大地産笑~畑は笑顔を育てる~

新しいスタートラインに立っている今。いろいろなところに目を向けて未来につなげたい。

3社、中国で農業経営に本格参入

2006-02-28 10:56:11 | 農業を考える
アサヒビール、伊藤忠商事、住友化学の3社は、共同で中国に農業法人を設立し、中国山東省で農業経営に乗り出すことが27日明らかになった。yahooニュース

日本企業が中国国内で本格的な農業事業に参入するのは初めて。生産から流通販売まで一貫した農業経営を進め、工業分野に比べて遅れている中国農業の近代化を後押しする。

→生産から流通販売までの農業経営の体系がすべての農家で定まっていないのは今の日本の農家もそうだと思われる。JA・市場任せの農業ではこれからやっていけない。自分で販売ルートを確立していき、一農家独特の生産から販売までの農業をしていかなければならないだろう。

3社は4月にも共同で山東省に約100ヘクタールの農地を借り、最新の農業技術を駆使してレタスやイチゴなどの栽培や酪農を行う。酪農で生じた堆肥(たいひ)を野菜や果実の畑に散布する循環型農法を導入し、中国の都市部で関心が高まっている安全性の高い農産物を生産する。伊藤忠は中国国内で販売する流通ルートを開拓し、住友化学は農業資材などを供給する。

農業法人には国内から技術者を派遣し、最先端の農業技術や経営手法を導入する。今回の事業は、山東省でビール事業を展開しているアサヒビールに対し、同省が農業分野での協力を要請して実現した。

→国内から技術者を派遣するのは、結局日本人が上からのモノを言い中国の安い労働者に働かせるようになるに違いない。そうすると、言われるがままの労働者に農業技術は根付くはずがない。また技術者というのはどんな人なんだ!?実際に農業経営を実践している人ならまだしも研究者みたいな人だったら、中国という日本と異なる土地での農業は研究のようにうまくはいかないだろう。

近代化・最先端の農業技術と、安全性の高い農産物の生産は必ずしも相対しないだろう。日本でいう農業の近代化とは一昔前の農薬・化学肥料を駆使しての農業だったから。最先端の技術でも野菜工場などに見られる施設栽培のような気がしてはならない。その土地のこともほとんど知らないで農業するのは間違っている。農業ではそこの風土を活かして私達のフードが生み出されるものだ。

大豆

2006-02-24 16:06:13 | 農業を考える
最近追いコンやらバイトやらでブログ書く暇がなくなってきた。今日は3年生の卒論発表だったが終わって時間が空いたので書くことにした。テーマは「大豆」ということで。以前、水田利活用論という授業で水田に変わるもの、大豆・麦栽培の現状について学んだ。


大豆の需要量(国内消費仕向量)は年間500万トン。ここ5年間は横ばいだ。そのうち食品用は100万トン。食品用のうち国産は20~25万トン強。

食品用における国産シェアは約25%。国産大豆の使用量は豆腐用途が6割程度、煮豆・総菜用、納豆用及び味噌・醤油用が各1割程度。また全使用量に占める国産大豆の割合をみると、大粒で良質な大豆を原料として使用する煮豆・総菜用では88%と高いが、それ以外の用途では低い。

《全使用量に占める国産大豆の割合》
 煮豆・総菜:88% 豆腐:31% 味噌・醤油:15% 納豆:13%

この割合をみておかしくは思わないだろうか。現在スーパーに売っている納豆や味噌、醤油、豆腐に「国産大豆使用」とか「遺伝子組換は使用していません」という表示を見たことはないだろうか。ほとんどの商品に書かれているような気がする。しかし、現状からいったら、豆腐の約70%、味噌・醤油、納豆の約85%は外国産であるか、遺伝子組換(GMO)なのである。ってことはスーパーで売っている大豆加工品のほとんどが外国産かGMOになる。

加工業者も本当は国産を使いたいと思っているらしいが、現状としてほとんどが外国産のため仕方なく使っているらしい。大手の加工業者ではなく、昔からやっている豆腐屋さんとか納豆屋さんとか。


