここは演歌歌手の特別公演か」と思うような高年齢の客層
さすが文化の町「尾道」と思いつつも、場違いなところへ来てしまったかと

で、きっとほとんどの方が「フラメンコ」初体験と思われたのか、団員の方が懇切丁寧にフラメンコの歴史、用語、魅力を解説してくれました
観客も手探りで見始めたので、一安心とにかく「盛り上がればいい」んだと・・・

そこからはもう「大衆演劇」の世界おっちゃんたちの「オーレ」の掛け声とともに拍手喝采盛り上がる盛り上がる

さて、内容は・・・正直見るまでよくわかりませんでした。
でも始まった途端からくぎ付けです
印象としては「バレエ」「タップダンス」「フラダンス」の要素がありつつ、根本は「哀愁」「悲哀」だなぁと。
安易な表現ですけど

音楽も本場スペインからプロを招いていたようで、本格的な生演奏が聴けて、今思うと結構豪華でした

ソロだけかと思ってたけど、デュエットやフォーメーションがあって、ドラマ性も感じました。
ドレスも黒と赤だけかと思ってたら、ブルーやグリーン、オレンジ、白ととてもビビッドで美しかったです
この日1日で随分「フラメンコ」の印象が変わりましたよ
(どれだけ無知だったのかしら

この日はどうやら地方公演の千秋楽。小松原さんご本人が挨拶に登場されました。踊られませんでしたが、登場しただけでオーラが
カーテンコールで音楽が鳴り始めると、サパテアート(足踏み)をわずかな時間披露してくださいました一瞬で表情も変わり見事な振りを見せてくださって、観客も最高潮さすがです。

なんか楽しかった~奥深く知るともっと引き込まれるんでしょうね。
「タンゴ」には元々興味があったんですが、違う哀愁感のある「フラメンコ」、ちょっとはまりそうです



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2008年後半以降の観劇予定。

2008-09-21 00:48:25 | 記録:観劇
2008年もあと3ヶ月、早いなぁ。「来年のことをいうと鬼が笑う」といいますが、演劇スケジュールは待ってくれない
ネットを見れば次々と面白そうな演目がいっぱいなのさ~


まずはあとわずかの2008年
9月:「パッションデルフラメンコ」
  フラメンコは詳しくないけど、一流の舞踊団が地元に来るので・・
10月:「梅ちゃんの青いパンドラの箱」
  ワハハ観に行けなかったからね梅ちゃんオンステージ初体験
12月:「冬の絵空」
  このメンバーは観なくては2008年の締めくくりかな。


そして2009年。
2月:「愛と青春の宝塚」 
昨日まで迷ってましたが・・・ルンパちゃん出演で観劇決定それにしても、あれだけのメンバーなら現役でバウ公演くらいできそうなのになぁ
  
ここからは久々に東京遠征しちゃおっかなぁと
  「マルグリット」
  おささんの初舞台ですからねそれにスタッフにも興味津々ただ「椿姫」はほとんど知らない
  「スーザンを探して」
  宝塚と四季の共演保坂さんの四季以外での舞台が楽しみ
  「夜の訪問者」
  段田さんの初演出だそうです。メンバーも豪華

3月:雪組「風の錦絵/ZORO 風のメサイア」
  前月の星組も興味あるなぁ~でも、やっぱ初舞台生が観たい
  ハンブルクバレエ「椿姫」
  ここで「椿姫」ノイマイヤー作品が地元にでもチケット代がかなり高い


来年だけでもすでに6本その頃にはどんな状況かわからないのにねぇ
ただ、東京には行くぞ~
どうか全部観れますように



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『かもめ』

2008-08-02 22:50:59 | 記録:観劇
ロシアの文豪チェーホフの「かもめ」、見てきました。正直内容は知らない。ただ鹿賀さんが見たくてそれと「身毒丸」以来の藤原君、「蜘蛛女のキス」以来の麻実れいさんを久しぶりに見たくて・・・

