やぎのブログ(日記編)

宇宙の最新情報ヽ( ・◇・)人(・◇・ )ノ世界の愛と平和

着陸失敗か?はやぶさ実況中継中

2005-11-20 19:25:00 | はやぶさ

19日夜~20日朝にかけて、日本の小惑星探査機はやぶさが、小惑星イトカワの地表に降下、着陸、サンプル回収を行います!
このページでは、分かりやすい解説をまじえながら、その様子を実況中継していきます。
なお、現在(19日19時~20日29時)「はやぶさ着陸応援企画」実施中ですので、そちらも一緒にご覧下さい

リハーサル降下の結果についてはこちらのページをご覧下さい

最新はやぶさ情報

19:00 ひとまず中継は中断しようと思います。残念でしたが、成果も得られました。2回目の成功を祈りましょう♪

18:00 イトカワへの着陸は失敗したようです。ターゲットマーカーの放出と着地、近距離レーザー距離計を使った距離の測定、ターゲットマーカーを目標とする制御、地表の傾きに合わせた姿勢制御などの行程は成功したと考えられています。しかし、サンプル回収時のサンプラーホーンの変形はなかったことがわかり、少なくともサンプル回収には失敗したことがわかっています。JAXAは、探査機が高度10m辺りを地表に水平な方向へ飛行していたと考えています。着陸前後の探査機の速度はドップラー効果から推定するので、視線方向の速度(近づいているか遠ざかっているか)は測定できても横方向の速度を知ることはできません。その後はやぶさは自動的にセーフモードに入ったわけですが、その原因はわかっていません。地表に探査機の一部が擦れて姿勢が崩れ、セーフモードに入った可能性もあります。また、セーフモードに入ったはやぶさは高速でイトカワから離れ、距離約100kmまで遠ざかってしまったようです。
17:30 マドリード局との交信が始まった頃です。下は管理人やぎのPC。最新情報を集めるためにたくさんのウィンドウを開きながら、同時に画像処理なども行っていたので、幾度となくフリーズしました。何しろノートですしw風邪を引いたのでティッシュがあります。正確な時間を知るために電波時計を使っています。

16:50 一部報道によると、はやぶさは着陸せずに高度10m付近にとどまっていた可能性が高いということです。ただしまだ確定はできないようで、上空にとどまっていた理由も謎のままです。
16:00 14:55ではやぶさと臼田局との交信は終了となるため、それまでにはやぶさの姿勢を立て直そうとしましたが、間に合わなかったようです。この後は17:25からマドリード局と交信を再開する予定です。そのため、それまではひとまず待たなければなりません。結果がわかるまでにはさらに時間がかかることになります。
14:40 報道によると9時半には交信が回復していたようです。静止した状態が続いき、その間信号は出ていたものの交信は途絶えていたこと、その後セーフモードに入ったことから考えると、最も考えやすいシナリオは着陸でバランスを失ったはやぶさが自動的にセーフモードに入ったというものです。ともかく姿勢を立て直すことができれば完全な形でデータを受信することができるので、その時結果はわかるでしょう。
14:20 はやぶさは現在セーフモードに入っているようです。そしてはやぶさは元の位置(ホームポジション)よりもさらに遠くまで上昇してしまっているかもしれないとのことです。はやぶさから送られてきたデータからわかりました。着陸時に傾いたときにも太陽光を受けるために自動的にセーフモードに入るようにプログラムされていましたが、はやぶさが自分自身でセーフモードに入ったのか、7時過ぎの地上からの指令を受けてセーフモードに入ったのかはわかりません。そして依然着陸したのかどうかはわかっていません。姿勢はまだ安定していないため、途切れ途切れのデータしか受信できない状態のようです。
13:00 ISAS/JAXAの方から中継ブログについて、「本日のライブ中継ではアクセスに対応しきれず、ブログ更新が出来なくなりご迷惑をおかけいたしました。次回から改善を図ります」とのコメントが出されています。
12:50 各報道機関も「はやぶさ交信回復」のニュースを伝えています。イトカワに着陸したかどうかは依然わかりませんが、現在はやぶさは命令通りに上昇しイトカワから離れ、元の位置(ホームポジション)に戻っている最中だと思われます。
12:30 はやぶさとの交信が回復したようです!!正式な情報ではありませんが、ローゲインアンテナを使って交信が回復し、ミディアムゲインアンテナを使った交信に移ったとのことです。結果がわかる時がもうそこまで来ています。
11:35 間もなくはやぶさの状況が判明しそうです!!!はやぶさとの交信回復の目処が立ちそうです。はやぶさから無事情報が送信されてくれば、着陸したかどうかや、サンプル回収作業を行ったのかどうかがわかるはずです。12時に予定されていた記者会見が予定通りに行われるかどうかはわかりませんが、近く正式な発表があるでしょう。
11:10 11:00にJAXAによる管制室からのLIVE中継は終了しました。もう少し延長してほしかったですね。下は中継終了直前の管制室の様子です。映像はありませんが、関係者の方々これからも頑張って下さい!

