大地産笑~畑は笑顔を育てる~

新しいスタートラインに立っている今。いろいろなところに目を向けて未来につなげたい。

落ち葉拾い=地域とのつながり=あいさつ

2005-12-08 20:01:03 | 非現実世界アジア学院
 アジア学院ではこの時期する仕事が特にない。畑ももう冬支度で植えるものもないし、道具片付けくらいしかない。今の仕事、先週から今週にかけてずっと、落ち葉拾いだ。落ち葉集めって言ったほうがいいのかも知れないが、言いやすいから落ち葉拾い。

 近くの神社、乃木神社という乃木稀典大将の別邸があったところでの落ち葉拾いだ。神社の神主さんに頼んで毎年落ち葉を集めている。

 落ち葉…何に使うかというと、リーフコンポストにだ。堆肥のことね。あんだけの落ち葉があったら焼き芋パーティでもできるんだろうけど。来年の畑の肥料になる。

 神社にとっても落ち葉拾ってくれるからラッキーだし、こちらにとっても一度にたくさんの落ち葉を拾えることができて望ましい。まさに一石二鳥とでも言えようか。アジア学院と地域が落ち葉拾いを通して(?)つながっている。

 この落ち葉拾いの作業していて思ったこと、それはやっぱ田舎っていいねぇだね。犬の散歩のおじさんやおばさん、学生、マラソンしてる人、警備のおじさんなどいろいろな人に作業中会えるのだが、その時必ずあいさつをしてくれる。こちらもあいさつするし、向こうもちゃんとあいさつを返してくれる。会話もしてくれる人もいるし。あいさつって気持ちがいいって思える瞬間だね。あいさつは地域のつながりを強くする。
 
 都会じゃあいさつなんてしない。あいさつをすると変な人に見られるかもしれない。都会は人が多くても、人のつながりは薄い。自分は自分、他人は他人、というのが都会。自分も他人も同じ場所に住んでいる共同体とみなすのが田舎だろうな。なんか意味わからんけど。

 そういや、昔でもないけど1年か2年前くらいにあいさつされて褒められたことがあった。実家に帰る途中、実家の近くに知らない人と近所の農家さんが立ち話をしていた。すれ違う時にたった一言「こんにちは」って言っただけだった。その時は特になんにもなかった。しかし、その知らない人は確か実家のお客さんでウチに立ち寄った時に、親か誰かに「あいさつするなんて偉いねぇ。若い人はあいさつなんてしないよ、東京は。」というような感じで言ったらしい。

 後から親にこんな話があったと聞かされたが、あいさつするってそんなに偉いことなのかよ!?別に褒められるためにしたことじゃないから、偉いと言われると逆に気持ち悪かった。あいさつって別に褒められるためにするもんじゃないし。そこに人がいたからあいさつしただけ、たったそれだけのことだったんだが。でも実家近くだからあいさつしたようなもの。地元から一番近い都市、柏駅周辺に行ったらあいさつなんてしないし、東京だったらもちろんしないというかできない。

 地域との結びつきが強いところほど、あいさつは簡単にできるんだろうなぁ。東京で一人一人にあいさつしてたらキリがない。人が少ないからできるのかもしれない。でも今の世の中怖いからなぁ…子供は見知らぬ人にあいさつなんてできなくなっちゃうんだろうなぁ。

 忘れてはならない大切な言葉。

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」「ありがとう」
「いただきます」「ごちそうさま」「ただいま」「おかえり」

 もっともっと大切な言葉はあるけれど、書ききれない。とりあえず、あいさつはこれからもずっと使い続けたいと思う。



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