いつでもPARTY!

↓「このタイトルの意味は?」とよく聞かれますが、たいした意味はありません。身内から出たネタです。すいませんm(_ _)m

職場体験

2007年06月21日 | SATOKO
先週の月から金までの5日間、うちの職場に中学2年生の女の子がきていた。
中学2年生がさまざまな職場にいって、実際に仕事を体験してみるという、「職場体験」である。
「よくぞ、我が社へ!!」といいたいところだが、お話をいただいたときは少々ためらった。うちの工場はこれからが繁忙期。ちょっと前にパートさんが一人やめたこともあって、ぎりぎりの人数で仕事をまわしている。そこに何も知らない中学生が来て、その子の指導にあたれる人員は確保できるのか。せっかくきてもらっても、満足のいく体験がさせてあげられるのか。
しかし、先生の話を聞いて、その意義、そして受け入れる職場が限られていて困っているという事情を聞いて、微力ながらお手伝いさせていただこうとひきうけた。
初日、9時始業のところ、15分以上前にその子はやってきた。
お弁当のはいったナップザックをもって、体操服を着て、緊張した面持ちで事務所にはいってきた。
「どうぞよろしくおねがいます」とあいさつし、こちらが話しかけると、はきはきと答えることができる子で、ちょっと安心した。
さっそく工場にはいって、袋詰め、検品などの手作業をしてもらった。
慣れない立ち仕事で疲れるようだが、一生懸命やっている。
その女の子は、犬の「ゴン」とも仲良しだ。休憩時間も、帰るときも毎日遊んでいる。ゴンも楽しみに待っている。
日程を終えて「ありがとうございました」ときちんと挨拶をして、そのこは自転車で帰っていった。おもわず「いつかバイトに来てねー」と声をかけた。短い期間だったけれど本当にがんばってくれた。

考えてみれば、リエの2つ下、ケンのわずか1学年上である。来年ケンがこんな風に職場体験をする機会があったとしたら、この子のようにきちんと作業できるだろうか?大人の人ばかりの環境で、9時から3時という長い時間を過ごすことができるだろうか?

我が社で「職場体験」をして、その子は、仕事をするってことどう思っただろう。まだ中学生、自分の夢を職業にできるよういくらでも努力できるんだよなぁ。
でも、本当に自分の夢を仕事にできる人はどれくらいいるんだろう。

立ちっぱなしで腰が痛くなったり、同じ単純作業を辛抱強く続けなきゃいけなかったり、楽しいことはあんまり教えてあげられなかったけど、CD一枚買うだけのお金をかせぐためにどれくらい仕事しなくちゃいけないかとか、お父さんお母さんが毎日仕事をして、それをずっと続けているってことがどれだけすごいことなのかとか、そんなことちらっとでも思ってくれたらいいなぁ。

ミスチルの「彩り」って歌を思い出した。

僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑

どんな職業についても、やっぱりその仕事をしてる自分に誇りをもってほしいです。

自分はどうだ??
う~ん・・ちっさいけどやっぱ持ってるな「誇り」。



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良い話ですね (satoshi-k)
2007-06-21 23:12:37
イヤー・・良い話ですね。うちの二人の大男も、もれなく職場体験をしました。で、二男が体験したのはデイサービスセンター。そのときのお年寄りとのふれあいが、今の夢を追うことになったそうです。長男は・・・ですねどね。
返信する
いいねえー (シホ)
2007-06-22 00:34:31
最後の二行がいい!
これはきっと社長から金一封が出るでしょう。
返信する
Unknown (satoko)
2007-06-22 13:52:14
早い時期に自分の目標がはっきりしたら、学生時代有意義に過ごせるだろうなぁ。修正もききそうだし。
今回の職場体験では、スーパーや幼稚園、小学校、病院、コンビニ、美容院などなど、いろいろな職場が提供されたようです。もちろん、デイサービスセンターもあったようですよ。satoshiさんの息子さんのようにこれをきっかけに「興味を持てること」に出会えた子がたくさんいるといいなぁ。

シホさん、金一封でる気配全くなしです。
返信する

コメントを投稿