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When I Dream

~気侭な戯言日記~

アパ耐震強度不足+

2007-04-26 23:50:15 | 社会の出来事
最近の日本列島は・・・全国規模で一層活発になっているような気がするんだけど、建築関係者の中には、毎日ヒヤヒヤして過ごしている人がいるんじゃないかと・・・思う。もしも近い未来に震度6強の強い地震が起きて、安全だとされていたビルやマンションが次々に倒壊したとしたら・・・もしも多くの命が奪われる事にでもなったなら、ごめんなさいじゃ済まないぞ。
そんな事態になったなら・・・設計や建築に携わる人、構造計算をする第三機関、ホントに自分の仕事に堂々と胸を張ってられる?それでも惚けられるなら、人じゃなくて悪魔だな。
つい先頃、東南海地方で大地震が起きる確率が修正されて数字が上がったけど・・・瀬戸内海で震度4、留萌で震度3、沖縄で震度4、って報道に、ホッとした人もいるんじゃないの?

2/1に“15都道府県で計168物件”と題してちょっと書いたけど・・・いけしゃぁしゃぁ・・・な記者会見をした“アパグループ”+田村水落のラインで・・・今度は名古屋のアップルパレス丸の内で発覚かいっ。そういや、東京のアパホテル日本橋もやっぱり不足してたよな~。15都道府県って記事だったけど、ホントにキッチリ調べてんの?新聞やTVではほとんどノータッチってどう言う事?ヤフーくらいだろうね~記事をある程度載せ続けているのは←他をイチイチ検索していないlevieである(爆)

アパって「イーホームズ」の藤田氏の指摘に真っ向から反論していたにも関わらず、アップルガーデン若葉や千葉県成田の物件だっけ?結局、藤田氏の指摘が正しかったけど・・・なんなの?あのオフィシャルHP・・・一応はトップに、申し訳程度にお詫び文が掲載はされているけど、全然誠意の欠片も見当たらない。なんでこんなトコに馳浩が・・・もぅ~がっかりだよ。
プロレスのスタイルは結構好きだったのに・・・真実を暴露して欲しいモノだな。
名古屋のアップルパレスについて・・・“水落光男元1級建築士は事情聴取で強度不足を否定した”・・・そうだけど、これで田村水落設計の関与した建物の耐震強度不足は9件目で、そのうち偽装と判断されたのは7件目って、妙に少なすぎる気がするんだけど。
15都道府県で168件でしょ?もしかして・・・どこかの誰かが必至に密封してるんじゃ・・・?大地震が起きてからでは遅いってのに。やっぱ大物政治家に密着してるって事なのかなぁ?
名古屋のその物件は補強するそうだけど、強度不足を否定するその神経が解らんね。

「アップルパレス丸の内」は「アパ建設」が設計と施工を担当し、2004年7月に民間の指定確認検査機関「日本ERI」が建築確認を行っていたって・・・日本ERIってやっぱりヤバイ会社なんじゃないの?もう一度全ての物件について調査しないとダメなんじゃない?

さらには、静岡市駿河区の10階建てマンションに耐震強度不足が発覚している。
『構造計算書を作成した月岡彰構造研究所、発注元のサン設計事務所の両事務所に、本来あるべき帳簿がなかった』
・・・過去10年に両事務所が関与した物件をリストアップするそうだけど、重要な資料となる帳簿がないって・・・どう言う事?誰の入れ知恵なんだろう??マンションの建築主は「ザ・トーカイ」で、販売も手掛けていて、構造計算は市内のその建築士によるモノで・・・確認検査を早く終わらせたいとする「ザ・トーカイ」の意向を受け、月岡彰構造研究所が不十分なまま計算書を提出し、補正した計算結果のみを添付して提出し、さらには図面訂正を従業員にさせるのを忘れた・・・そう。←なんじゃそりゃ・・・

・・・興味のある人は検索して記事を読んで頂くとして・・・
その静岡のマンションも、立て替えはしないで補強するらしいけど・・・それでも住民にとっては不安だよねぇ、東海大地震を危険視されて、地域ごとに対策を練っているんだし。・・・どうなってんの?建築業界・・・自分の仕事に胸を張れる人が果たして何人いるんだろ・・・上司の命令だから仕方なく・・・と言っても、それに加担している事になっちゃうよねぇ・・・。

