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pianon イルギ

イ・ジョンジェを筆頭に、

韓国男優にハマリ過ぎて睡眠不足の毎日…。

んが、楽し過ぎて止めれんドォ~!

ジョンジェ・インタビュ~14

2010-05-11 | 下女
コチラの記事から、まだまだ続くよ、ジョンジェのインタビュ~。
毎度のエエ加減な P子流で訳したく思います


 ウソンと結婚?
  そんなことではシン・ヒョンジュン&チョン・ジュノ カップルになってしまう。


Q : 関係者に、エロチック度合いは予告篇が全部だと、冗談半分、本気半分で聞いたが、
  確かにビジュアルは思ったより度合いが低かったよ。
  かえって、台詞や設定がとても刺激的だった、と言おうか?

A : その通り。
  マーケティング上はエロチックサスペンスで包まれているが、
  シーン自体はビジュアルがそれほど派手で目立つわけではない。
  映像より、台詞と設定が派手だと思う。

     

Q : ジョンジェさんが選択を迷って逃した作品で、うまくいった作品は少なくない。
  それでしばらく「作品運のない俳優」と言う話を聞いたりもしたが、
  こういう評価に空しさはないか?

A : そうだね。 私が選ばなかった作品。正直に言うなら、信じられなかった。
  某方が上手く作ったと思ったのなら、なぜ選ばなかったのか?
  相手がよく分からないから。
  そして欲が少しだけ多かった理由もあるようだ。
  50点のシナリオで90点の映画を作るつもりはなかった。
  そうこうするうちに、しきりに選んでばかりいた。

Q : 『1724~』のような場合、ジョンジェさんが選ばなかったら倒れる映画だった。
  ドラマ「トリプル」の場合は誰が見ても本当に上手くいくプロジェクトと判断されたのに、
  結果がとても惜しかったし。

A : 『1724~』の場合、当時私が受けたシナリオの中では最も面白くて興味深かった。
  『アイアンマン』が公開される頃だったのに、マーベル コミックのように作ると言うので。
  史劇に漫画的要素を導入して、CG作業も多く入れると言うので面白いだろうと思った。
  もちろん完成された映画は色々な部分で満たされず、物足りなさが大きかったが。
  「トリプル」の場合は、言われる様に誰が見てもわかりやすい組合せだったのに、
  やはり結果はあまり良くなかった。

Q : だが、俳優として振り返った時、興味深いフィルモグラフィーが多い。
  『若い男』や『太陽はない』、『情事』のように、
  その年齢、その瞬間でなければ出来ない特定イメージを作品で残す幸運を得たから。
  イ・ジョンジェのモダンでセクシャルな魅力が輝かしい作品だった。

A : 私も同じ考えだ。
  俳優にセクシーと言うのは最高の褒め言葉だから、いつもセクシャルな姿を失わないよう
  努力はしているけれど、『若い男』や『太陽はない』のように、
  その年齢でしか出来ない良いキャラクターに出会えたのは幸運だったと思う。
  キャラクター面だけで見れば、今回の『下女』のフンも悪くないようだ。

     

Q : 今までの作品で、実際イ・ジョンジェと最も似たキャラクターはどれ?

A : 惜しくもコレと言ったキャラクターとは出会えなかったようだ。
  実際、私の性格は物静かながらも唐突溌剌としてるからね(笑)

Q : 「沈黙リウス」( 意味不明 )というニックネームがあると聞いたが、
  物静かながらも唐突で溌剌してるとは、何か二重人格な感じだ(笑)
  時々コメディに対する欲を出すのもそのような指向のためか?

