ちっちゃなキングひなに続いては、エンペラーのお出ましです。アドベンチャー白浜の海獣館、特別個室におわします皇帝ファミリー。ここも写真は撮りづらいのですが、状況はご覧いただけますでしょう。
こんな感じにアクリル仕切りで隔離されています。エンペラーも子育て欲が強いので、他の個体に「ヒナ強奪作戦」など仕掛けられるのを防いでいるのでしょう。ときどき、アクリル越しにヒナをじ~っと見ている個体もいます。
プールの上に仮設床を張りだしています。プールには出られません。親はヨゴレ放題。でも、野生だと子育ては海から遠い場所で行いますから、当事者は気にしてないと思います。
ヒナがくっついているのがお父さん。お母さんよりも身体が一回り大きいです。が、もはやヒナはハラの下におさまりません。
親の近くで独り遊びしていることもあります。遊び道具は、人工雪のカケラ。
日本でエンペラーペンギンが見られるのは、ここアドベンチャーワールド白浜と名古屋港水族館だけ。
そして、ヒナが生まれている飼育施設は世界でもアドベンチャーワールドとアメリカのサンディエゴにあるシーワールドだけだと思います。
野生では、南極大陸に行ったとしても、5m以内に接近することが禁じられていると聞きました。(向こうが近づいてくるのはOK。)
そういうわけで、この皇帝ヒナ様は、有り難~い存在なのでございました。案外気づいてない人が多いのが、ちょっと残念だったのか、ヒナ前に人が滞留しなくてラッキーだったのか、よくわかりません。
なお、このヒナ様はアドベンチャー生まれのエンペラー8羽目です。