大地産笑~畑は笑顔を育てる~

新しいスタートラインに立っている今。いろいろなところに目を向けて未来につなげたい。

ボランティア…

2005-11-09 22:19:36 | 非現実世界アジア学院
 今までボランティアという言葉が好きではなかった。偽善だとか暇人のすることだとか金にならない仕事だとか面倒くさそうなことだと否定的に思っていた。しかし、アジア学院に来てからはそれが肯定的に思えるようになった。アジア学院に来るまでボランティアなんて考えてもいなかったし、やりたいとも思っていなかった。実際ここにボランティアとして来るようになったきっかけは大学の農業研修の一環としてだった。だから自らの意思で来たのではなく、研修するという流れにのっかって来たようなものだ。

 ここに来てたくさんの人と話した。海外の発展途上国にボランティアとして行きそこで何らかの助けになるように働いたということや、NGOでボランティアとして働きに行きいろいろなイベントに出向いたということ、なかにはボランティアサークルに所属している人などの話を聞いた。このように何かしらに参加している人は口(しゃべり)が上手い。いろいろな経験をしているから話したいこと、相手に伝えたいことがどんどん出てくる。しかし自分は高校卒業して大学入ってという定められたレールの上にしか乗っかっていない。だから知らないことも多く聞き手役に回ることがほとんどで、自らこれも話しておきたい、誰かに伝えたいというものを持っていない。だから何を話したらよいかわからなくなることがよくある。うちの大学は変わっていて入学前に1年間の農業研修があるから、一般の高校卒業大学入学そして今に至るというレールとは違うのだが。やはり外に出なくては何も新しいものは得られなく、大学内での知識や考え、外に出てもバイトくらいでの知識や考えという偏ったものしか得られていない現状がある。
 
 たくさんの人たちの話を聞いて、ボランティアをすることについてイメージが一新された。ボランティアというものは、受動的にならず能動的に行動すれば、自らの経験になるとともに、新たな価値観の追求ができたり自分の考えや可能性を拡げたりすることのできるものだということを日々感じている。他人のためになると同時に自分のためにもなることだと。今までこういう経験をしてこなかったことを非常に後悔している。自ら挑戦することが何よりも大切なことだと気づかされた。

 アジア学院でボランティアとしての研修期間はあと1ヶ月ちょいで終わってしまうが、終わって大学に戻ってからも何かしらに自ら挑戦していきたいと思っている。自分の持っていた考えや可能性を拡げてくれたアジア学院には感謝している。そしてあと1ヶ月ちょいのARIライフ、能動的に行動し思う存分に楽しみたいと思う。

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