(ネタバレあり)


ストーリーはこちら(Wikipedia抜粋)

舞台はロシアの片田舎。作家を目指す青年トレープレフは、売れっ子作家の愛人トリゴーリンと共に久々に故郷に帰ってきた大女優である母アルカージナの気を引こうと、恋人ニーナを主役に据えた前衛的な芝居を上演する。しかし母には「退廃的なデカダン」と一蹴され、全く相手にされない。女優を目指すニーナは都会で活躍するトリゴーリンに惹かれ始める。
母に自分の才能を否定され、ニーナの自分に対する感情の些細な変化を感じ取ったトレープレフは撃ち落したカモメをニーナに送る。「いまに僕は自分を撃ち殺すんだよ。こんなふうに。」
ニーナはトリゴーリンにどんどん惹かれていく。トリゴーリンもまた若く美しく才能溢れたニーナを可愛く思う。
焦りと絶望からトレープレフは自殺未遂をする。アルカージナに自分を認めて欲しいと懇願するが、親子の気持ちは通じ合わない。
ニーナはトリゴーリンと共に都会で生きていく決意をする。母、作家、恋人が去ってトレープレフは一人田舎に残された。
2年後。トレープレフは新進気鋭の作家として注目を集めていた。そして再び彼の前に現れたニーナは女優として全く芽が出ず、トリゴーリンにも捨てられ狂気を帯びていた。今でも愛していると告げるトレープレフ。しかしニーナにとってトレープレフは既に過去の思い出だった。彼と話すうちにだんだんと希望を見出すニーナ。二人のもう重なることのない人生を悟ったトレープレフは絶望し・・・


劇的な事件は起こらない。でも普通?!の人々の生きていく上での葛藤が主軸・・・だったはず途中ちょっと寝てしまったははは
ミュージカルにサスペンス、コメディ等など、賑やかな作品に慣れていたので、見ている間はちょっと辛かった。

そして、肝心なラストがはぎおにはよく聞こえなかった・・・終わった瞬間「えっ」て感じで、ガッカリするやら情けないやら・・・


でも、後からジワジワ来ました~個々が悲哀に満ち、抱えている葛藤が上手く重なり合っている複雑な物語だと。深いです
これは演者、演出、脚本によって全く違う作品になるのではないかと

重いストーリーとはいえ、どこかコメディタッチ。それがまた余計に後々重く感じたりする


このストーリーは登場人物みんなが主演。そんな気がした。
中でもまっすぐで繊細な青年トレープレフは藤原君。「身毒丸」といい、激しい役ばかり見てしまうんですが、ああいうタイプは若手の中でも№1でしょうねぇ

ニーナ役は美波ちゃん。「有閑倶楽部」のユウリのイメージが強烈だったけど、とても純粋で可愛らしい女優さんだったもっともっと伸びていきそうな、そんな真っ白なイメージ。

プライドが高く天真爛漫な母役は麻実れいさん。本当に華と色気のある、ゴージャスな方です。それでいて可愛らしい。ピッタリでした。

そして、その愛人トリゴーリンが鹿賀さんなんと30代の役なんだそうですが、前回の「ペテン師と詐欺師」が中年の紳士だったことを思うとすっかり若いキャラになってました前回感じたようなかつ舌の悪さもなく、チャーミングだけど悩みを抱えた人気作家でした。もっともっと厭らしさみたいなのがあったらなぁと思いましたが・・・やっぱりカッコいいですわ

一番強烈だったのはやはり大家の藤木さんでしょうプライドが高く、いまいち空気が読めてない。あの個性は日本でも稀有だと信じます過去2度ほど舞台で拝見しましたが、どれも忘れられません。