10:50 通信が回復したという情報もありましたが、JAXAの管制室LIVE中継のページでは「現在はやぶさは再起動中であり,通信を確立するためにはしばらく時間がかかります」というメッセージが掲載されています。はやぶさが今どういう状況にあるのか、情報はまだ入っていないようです。
10:00 JAXAによる管制室LIVE中継はさらに11時まで延長されるようです。また、先程はやぶさとの通信(一方的な信号ではなくて地上との交信)が回復したとのことです。新しい情報ですが、88万人の名前を載せたターゲットマーカーは5:46(地上の時間)に高度40mから投下されたことが確かめられたそうです。このターゲットマーカーの着地は成功した可能性が高いでしょう。さらに5:55に近距離レーザー距離計が高度17mにあることを確認したようです。下は9:37頃の管制室の様子です。カメラで撮影する人、討論する人、慌しく行き来する人…みなさん頑張ってます!

09:15 いまだ、はやぶさの静止の原因も現在の状況も不明です。一部情報では7時過ぎに送られた上昇指令に対して、はやぶさは反応していないようです。その一方で、はやぶさからの信号は送られ続けています。詳しい状況を知るためにははやぶさの姿勢を立て直して、アンテナを使った通信を回復しなければならないので、結果がわかるのも予定よりかなり遅い時間になりそうです。
09:00 管制室LIVE中継は1時間延長され10時まで配信するようです。はやぶさの状態についての詳しい情報はまだですが、イトカワの自転とともに地球からは見えない裏側へ回ってしまった可能性もあるようです。
08:30 LIVE中継もあと30分で終了ですが、はやぶさが原因不明の静止をしたという情報を受けてみなさん心配そうです。異常事態が起こったため、着陸が成功したかどうかが判明するのは予定よりも遅くなるかも知れません。

08:00 88万人の名前を載せたターゲットマーカーは少なくとも地表に投下されたようです。7時過ぎにはやぶさに向けて上昇の指令が送られ、その後さらにセーフモードに入るよう指令が送られました。着陸が成功したかどうかに関わらず、はやぶさは一度イトカワから離れることになります。
07:40 はやぶさは少なくとも高度17mにまで降下したようです。着陸前後ははやぶさからの信号(ビーコン)のドップラー効果(近づいてくるものから出る電波の波長は短くなり、遠ざかるものから出る電波は長くなる性質)から速度を計算することはできますが、位置を知ることはできません。はやぶさはその後静止したようですが、地表に着陸して静止したのか、上空で静止(ホバリング)したのかはまだわかりません。
07:15 7:15頃の管制室の様子です。はやぶさは着陸するときにはハイゲインアンテナを使えないため、その後上昇して姿勢を整えるまでは着陸が成功したのかどうかを示すデータは送られてきません。情報が伝わるのは早くても10時頃。スタッフの方々はみんな腕組みをして落ち着かない様子…デスクに伏せている方もいらっしゃいます。お疲れ様ですw

06:50 はやぶさとの通信局が、NASAのゴールドストンGoldstone局から、日本の臼田局に写ったようです。連絡はまだです。吉報を待ちましょう♪
06:30 一部情報によると、はやぶさは上昇を始めたということです。ただ、着陸後に上昇したのか、着陸を中断して上昇したのかはまだわかっていません。
06:00 予定でははやぶさがイトカワの地表に着陸し、サンプルを回収している頃です。しかし大きな岩があったり、予定着陸地点から大きく外れたりした場合は探査機が自分自身で判断して着陸を中止します。はやぶさが本当に着陸したのかは早くて10:00頃に判明します。下は6:00頃の管制室の様子。忙しそうに行き来しています。

05:40 高度90m!いよいよ100mを切りました!
05:30 高度160m!4:58に撮影されたイトカワの画像が公開されました。着陸予定地である「ミューゼスの海」に、はやぶさ本体の影がくっきりと映っています。着陸は間もなくです!!!