次に大豆の値段は上がっている。16年度産を見てみると60kgあたり16628円である。しかし大豆というのは米の減反政策によっての転作でしかない。本気で大豆を作っていないのが現状である。

単収をみても10a(1000㎡)あたり180~190kg程度である。

180~190g/1㎡ 100粒=30g
600~700粒/1㎡
  ↓
1000粒/1㎡にしたい→300kg/10a

このくらいにすれば経営は成り立つのである。


2月4日に府中にあるカフェスローに地大豆カフェというのに参加した。最近会員になったナマケモノ倶楽部とトージバというNGO(NPO?)が共催しての。そこでは地大豆を作っている農家さんや地大豆を使用している加工業者(豆腐屋さんとか)が来て話してくれた。地大豆豆腐の食べ比べもあったし。今はゼミ室にいて地大豆カフェの資料とかメモを持ってきてないから、地大豆に関しては今後また書きたいと思っています。

週末は田舎で…

2006-02-18 22:11:53 | 農業を考える
都市部の住民で「週末は田舎の農村漁村で過ごしたい」と答えた人は、団塊の世代の50歳代が最も多く、45・5%に上った。

また50歳代のうちの28・5%が田舎での定住を望んでいた。田舎での定住を希望する人は20・6%で、年齢別では20歳代が30・3%と、最多だった。

内閣府は「2007年から定年を迎える団塊世代は、田舎への関心が高い。こうした人々のための施策を検討する必要がある」と分析している。

yahooニュースより。

週末田舎で過ごすという考えはロシアにあるダーチャに似ている。ダーチャとはロシアの菜園付き木造小屋のことだ。都市郊外(家から30分~数時間程度)に土地を購入したり、借用して手作りの木造小屋を建て、そこで農作業をしたり、宿泊して楽しむようだ。日本の別荘という考えとは違う。

自給自足とレジャーを兼ねた生活スタイルであるといえるだろう。


団塊世代が週末田舎で過ごしたいというのはなんとなくわかる。このニュースで一番注目すべきなところは田舎に定住希望のある20歳代が30.3%で各年代の中で一番高いということだろう。単純に3人に1人くらいの割合で。これが何よりも驚いた。

今の若者は都会に出たいとは思っていないのか。確かにウチの大学はほとんどが農家出身で卒業後は地元(田舎)に帰るのだが、それ以外にも東京農大や日大、筑波大の学生で将来農業をしたいと思っている学生はたくさん知っている。都会に住みたいという考えは薄れてきているのか。都会に飽きてしまっているのか。自分にはわからない。都会で生まれ育ってないから。でも男女問わず、農業に関心のある学生が増えてきているのは確かだろう。

野菜家族

2006-02-16 17:13:06 | オヤ詩゛なおれ

 野菜と人間ってどこか似ている。
 
 いつもどっしりとかまえているカボチャみたいなお父さん。
 いつもは丸いのに起こると顔真っ赤にするトマトみたいなお母さん。
 髪の毛ボカーンブロッコリーみたいなアフロのお兄ちゃん。
 赤黄橙カラフルでお肌つやつやパプリカみたいなお姉ちゃん。
 背が高くて髭がポツポツ生えてるキュウリみたいな自分。
 まだまだ伸びるのかよって思うタケノコみたいな弟。
 とげとげしくて怒ると怖いイガグリみたいな反抗期の弟。
 お母さんの真似するミニトマトみたいな妹。
 ちっちゃくてかわいいイチゴみたいな妹。
 髪の毛真っ白でもふさふさなカリフラワーみたいなおじいちゃん。
 しわくちゃ梅干しみたいなおばあちゃん。

 みんなみんな大好きだ。



まぁこれは架空の家族だけれども。自分には兄貴も姉も弟もいないもん。家族像を野菜に似させて想像して作ってみただけ。こんな感じかなぁってのを。でもなんか想像できるでしょ!?自分を動物に当てはめるより、野菜に当てはめた方がわかりやすい気がする。身近なモノだしね。動物占いってあるけど、野菜占いってあるのかな。野菜不足になって野菜売らないっていうのはあると思うけど。

普通②

2006-02-16 16:30:10 | オヤ詩゛なおれ
 普通が一番。
 普通がいい。
 普通でいたい。
 普通じゃなきゃ嫌だ。

 でも普通って何?
 普通の基準は?
 普通って誰が決めたの?

