東欧のピアニスト、今回はゾルターン・コチシュ
ハンガリーの三羽烏と呼ばれた一人
ピアニストでありながら、指揮者でもあり、作曲家でもある鬼才
Kocsis Zoltán
1952-2016 ハンガリー ー ハンガリー
ハンガリー国立フィルのの総監督となり
団員をオーディションし直しレベルを上げたり、
新たなオーケストラの創設、
シェーンベルクの未完のオペラを完成させ世界初演、
ピアノ曲のオーケストラ用の編曲、
ラフマニノフの歌曲のピアノ編曲など、幅広く活躍。
8歳の時にベートーヴェンの交響曲全曲を暗譜し
指揮を練習したと言います。
リヒテルとの共演経験があり、彼の影響は時間が経ってから
フレーズを歌わせたいと思った時に
ふと表れるようになったそうです。
時間が足りない生活の中でも、
暇さえあれば色々な人の録音を聴いたそう。
「人間、学ぼうと思えば何からでも学べます。好奇心をもって、
本当に好きなことをする。そこから力が湧いてくるんですよ。」と。
Liszt: Concerto No. 2 in A major
こちら、ちゃんと見られます。
Zoltan Kocsis plays Franz Liszt: Reminiscenses de Norma de Bellini
テクニックも素晴らしいですが、音が澄んでいて美しいです。
そして、スケール、アルペジォといった基礎中の基礎が
驚くほど美しいです。
どんなに忙しくとも毎日3時間の練習は
欠かさなかったそうです。
コンサートがあるとそこに演奏曲目が加わり、
もっと長い時間練習すると。
ピアノは練習時間が長くなる宿命にあると
おっしゃっています。