05:20 高度230m
05:10 高度290m
05:00 着陸に向けてGOサインです!現在高度370m。指令通りに探査機が垂直降下していることが、確かめられました。
04:40 現在高度420m!下は管制室のLIVE中継画像から。左は2:40でまだスクリーンにはモニター画面が映っていません。ビデオ撮影している方がいます。右は4:40で、人の数も増え、慌しくなってきました。

04:30 現在高度450m!いよいよイトカワ表面に向かって垂直降下(まっすぐに降りていくこと)を始めました。
03:50 3:22に撮影されたイトカワです。着陸地点の「ミューゼスの海」が右端に見えています。刻一刻とその時が近づいています。

03:00 下の左側の写真ははやぶさの情報をブログで配信している方。こういったことも大切な仕事ですよねぇ。右側は見学室から見た管制室の様子です。

03:00 イトカワまであと500m!昨夜9時に始まった降下は残り半分の道のりです。
02:45 2:07に撮影されたイトカワの様子です。

02:30 イトカワの地表から560mにまで降りてきました。一昨日発表された予定計画より1時間ほど早くこの高さにまで到達したようです。
02:00 管制室のLIVE中継が始まりました。
01:45 01:16に撮影されたイトカワ。手前に「ウーメラ域」が見えます。また、中央にはやぶさ本体の影が映っています。

01:15 01:15現在の運用室の様子です。

00:45 00:22に撮影されたイトカワです。右端には「ウーメラ砂漠」と呼ばれる地域が見えます。当初、この「ウーメラ砂漠」に着陸する予定でしたが、観測の結果予想以上に凹凸があって着陸するには危険だということになりました。

00:20 イトカワからの距離は810m!1分間に1mくらいのスピードで接近しています。
00:00 いよいよ今日は着陸予定日です!第2運用室のみなさんもお仕事頑張ってますねぇ。

23:45 左は23:20頃、右は23:40頃の管制室、かっこよく言えばコマンドルームの様子です。みなさん本当に遅くまでお疲れ様です。

22:45 22:30頃の運用室の様子です。歴史的瞬間を前に、徐々に緊張感が高まってきている頃でしょうか。頑張って下さい!

22:30 22:06に撮影されたイトカワの画像が公開されました。経度は約100度です。手前に見えるこぶのような地形の向こう側が着陸予定地点の「ミューゼスの海」です。イトカワは長さ約500mのいびつな形をしていて、表面には大小様々な岩が転がっています。

22:15 イトカワの地表までは距離900m!はやぶさからはだいぶ大きくイトカワが見えているはずです。ゆっくり、しかし確実に接近しているようです。
21:30 イトカワの地表に向けて順調に降りていってるようです。現在距離990m。
21:00 探査機はやぶさが、小惑星イトカワから距離1kmです。いよいよです。

★はやぶさ着陸応援企画実施中★

2005-11-20 15:00:00 | 日記


さぁいよいよはやぶさ着陸応援企画です!(^◇^)
19日19時~20日29時の第6回24時間企画♪
はやぶさの活躍の様子を実況しつつHP&ブログの更新を行います!

はやぶさ情報については別のページを作り、そこで分かりやすい解説とともに実況中継をする予定です。

このページでは更新情報と、管理人やぎのコメントを2時間毎に載せていきます
はやぶさ実況中継とともにこちらもご覧下さいネ(-◇・)ノ

更新情報
はやぶさ着陸実況中継ページ設置…随時更新中
カレンダー更新
はやぶさリハーサル降下についての解説ページ設置

コメント
19:00 さぁいよいよスタート!(^◇^)ドキドキワクワク~☆
21:00 もうすぐ第1報が入りそう♪いよいよ始まりますアタ(゜◇゜☆≡☆゜◇゜)フタ
23:00 慌しくなってきましたぁ!心拍数↑↑(´◇`)ハァハァ
01:00 いよいよネットTV中継開始まで1時間!そろそろ戦闘態勢に入ります!(謎w
03:00 LIVE中継が始まるとともに忙しくなるゎ、PCはフリーズするゎでもう大変…ヽ ( - ◇ - ) ノ
05:00 はやぶさは順調♪でもわしは風邪みたい…のど痛いしだるいので薬飲んだトコなんだけど…_| ̄|('◇`)
07:00 もどかしい時間帯が続いています( ・◇・)(・◇・ )
09:00 はやぶさに異常事態が発生したらしいので、もうHP更新どころじゃない!(。・`◇´・)
11:00 はっきり言って体調悪いです…はやぶさも体調悪そうだけど(-◇-)ハァ
13:00 はやぶさ交信回復♪俺もちょっと元気になった気がする…(-◇ゞ)
15:00 ヽ(-◇-)ノどうやらまだまだ時間がかかりそう…わしゃもう眠いぞw