ただただ、勉強不足、予習不足を痛感しました。ストーリーの深さを観劇中に感じ取らなければ、自分自身楽しめないし。
原作を読みます<(_ _)>


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『ウーマン・イン・ブラック』

2008-07-16 14:26:17 | 記録:観劇
上川隆也という役者を生でどうしても観たくて、チケット取りました。ツワモノ斉藤晴彦さんとどんな掛け合いをするのか・・・・楽しみにしてましたが、始まったらそんな余裕はどこへやら

(ネタバレありです)



中年弁護士が、自分の恐怖の過去を家族に伝えたい。そんな依頼を受けた若い俳優が、弁護士とともに「芝居」という形で再現していく。そこから現実と過去の話が入り混じる不思議な世界が始まる・・・

しょっちゅう大人数芝居を観ているはぎおにとって、1人や2人の少人数芝居はとても刺激を受けます。頭、皮膚、空気・・・・全身を使って受け止めて観ている感覚です

とにかく、今この人は誰を演じていて、今どう展開しているのかついていくのが「必死」でも、想像力ってすごいですよね。あの照明とセット、そして二人の掛け合いが、その場を一瞬であらゆる場面に変え、あらゆる登場人物に見えてしまう
「イギリス」の作品ということもあるせいか、雰囲気も暗い。「怪談」が伝統的な日本人に合ってるのかも知れません

正直、「怖い話」
が大嫌い。まさかこんな内容だとは思わず行った事に若干後悔もしたけど、暑い夏の夜にはもってこいかも。

上川さんは、最初テレビサイズには合ってないんじゃないか・・・と思ってました。下手とかじゃなく、スケールが大きすぎる。最近はようやく見慣れてきて、遅まきながら横山秀夫氏原作のドラマ「陰の季節」にはまってます。この真面目で熱い人柄は、逆に上川さんにピッタリだと。
で、今回舞台上で観る上川さんはやはり「舞台人」だと感じましたスケールも大きいけど柔軟で表情豊か
キャラメルボックスの芝居は残念ながら観たことがありません。でも他の舞台、例えば東宝ミュージカルなんかどうかなぁ。「エリザ」のトートなんか雰囲気ありそうだけど。(歌はどうなんだろう)蜷川さんとか三谷さんのコメディとか、あらゆるジャンルの舞台で拝見したいです
とにかくカッコよかった

斉藤さんは初演から演じているだけあって、存在感たっぷりで、一筋縄ではいかない役者さんですね芝居素人の弁護士から癖のある地主まで、この人いったいどれだけの役をやったのか・・・でも一人なんですよね
「レミゼ」の時にも拝見しましたが、何だか立っているだけでその人の背景まで見えてくる・・・そんな気がしました。
さすがです

この作品、若い役者役が再演のたびに変わっているそうですね。
初演は萩原流行さん、二度目は西島英俊さん。上川さんを含め、全くタイプが違うところに興味津々。
個人的には流行さんの役者を観てみたい気もしました

役者二人の掛け合いと、ストーリーの巧妙さが素晴らしい作品でした。
が、この作品、また観るかと聞かれると・・・・「自信がない



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2008年後半の観劇・映画の予定

2008-07-03 16:04:57 | 記録:観劇
梅雨時の湿度で蒸し蒸しする毎日、気分だけでもと思い、爽やかなデザインに変えてみました。


2008年ももう半分終わってしまいました。歳を追うごとに早くなります
という訳ではないですが、今年後半の観劇・映画予定をまとめました

まずは観劇。

7月:「ウーマンインブラック」
8月:「かもめ」
9月:「パッションデルフラメンコ」
11月:宝塚月組(予定)
12月:星組全国ツアー(予定)


こんなところです。
実はまだ観たかったもの、チケット確保したものの行けなくなったもの・・・たくさんあります
でも、このあたりにしておきます。チケットより交通費が痛いので
しかし、宝塚は取れるんだろうか・・・


