青い日は晴れ

こら下界。お前はゆうべも職をむなしゆしなかった。
そして疲れが直って、己の足の下で息をしている。

富樫×富樫

2007-11-06 21:06:52 | 泣ける2CH



「ひゅーう……(呼吸音)南無ぅ……」


吹雪の山の中、


上半身裸で漫画を描いている富樫。


富樫36歳、冬。


「富樫、連載再開への軌跡!!」


己の発想と力量に限界を感じ、


悩みに悩み抜いたすえ、彼が辿りついた結果は、


感謝であった。


自分自身を育ててくれた集英社への大きな恩。


自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが、


10週連続、感謝の毎週連続掲載!!


機を整えて、


拝み、


ネトゲ、


構えて、


描く。


一連の動作に当初は5~6分。


一話書き終えるのに18日以上を費やした。


書き終えれば倒れるように眠り、


起きてまた下書きを繰り返す日々。


二年が過ぎた頃、異変に気付く。


一話書き終えても日が暮れていない!


齢40を越えて完全に羽化する。


感謝の毎週連続掲載10週分もストックが!


代わりにネトゲの時間が増えた。



~場面変わってどこかのアトリエ~


大勢のアシスタントの前で下書きをする富樫。


山を降りた時、


富樫のペンは音を置き去りにした。


アシ「気の……せいだよな。一瞬……音があとから……」


アシ2「先生……?」


先生「か……観音様が……!!」


富樫「さて……印税をかけて犯(や)るかい?」


先生「印税は差し上げまする! 是非私めを弟子にしていただきたい……!!」


怪物が誕生した。


富樫「いいよ。飯おごってくれたらな」


一年以上昔のことである。


最新の画像もっと見る