皇帝様ですが、なにか?
これはもう一目瞭然です。
王様と比べると、どっしりと太い。体重が倍ほどありますから、さすがです。
首を伸ばすと黄色い模様が引き延ばされて、王様の模様との違いがよくわかります。
ですが、ペンギン中毒でない方々には見分けのつかないことが多いようです。
私もペンギンを鑑賞し始めた最初の頃は、写真を見てもどこがどう違うのか、わかりませんでした。
シベリアトラとベンガルトラの違いがわからないようなものです。アミメキリンとマサイキリンだってわからない。
あ、でもこれらは亜種なんですって。どうりで似てるわけですね。
分類でペンギン科の下にある種がエンペラーとかキングとかジェンツーですから、それに対応する例だと・・・。
イヌ科のイヌ、タヌキ、キツネ、コヨーテ、オオカミ。(ハイエナはイヌ科ではありませんそうです。)
ネコ科のイエネコ、ヒョウ、トラ、ライオン。
皆さん、いかがでしょう。このあたりは大丈夫そう?
でも、ピューマと雌ライオン、単独で見たらどうかとか。ヒョウとジャガーは斑点模様が違うと言われても・・・とか。
もちろん野生で見かけたなら、生息地により「こっちに決まっている」という判断はつきます。でも知っていなければお手上げ。
動物園でラベル見ないでハッキリと区別つけるのは、難しいことがよくあります。だからラベルは必要だし、読むべきモノだと思います。
ところで、江戸時代の日本画でトラとヒョウが仲良く一緒にいる図が時々あります。ヒョウは雌トラと思われていたそうです。