その代わりといっては何ですが、レディースデーを活用して1,000円で映画を見る回数を増やすつもりです。
今見たいのは・・・
「JUNO」
「西の魔女が死んだ」
「ラスベガスをぶっとばせ」
「つぐない」
「やわらかい手」
「アフタースクール」
「ぐるりのこと」


このあたりでしょうか。
今年は久しぶりに映画に興味がありますね。
まぁ「予定は未定」ということで、すべて行けるとは思ってません


これからやってくる高温多湿の夏を、観劇・映画で乗り切ろうと思ってます。
なにしろ、クーラーが聞いてますから


PS.12月に藤木直人初舞台「冬の絵空」が広島に来るそうです。生瀬・古田コンビをはじめ、個性に満ちた人々がたくさん!!これは観にいかねば!


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『大奥』

2008-06-07 23:06:13 | 記録:観劇
公演が近づくにつれ、「何でこのチケットを買ったんだろう」と思ってしまった「大奥」。でも、豪華な着物と女優陣の熱演に気分よく帰ることが出来ました。
(敬称略)

江戸末期、天皇の妹和宮が将軍家へ降嫁してくるところから物語は始まる。
宮家でのびのび育った怖いもの知らずの和宮を待ち受けるのは、現将軍の母で姑となる実成院、その実成院と激しく対立する大奥総取締役の滝山の、厳しい洗礼・・・

ドラマはほとんど見ていなかったけれど、史実などで知られた時代。どのように舞台で描くのか楽しみにしてたけど、とにかく幕間が長~い。展開が細切れで退屈になってきて、正直第一部で帰ろうと思っちゃった
でも、よくよく考えると、登場人物達の打ちかけ・着物が心情を表しているかのように場面ごとに変わって、着替えが大変だったのだなぁと

滝山役の浅野ゆう子、見栄えのするスタイルに、豪華な衣装が映えてました。その衣装に負けない強いオーラで、厳しい部分と女性としての弱さをもつ滝山の複雑な心情表現は見事でした。正直、最近のテレビドラマでは良さを感じなかったんだけど、舞台でもっと活躍してほしい女優さんだと思います

プライドは高いけれど、それは母として将軍を守ろうとする気持ちの裏返し・・・そんな実成院は江波杏子。去年の「血の婚礼」の田舎の芯の強い女性とはまたタイプの違う女性・・・どちらも強いところは共通してますが、それはやっぱり彼女の「誰も近づけないようなオーラ」が役を呼んでしまうのかしら。いつまでも江波様はカッコよいです

和宮は安達祐美。彼女はほんとに子役時代から上手いです。今回もそれをまざまざと見せ付けられたんですが・・・声がねぇ・・・きっと本人も気にしてると思うんですが、ちょっと気になって。

「大奥スリーアミーゴス」の3人は合間合間で笑わせていただきました。中でもやっぱり鷲尾さんは上手いですね。他の2人をうまく引っ張ってる感じでした。いいトリオです

将軍役の金子昇、前将軍役の羽場裕一、滝山に次ぐ位の初島役中山忍(最後まで若林志穂だと思ってました)、物語の鍵を握る奥女中松尾れい子・・・それぞれ熱演で、物語を盛り上げてました。

前かがみになって手に汗握るような展開ではなく、くつろいで観る大河ドラマ的な舞台もたまにはいいかなって思っちゃいました。おば様たちの「家でテレビを見てるような普通の会話」に会話が聞こえにくくなるのが残念ですが

追記:
浅野、江波、安達のお三方がそれぞれ登場すると、客席から「浅野っ!!」と掛け声をかけるおじさんがいました。これって広島だけそれとも公演とともに全国を一緒に廻ってる掛け声のプロ

カーテンコールは3回。一度は浅野さんの投げキッス二度目は祐美ちゃんの投げキッス三度目はなんと江波姉さまの投げキッスこれだけで行ってよかったと思いました


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広響POPSコンサート~ミュージカルの世界へ~

2008-06-04 22:35:59 | 記録:観劇
「ベルばら」観劇後、興奮も冷め遣らないうちに歩いてすぐの劇場に移動。
1日2公演なんて久しぶり。

広島には、プロの交響楽団があります。
広島交響楽団
その楽団と今回共演するのは今井清隆さん新妻聖子さん。このお2人の歌声を生フルオケで歌声が聴けるなんて贅沢なコンサートでしょう