A : コメディジャンルに欲を出して選択する場合、そのような指向もあるようだ(笑)
  自ら感じるので、私の中にギャグ本能が少しあると思える。

Q : コ・ヒョンジョン、シム・ウナ、イ・ヨンエ、チョン・ジヒョン、チョン・ドヨンなど、
  韓国の代表級女優が皆イ・ジョンジェさんのパートナーを経た。
  韓国女優歴の生き証人のようだ(笑)

A : とにかく幸運のようだ(笑)その女優達を私が作り上げたわけではないが。
  ところが、皮肉としか言いようがなく、実際の撮影時には、
  その女優達と長く顔をを合わせることはなかった。
  『インタビュー』の時も、シム・ウナさんとは別に撮影をして、ほとんど会えなかったし、
  『イルマーレ』のチョン・ジヒョンさんとは、ラストシーンと一部のシーンだけ。
  さらに『ラストプレゼント』で妻役のイ・ヨンエさんは、顔を直接合わせたのは、
  本の少しってケースもある。
  そう思い返せば、決して女優運があるとは言えないようだ。
  なぜかこれがさらに良くないみたいだ(笑)

Q : 最近同年齢の親しいチョン・ウソン氏が冗談のように
  「こんなことではジョンジェと結婚することになる」と話してるが、
  今までの作品パートナーとして、最も熱い関係を継続している人は、
  やはりチョン・ウソンさんではないのか?(笑)

A : そうだが、こんなことでは、本当にシン・ヒョンジュン&チョン・ジュノみたく
  なってしまうようだ(笑)

Q : 2人とも、たまにはそういう視線を楽しんだのではないか?(笑)

A : まさか(笑)
  好みの似た良い友達として、長い間、楽しく良く過ごしているのは事実。
  どちらかが先に言う前に、以心伝心の友達がいるのはとても良いことだ。
  だからとて、結婚をチョン・ウソンとするわけではない(笑)
  何より、私達も実際お互いのガールフレンドが出来れば、あまり会わない。
  最近はお互いガールフレンドがないから「変わりないか」と時々電話してみる(笑)

Q : チャン・ドンゴン&コ・ソヨンとはかなり長い友達だが、
  二人の結婚を聞いてちょっと驚いたようだが。

A : 少し驚いた。
  コ・ソヨンさんとはチョン・ウソンのおかげで友人になったが、10年来の友情だ。
  いつも愉快な友人。
  チャン・ドンゴンとも度々ビールを飲む仲だったが、二人が恋愛とは本当に知らなかった。
  二人ともよく知っているとは思ってたが、結婚するという記事を見てびっくりした。
  とにかく、老いた未婚男性があまり残ってないという事実に、相対的な圧迫感を感じる(笑)
  私も四十(前)には結婚したいと言う気持ちがあるので、早く良い人ができたらと思う。

     

Q : 以前に一度、試しにシナリオを書くという話を聞いたことがあるが、
  もしや完成された作品があるのか?

A : 俳優は誰でもそのような空想を度々する。
  ウソンはそんな空想を現実化させる人で、私はまだ空想だけの人。
  私はその方面には才能があまりないようだ。
  それで頭の中でだけ、こういう内容はどうだろうかと想像したことはあっても、
  一度もシナリオを書いて完成したことはない。

Q : 想像して空想したアイテムの1ツを公開してくれ(笑)

A : タイトルは「ヒョリとヨン様」
  韓流スターとトップ女性歌手が一緒に映画を撮って起きるアイテムを想像したことはある。
  (一同爆笑)

Q : 仕事をしていない普段はどうなのか?

A : あちこちよく歩き回る。 家の近所10分程の距離を歩いて出かけ、
  マネジャーがいなくても、直接タクシーに乗って仕事を済ませる事も多い。
  また、時間があれば絵をたくさん見て歩く。
  俳優になる前はデザイナーが夢だった。高校時代、美大に行こうと準備もしたし。
  大学落第が人生を翻したりしたが。
  本当に食べることに好奇心が多く、美味しいお店を尋ね歩くのも好きだ。
  ワインもとても好きだ。ところが、意外に服への支出は少ない。

Q : 演技以外に事業に対する関心もあったようだが。

A : ある人はこう言う。 俳優は作品をすべきで、なぜ事業を、と。
  だが、私のような場合だけ見ても、シナリオを度々逃す時が多く、
  常に作品に就こうと準備はしていても、1年に1作品するのも大変な時が多かった。
  作品との都合が合わず仕事がない時、ただ遊んでるわけにもいかない。
  私は能力が備わっているのなら、俳優が事業をすることは悪いとは思わない。