はやぶさリハーサル降下について

2005-11-20 04:30:00 | はやぶさ
歴史的な着陸までもうすぐ!
このページでは、小惑星探査機はやぶさが行った小惑星イトカワへのリハーサル降下について簡単に解説しておきま~す★
(画像はISAS/JAXA提供)

11月4日 リハーサル降下中断

 午前4時17分、高度3.5kmからゆっくりとイトカワへ接近していったょ。午前8時前に高度2km、午前10時半頃に高度1kmと順調に降下していったはやぶさだけど、問題があって、高度700mまで降下した時点でこの日のリハーサル降下は中止になったんだ。

 原因は軌道の微調整がうまくいかなかったこと。原因の一つは小惑星の形を自動的に認識するための画像処理のしかたに問題があって、処理能力の限界を超えてしまったことだったんだ。これはすぐに解決できる問題だってことがわかったょ。

 そして実は以前、探査機の軌道を調節するリアクションホイールという装置3つのうち2つが故障するっていうトラブルがあったんだ。これがなくてもジェットエンジンで軌道のコントロールをすることはできるんだ。でもジェットだと微妙な調節が難しい。今回のリハーサルでは軌道の微妙なズレが許容範囲を超えてしまったんだ。探査機は自分で軌道を調節しながら降下したんだけど、これからは地上からも手助けしてやらなきゃならないことがわかったょ。

 そして今回さらに、はやぶさの着陸予定地点の「ウーメラ域」が予想以上にごつごつしていて、着陸が難しいこともわかったょ。


11月9日 誘導航行機能の確認のためテスト降下

 9日に、いくつかの技術の確認のためにテスト降下が行われたょ。この日は2回、10時に高度70m、13時に高度500mまで降下したんだ。

 前回問題となった画像処理の方法も解決されたし、ジェットによる軌道の調節も地上からの手助けによってうまくいくことが確かめられたょ。

 さらに前回中止されたテストも行われたんだ。まずは近距離レーザー距離計のテスト。これははやぶさがイトカワの地表に着陸するときに地表までの距離を測定する機械なんだけど、これもうまく機能することが確かめられたょ。もう一つはターゲットマーカーの投下テスト。本番ではこのターゲットマーカーを着陸地点に落として、それを目印にしてはやぶさが地表に接近し着陸することになっているんだ。今回のテストでは、はやぶさが自動的にターゲットマーカーを認識し、それを追跡して位置を把握することができたょ。本番でもうまくいくといいねぇ。

 また、「ウーメラ域」に代わって着陸予定地点第1候補となった「ミューゼスの海」の地表が詳しく撮影されたょ。「ウーメラ域」よりも大きな岩が少なく、より安全に着陸できそう。


11月12日 再リハーサル降下、ミネルバ着陸失敗

 12日、軌道の調節などはうまくいくか、近距離レーザー距離計はうまくはたらくかなどを確かめるために2回目のリハーサル降下が行われたょ。

 慎重に軌道を調節しながら降りていったために、予定より1時間遅くなっちゃって、NASAの通信設備を借りてテストを行ったょ。そのせいで当初の目的地から少しずれて、「ミューゼスの海」の東側に向けてテスト降下が行われたんだ。距離計もうまくはたらくことが確かめられ、4つのビームで地表の傾きを測ることにも成功したょ。最終的に55mの高さにまで接近したんだ。

 今回のリハーサル降下では小型探査機ミネルバが放出されたょ。3時24分に指令が送られて、3時40分にミネルバははやぶさ本体から切り離されたんだ。このときイトカワの地表からの高さは200mだったみたい。ところがミネルバはイトカワ表面への着陸に失敗。はやぶさは位置を微調整するためにジェット噴射を繰り返していたんだけど、ちょうどはやぶさの速度がイトカワから離れる方向に向かった瞬間に放出されちゃったらしいんだ。イトカワは小さ過ぎてほとんど重力がないから、ものを地面に落とすだけでもとっても難しいんだねぇ。

 それでもミネルバははやぶさ本体と連絡を取り合い、いくつかのデータが得られたょ。はやぶさ本体を撮影したカラー画像が得られ、太陽光がイトカワ表面に反射した光によってミネルバの温度が上がったことなどがわかったんだ。