国内有数の広響が年一回、クラシック以外のポップスをメインに開くのが「POPSコンサート」。
今年のテーマは〔ミュージカル〕ということで、このお2人に白羽の矢が立ったようです。

今井さんは「レミゼ」の"彼を帰して"をソロで聞かせてくれました。はぎおは彼のジャベールが観たい
新妻さんは同じく「レミゼ」の"オンマイオウン"、「エビータ」から"泣かないでアルゼンティーナ"をたっぷりと
お二人で「王様と私」のI have a Dreamed、「サウンドオブミュージック」「美女と野獣」のテーマ、「オペラ座の怪人」など等、じっくり、まるで生ミュージカルを見ているような感じで、う~ん堪能

演奏のみでは「ジプシー」の"すべては薔薇へと花開く"「マイフェアレディ」「キャッツ」"メモリー"、「サンセット大通り」「コーラスライン」など等、フルオケの迫力ならではの重厚な演奏を聞かせてもらいました

地元の音楽高校のダンスと歌も初々しくて、歌以外のトークもあわせて、ほのぼのとしたコンサートになりました

A席で3,800円。こんな素晴らしい演奏をこんなお値段で見ていいのかと思うほど、贅沢な時間でした
チケットはすぐ完売だったそうで、広島人て意外に"ミュージカル好き"なんだと実感しましたね。
来年もぜひこの企画でお願いしたいなぁ

ところで、今井さん、新妻さん、終演後音楽監督の藤野浩一さんとお好み焼きをつまみに飲みに行ったのかな


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『美女と野獣』

2008-05-10 21:21:08 | 記録:観劇
やっと見ました~「美女と野獣」
本当に心から楽しめた舞台でした。
大人から子供までみんなが楽しめる舞台って、考えてみるとあまりないですよね。
思わず登場キャラ「ルミエール」のストラップを買っちゃったりして

アニメを見てたので、それがどのように舞台化されるか期待8割、ちょっぴり不安あり。でも、そんな気持ちは吹っ飛ぶほど上手く舞台化され、さらに夢の世界が広がっていました
なんだろう、魔法で変身させられた家具や食器たちは、正直舞台の方が可愛かったりして。

今頃、ベストセラーになった「人は見た目が9割」という本を読んでますが、そうとは言い切れない部分もあると思っていいですよね。やっぱり人は「気持ち」も大事かと・・・


最初は恐怖に慄き、近づく事も恐れた野獣に対し、その人となりに触れ次第に気持ちが傾く主人公。そんな純粋な心を自分も持っていたいなぁと思ったり

劇団四季は見るたびに出演者・作品ともに高レベルで、さすがです
(台詞回しはどうしても苦手な部分がありますが
中でも、以前観劇した「コーラスライン」で注目していたルミエール役の道口さん。最高です。コミカルなあの役にピッタリ。

広島では6月で千秋楽を迎えます。ちょっとスケジュール的に行けませんが、機会があったらもう一度見たいなぁ



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相変わらず暢気ですが・・・観劇予定・追加

2008-03-04 23:56:16 | 記録:観劇
以前に、今年の観劇予定を書きましたが、新たに追加しちゃいました。

2月 「ペテン師と詐欺師」(終了)
3月 宝塚宙組「黎明の風」
4月 劇団四季「美女と野獣」
5月 宝塚月組「ミー&マイガール」
   宝塚雪組「ベルサイユのばら外伝:ジェローデル編」
   広島交響楽団ポップスコンサート ゲスト:今井清隆・新妻聖子
6月 「大奥」
   「恐竜と老人のポルカ」(未確定)
7月 WAHAHA本舗全体公演
   「ウーマンインブラック」(未確定)
8月 「かもめ」(未確定)