Q : 今後の計画があれば聞かせて下さい。

A : イム・サンス監督とは、来年の下半期頃、また一緒に作ろうと約束した。
  とにかく、俳優としては今よりも表現力がさらに豊富になり、
  インパクトある姿をお見せしたいという欲がいつもある。


ジョンジェ・インタビュ~13

2010-05-11 | 下女
ジョンジェのインタビュー、もうUPするの止めようと思ったけど、
ついつい、コチラの記事も、
毎度のエエ加減 P子流で訳したく思います


 17年の役者人生で、こんな身勝手なキャラクターは初めて。


イ・ジョンジェは、悲壮感あふれる男性美と、モダンな魅力が共存する俳優だ。
特に『若い男』、『情事』等で見せた美しい退廃美は、彼をオムファタールの元祖にした。
2010年版『下女』のフンも同じだ。
金、名誉、権力、何一つ不足することなく育った上位1%の家主。
特権意識で誰の制約も受けず、ひたすら自身の欲望により何でも得、
簡単に捨てれる本物の悪党を演じたが、
支配した者のパワフルな力と不道徳で官能的な誘惑者の感じは、
イ・ジョンジェという俳優の中に興味深い接点を作り出した。
ここにイム・サンス式冷笑と嘲弄が加わり、
フンという人物は、イ・ジョンジェから誰も予想できない魅力を引き出した。


Q : アイフォンを手放さないが、ひょっとしてツイッターも?

A : ツイッターはしない。
  アイフォンは主にスケジュールのチェックやメモとして活用している。
  初めて買った時は面白く、珍しくてあれこれお金を使ったが、
  関心はあっても役立つまでには使いこなせなかった。
 
   

Q : 『下女』がカンヌ映画祭コンペ部門に上がった。
  ゴールデンタイム時間帯に決まって話題になったりもしたが、
  ジョンジェさんの場合、カンヌ訪問は初めてなのでは?

A : 過去『イ・ジェスの乱』でロカルノ映画祭を訪問したことがあるが、カンは初めてだ。
  私達の映画が良い反応を得、オマケで賞まで頂けるなら申し分なく嬉しいが、  
  カンヌに飛んで行ったら、私が好きなワインを思い切り飲み、
  気楽な気持ちで映画祭を楽しんでくるつもりだ。
  スケジュール的に余裕があったら近くを旅したいが、
  『下女』の国内公開が14日だから可能かどうか分からない。
  (ん?13日からじゃなかったっけ

Q : 『下女』のキャスティングを聞いた時、チョン・ドヨン、ユン・ヨジョン、
  ソウにつながる新旧ラインの演技派女優の組合せも興味深かったが、
  『情事』や『若い男』等で見せたイ・ジョンジェという俳優のモダンな魅力が、
  イム・サンス式冷笑でねじ曲がった時、どんな結果となるのか好奇心がわいたよ(笑)

A : 初めてシナリオを貰った時「これがなぜ私に来たんだ」と思った。
  まず、比重がとても少なかったし、キャラクター的にもやりたいと言う気がしなかった。
  全ての物を得た男のパワフルな魅力はあるが、とても二重人格な面を持っていて、
  他人に極度の侮蔑感を抱かれるキャラクターというのがあまり嬉しくなかった。
  だが、不思議と、台本を見れば見るほど「これはやってみる必要がある」
  と言う気持ちになったよ。

  また、イム・サンス監督の作品が好きだったし、彼とはコードが合いそうだと思った。
  だが、やはり今回の選択は、ある程度の勇気と挑戦意識が必要だった。
  このような勝手なキャラクターを引き受けるのは初めてだから。
  フンは女性客が見るには、とても身勝手で悪口をたくさん言われるキャラクターだ。
  監督も冗談のように、この映画を見た私のファンの3分の1は離れると言ったが、
  今でも心配だ。
  『下女』を選択したことで、既存のイメージに変化を与えるタイミングとなると思ったが、
  自分が本当に良い選択をした否かは、封切後に確信できそうだ。