それにしても・・・色々な記事を読むと構造計算書が“差し変わっていた”ってモノばっかりだよ。もっともっとあるんじゃないの?こういう物件が・・・六本木ヒルズのボヤ騒ぎでも何やら発覚しているようだし・・・ホント、どこにでもゴロゴロ転がっていそうだよね。全国のビルやマンションの工事現場で汗を流して働く人に・・・大々的にアンケートでもしてみたら・・・恐ろしい事実が明るみになると思うな。
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良く調べていますね、感心しました (建築ばか!)
2007-05-14 11:38:03
先月、石川県で大きな地震がありましたが、

北陸地方で疑惑のあった建物でも倒壊はなかったようです。

構造計算というものは、ある仮定の元に計算した応力に必要な鉄筋・鉄骨を
決めるという、ある意味根拠があるようでないものです。

だから、耐震強度が不足しているからといって、震度5で倒壊するとは限らないし、
かといって震度4でも倒れるかも知れない・・・という矛盾が生じます。

これは、あくまでも設計者の立場の場合です。

次に現場サイドからの見た目を書きますが、

ある柱の断面に鉄筋が何本必要かどうかは、現場には解らないと思います。
設計図書(契約図書)通り施工するのが契約であり、
鉄筋の多い少ないは、経験でおかしいと思うことはあっても、
現場監督から設計者に指摘することは無いでしょう。

また、仮に指摘したとしても設計監理の人が構造の事を理解しているとは
限らないので、まともな回答がでるかどうかも疑問です。
ここで、構造設計者が出てくるのですが、こちらはデスクワーク専門で
現場の事を全くしらない連中が殆どなので、計算結果がこうだから、
このようにして下さいしか言わないでしょう。

最初に書きましたが、構造計算なんて仮定に基づく計算なので、
重量を実際(厳密に拾えば)より多く拾えば、柱に限って言えば
鉄筋が少なくて済みますし、少なく拾えば鉄筋は多くなります。

ここで問題なのは、鉄筋の量ではなく、重量を少なく拾えばその分だけ地震重量が少なくなるので、
耐震強度が1.0を超えやすくなるということです。

偽装ではないにしても、本当の正解かどうかは疑問がでますね・・・

話が変わりますが、私の知る限り、マンションの両サイドの部屋で、妻壁に開口がある建物は要注意です。
開口補強筋といって、補強の鉄筋は入っていますが、D13の鉄筋、タテ・ヨコ・ナナメ
4本づつとかいうオーダーでは、大地震時に間違いなく、そこの開口部から破壊が生じます。
建物は多かれ少なかれ偏心(重心と力の剛心がずれている)があるので、
地震時に妻壁部分がねじられようとします。
そんな部分の鉄筋が標準仕様書にのっている補強筋では全然駄目です・・・
少なくてもD16(4本)というオーダーにならないとその部分が間違いなく破壊してしまいます。

ちなみに、耐震強度の算定時に開口補強筋の強度から算定した耐力壁の耐力を入力して
全体の構造計算なんてしていませんよ!

その証拠として、マンションの妻壁にある開口部分に斜め方向にクラックが入っている建物が
非常に多いですよ。

すでに壊れているといいませんが、遠目に見てクラックが見えるなんて補強筋が足りていない
の何者でもないですからね!
返信する
ド素人なもので(汗) (levie)
2007-05-14 21:08:55
書き込み有り難う御座居ました!!

記事を拾って読んで・・・書いたのですが・・・
やはり素人がネタにするのは難しいですね(爆)

設計と現場の違い・・・なるほど・・・bフレッツの電話窓口と現場調査班と施行会社、例えが悪いですけど、そのくらい見方や感覚が違うものなんですね~。そうですよねぇ、現場の人間が設計者に指摘するなんて、まずないですよね。

>妻壁に開口がある建物は要注意
がが~ん・・・出窓だったりすると・・・そ、そうなんですか・・・
はっ、我家は木造2F建てだから・・・とは言え、やっぱり崩れやすいんでしょうねぇ・・・どんな負荷がかかるか解らないし。

>クラック
ん~耐震に関してのネタで、前に某病院の壁の亀裂の事を書いたんですが・・・やっぱり危険・・・なんですね。

とても勉強になりました。
有り難う御座居ました。
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