天才

今まさに冬季オリンピックのまっただ中。
どの競技を見ても、世界レベルの戦い、まさにその競技における天才集団の戦いであると思う。
0.0何秒を競う競技もあって、そんなの普段の生活ではまったく出てこない単位で、そこを競うという感覚がどうにも想像できない。ただただ「すっご～い！！」「かっこい～い！！」って見てる。
オリンピック特番をあちこちのテレビ局がやっている中で、ある選手にスポットをあててその練習の様子、生い立ち、インタビュー等を見ることがよくある。
その中の誰を見ても思うのは、天才といわれる人達は、みんな努力をしているということ。
それも、ハンパじゃない努力。
そして精神も鍛えている。っていうか、過酷なトレーニングで精神も鍛えられるということかも。
４年に一度のオリンピック。その時にもってる力すべて出し切る事ができる人は、やはり精神的にタフな人、緊張とリラックスをうまく使い分けられる人だと思う。
たとえオリンピックで、思ったような結果が残せなくても、「悔いはありません」って心から言い切れる人はすごいと思う。

500メートルで過去最低の１６位という順位だった、岡崎選手。
それでも相変わらずの、さわやかスマイル。
なんかすごく励まされる。
1000メートルも全力で滑って、どんな結果が出ても、あの笑顔を見せてくれるんだろうな。

スノーボードクロスの藤森選手。
本当につらい棄権だったと思う。自分を納得させるのにどれくらい時間がかかるんだろう？

リュージュの直前の練習中の事故で、オリンピックの舞台に上がることなく亡くなった、グルジアの選手にはかける言葉もない。心底無念だっただろう。

がんばってがんばって練習して鍛えて、その成果を試す事ができない人もいる。
それに比べれば、たとえ失敗しても、全力でチャレンジできた人は幸せだなぁ。
特に努力もせず、チャレンジもせず、たらたらと暮らしている私には、オリンピック選手はかなりまぶしい存在。


「べしゃり暮らし」というマンガを見てて「これだ！」と思った。


「努力できる才能もっとる奴が天才やねん」


やっぱ私は凡人だぁ。