     

Q : 体、財産、女、子供まで自身の所有を惜しみなく享受して
  徹底した階級意識に捕らわれているフンは、
  ジョンジェさんの言う通り、最高の悪党だった。

A : 原作であるキム・ギヨン監督作品の中心には復讐があったが、
  イム・サンス監督の『下女』にはそれはなかった。
  原作よりサスペンス色が弱い、と言うのかな?
  それで、監督にこの映画のテーマが何か尋ねたら、人間の高潔さだと言ったよ。
  階級社会の姿が残っている現代資本主義社会で、
  人間の純粋性と優遇されなければならない価値に対して論じるテーマが気に入った。
  
  問題は、人間の高潔さを強調するため、
  チョン・ドヨンさんやユン・ヨジョン先生が引き受けた下女のキャラクターに
  侮蔑感を与える人物が必要となる為、
  その中心となるのが、私が演ずるフンと言うことになる。
  階級意識に捕われ、自分の家で働く人々をずっと捐下し、
  表では謙虚な振りして教養ある振りをするのに、
  演出側の立場でテーマを浮き立たせる為、そう言う部分をさらに劇的に引っ張っていくほど
  私が演じるフンはとても変な奴になっていったよ(笑)

  そんなキャラクターではあるが、面白味はあった。
  現場でも話したし、先程も言ったが、結果に対する恐れはある。
  なので、映画を見るのがちょっと怖かったよ。
  率直に期待半分、不安半分だ。

Q : サスペンス色の強い原作とは違った方向性を考慮しようと思ったことは
  十分に理解される選択だ。
  確かに2010年版『下女』は、イム・サンス式冷笑が濃く敷かれたブラックコメディで完成された。

A : 個人的な考えだが、『下女』は良い映画だ。原作とはまた違う面で。
  原作にある基本設定にそのままついて行ったようだが、
  結局それを全部ねじっている。
  作りながら「イム・サンス監督は普通の人じゃないな」と思った。
  但し、自分自身さえ高潔だと考えないこの時代に、
  「人間は高潔だ」と言うテーマに、観客がどれだけ共感するかは分からない。

     

Q : 『下女』製作報告会で、撮影初期、チョン・ドヨン、ユン・ヨジョン、ソウなど
  女優らと初めて会った食事の席で、三人の気に押されて胃もたれしたと話したが、
  そのような長い感覚は撮影中ずっと続いたのか?(笑)

A : 実際そうです。 そのような緊張感が漂う冷たい関係が撮影中ずっと続いた。
  ところが、役の関係上、そう言う雰囲気は役に立った。
  撮影を全て終わった今は、互いに話も交わし、とても親しくなったが。

Q : チ・ジニ氏が親しいイム・サンス監督はウィットもあるが、
  マインドや思想がとてもセクシーな人だと言ってたよ。
  現場でも蛇・サンウと呼ばれたと聞いたが、
  イム・サンス監督特有のディレクションを受けて慌てたことはなかったか?

A : なかったかって?(笑)多いにあったよ。
  事実、イム・サンス監督は人生をとても面白く生きようとする人だ。
  ウィットもあるし。
  だが、指示をもらう時、相手をたびたび当惑させる隈がある。
  私の撮った映画だけでなく、他の映画を見ても、不憫で顔が赤くなる台詞を言わせる(笑)
  勿論、そう言う台詞を離れて監督がくれる指示自体はいつも明確だった。
  例えば、フンが贅沢なシルクガウンを着て長い廊下を通り、ウニの部屋へ向かう場面では、
  あたかも「ドラキュラのように」しろ、との指示をくれたが、
  あらゆる物を所有した者のパワフルさと、不道徳で官能的な誘惑者としてフンを表現するのに、
  とても適切な比喩に感じる、ということだろうか?