ピアノ王国のピアニスト、今回はヤコフ・フリエール
壮大な演奏スタイルで、リストの弟子ザウアーから
リストのソナタを「作曲者の次にこの作品の最高解釈者」と
称えられた
Yakov Vladimirovich Flier
1912-1977 ロシア帝国ーモスクワ没
ウィーンの国際コンクールで優勝し、
この時の2位がギレリス。
ブリュッセルの国際コンクールで3位になった時の
優勝者はギレリス。
ギレリスと国際コンクールで競い合う。
壮大な演奏スタイル、硬質でない豊満な音が前代未聞の
大音響となって大ホールに響き渡り、
クライマックスで見せたダイナミックな音は
リヒテルからもギレリスからも聴いたことのない
轟然たるものであった、といいます。
現代のピアニスト、プレトニョフはフリエールの弟子です。
生で聴きましたが、彼の演奏も何の力みもないにも
かかわらず、音が勝手に増幅し膨れ上がる音でした。