緑色が追加です。
広響ポップスコンサートは毎年開催されてましたが、今年はミュージカル特集だそうで、格安のお値段で今井さんの美声が聞けるとあって、初めて行く事にしました
。実は雪組広島公演と同じ日昼夜で豪華な1日を堪能できそうです

あとはお馴染み、WAHAHAの全体公演。前回も1人でしたが今回も・・・できればあの楽しさを数人で分かち合いたいんだけど、なかなか誘いづらくて

そしてとうとう、鹿賀さんの「かもめ」の日程が発表になりました。いや~、藤原君との共演は今から楽しみだなぁ・・・

半年でこの数。さて、どれだけ観にいけるでしょう。そして、後半はどうなることやらねぇ・・・


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『ペテン師と詐欺師』

2008-02-21 10:09:15 | 記録:観劇
今年初の、そして久しぶりの観劇は・・・大好きな鹿賀丈史と、よき相棒市村正親の夢の共演、「ペテン師と詐欺師」半年間待ちに待った公演でした~

紳士的な身なりにスマートな手口のベテラン詐欺師と、天真爛漫なペテン師。この二人が出会うことからストーリーは始まる。よきコンビとして数々の稼ぎを重ねていくが、ある少女との出会いでお互いが競い合うことに・・・

生オケの迫力と、出演者の演技力。とても楽しませていただきました。
紳士の詐欺師は鹿賀さん。スマートでお洒落。プライドも高いけれどどこかお茶目。もうピッタリ。ちょっと風邪気味だったのか、喝舌が悪いところがあったのが残念だけど、歌声も「ジキルとハイド」とは全く異なる聞かせ方で、惚れ惚れ

相方、というよりこっちが主役と思えるほどバイタリティに溢れ、舞台をかき回すペテン師の市村さん。思えばかなり久しぶりに舞台で見たけど、やはりこの人は根っからの舞台俳優なんだなぁと感じました。とにかく人を楽しませる事が好きなんだと。ダンスも軽快で、年齢を感じさせない詐欺師の「静」に対して、まさに「動」。いい対比です。

二人を対立させるきっかけとなる少女はソニン。「血の婚礼」で見せてくれた芯の強い女性とは異なり、田舎娘で純真なかわいらしい姿に、最初はソニンと気づかなかったほど歌も上手いし、演技も抜群。いずれは東宝の大きなミュージカルの主演などしてほしいなぁ。

詐欺師のもともとの相方は鶴見辰吾。初めて舞台で、しかもミュージカルで見たけれど、なかなか口跡もはっきりしていて、さすがに「巧いなぁ」と感じさせました。もっと舞台で、次はストレートで見てみたい

二人に騙されるセレブの女性達は、愛華みれと香寿たつき。二人ともさすが舞台慣れしているけど、たもちゃんは巧いんだなぁと新発見。宝塚時代にあまり「役者」のイメージがなかったんで、意外でした。また舞台で見たい。たーたんはさすが歌もダンスも聞かせてくれて、「ジキルとハイド」の時とは別人のような可愛らしさ。

ダンスや歌をふんだんに盛り込んで、まさに「ブロードウェイミュージカル」といった感じ。主演の二人の息もピッタリで、お互いが楽しんでいるようにも見えたかもちょっと展開がもたつくような気もしたけど、それはそれで楽しめたかも。

たまには能天気に楽しめる、「ミュージカル」を見て寛ぐのもいいねぇポスターを買っちまったよ


追伸:パンフが会場で売り切れて、後日送付してもらうよう登録して帰宅。
数日後「ホリプロ」から住所確認の電話が自宅にあり、電話に出た母が、はぎおが何かスカウトでもされたのかと思ったんだとか。ホントにそうならさて芸能界に行くか


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