トスカニーニがNBCを指揮したドボルザークの新世界のCDを買った。
今から40年くらい前、まだ10代だった私が始めて聴いた新世界がこれだった。
その時のこの演奏の私の印象は『テンポが速過ぎで音もデッド』というもので
あまり好きになれなかったことを覚えている。
それからいろいろな指揮者の新世界を聴いて、
トスカニーニのこの演奏を聴くことはなくなっていった。
そして今日この演奏を聴いて、
私の耳に残っていた記憶とはずいぶんとちがって聞こえたことに物凄く驚いた。
確かに、『快速で鋼鉄の響き』であることには変わりがなかったが、
当時のように『速過ぎ』とは感じなかったし、
それどころか、むしろその引き締まった音楽に感動した。
これはやっぱり、
私自身歳を重ね、いろいろな経験を重ねたせいなんだろうか。
まー確かに考えてみると、
昔はあまり好きじゃなかった作曲家の音楽も聴くようになっているし、
音楽だけじゃなくて、食べるもの着るものその他諸々、趣味が変わってるからな。
つまり、みんな歳のせいということか。。。
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