2度目のドーピング発覚で8年間の出場停止処分がきまったガトリン
写真は去年の世界陸上のTVキャプチャー
ベンジョンソンが先駆者?
カナダのベンジョンソン、当時世界最速の男のはずだった。ソウルオリンピックで、カールルイスをかわし9秒79という驚異的な世界新記録を作り日本でもかなり有名となり、CMにも顔を出していたと記憶している。
ベンジョンソンはその後も懲りずにバルセロナオリンピックでも勝てなかったが、またドーピングが発覚。永久追放となった。
人類最速の称号はそれほど、大きなものだったのだろう。
ジャマイカからの移民の彼には、カールルイスが富と栄誉をほしいままにしたのが、やっぱり彼を薬物へ走らせたのか…
カールルイスと走って競い勝ったベンジョンソン
そして、ガトリン再び…
いろいろと、いいわけもあるようだが、トレーナーが塗ったクリームが悪かったとか、風邪薬にその成分があったとか…しかし、IOCはきっぱりと結論を出した。
ガトリンもまた、それまでに前科があった。今回が二回目。
しかし、今後、真相究明に協力するという条件で「永久追放」から「8年の出場停止」処分と軽減された。
ガトリンは現在、24歳ということは…
8年の出場停止処分か解禁になるときには、32歳ということに。
当然のことながら、ピークは過ぎているだろう。もう勝てないだろう。
事実上の陸上界からの追放と同じ意味を持つ。
アテネオリンピックでは、ハンマー投げの室伏が優勝したアドリアン・アヌシュが試合後に発覚したドーピングで陽性となり「繰り上げ優勝」という後味の悪い金メダルをとったのは記憶に新しい。
これだけあっても、まだ続くこの手の反則はなくならないのか…。
アマチュアでは優勝こそがスポンサーがつく最大の勲章だからなのか。
PS.「ガトリン」の評価は下がり、「ガソリン」の値段は上がる(笑)
8/23(水) 937 アクセス
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