 普通じゃなくてもいいじゃん。
 
 私は普通が嫌い。
 
 私は私。

 大多数の一人ってなんか寂しいじゃん。

 私は私の性格がある。
 私は私の感情がある。
 私は私の好きなことがある。

 私は私という存在を大切にしたい。



普通という基準はないだろう。普通の基準はは自分たち個々人が作り上げるもの。周りから見れば私自身も普通だと思われるかもしれない。しかし私の中では周りの普通と私は違っていると思っている。私は普通ではない。私自身は大多数の一人という感覚が嫌い。それなら世界に一つだけの花の方がいい。「最近の若者は~」とよく一まとめにされることが多い。そのようなことをいう大人だって自分たちの中で若者はこうあるべきが普通という基準を作りあげてしまっている。若者から見れば皆が皆そうではないのに。最近はA-BOY(アキバ系)やロリータやゴスロリといったファッションの人たちが街にはいる。私たちから見ればそれは普通ではないだろう。しかし、彼ら彼女らからすればそれが普通なのである。大多数の中にいるから安心という感覚を持たず、自分の興味・関心・考えを持ち、それに向かって追求していくこと、自分は自分であるということをわかっていないとつまらないだろう。まぁこんな長ったらしい文章を書いたことに、こんなこと書くやつは普通じゃないと思ったり、これって普通じゃんって思う人がいるかもしれない。自分の中ではこういう文章を書くことが普通だったりするのである。普通という基準は人間個々人が決め付けるもの。自分の中での普通は他人にとっても普通であるとは決め付けないのがよいだろう。普通の定義は辞書にはない。自分たちの中にある。

普通①

2006-02-16 16:29:57 | オヤ詩゛なおれ
 
 普通って何?

 普通の顔。
 普通の体。
 普通の髪型。
 普通の声。
 普通の服。
 普通の性格。
 普通の仕事。
 
 普通な人。
 普通な人生。

 あなたが普通じゃないところ。
 自分が普通じゃないところ。

 見ないようにしている。
 隠している。

 目立ちたくないから。
 大多数がいいから。

 普通でいたいから。



人は大多数である普通の人間とそうではない人間に分かれているだろう。今の日本社会は狼化しているといわれている。狼とは群れをなして行動し、上には忠実に従う習性を持っている。狼とは反対のところに熊がいる。熊は個人行動だ。熊を白、狼を黒とすると、本来の人間は灰色なのである。なぜなら、感情があり、自分自身を持っていて、人生経験により揺れ動くからだ。しかし今は白黒のどちらかにしようとしている。例えをあげると自衛隊のイラク派遣だ。自衛隊の中には行きたくないと思っていた人もいるだろうが、上からの命令で仕方なく行っている。もっと身近な例をあげると、校則だ。校則により強制されている社会。

農村活性化

2006-02-15 14:05:52 | 農業を考える
先週の授業から…。講師の方は村上真平さん。アジア学院でも一度会ったことのある人だ。海外のNGOで働いていて3年前から福島県で自然農法で百姓をしている方である。


農村活性化…

・人に活性化はさせられない。
・農村の人々自身が喜んで生きていける状況を作らねば、農村本来の活性化とは言えない。
・補助金が出て、観光収入等で活性化したとしても、一時的なもので、それが定着することはない。

意見としては…

しかし、現状として考えると、今の先進国での価値はお金になっている。お金が入ってこないと活性化できないようにと思われているだろう。例えば観光資源等での現金収入で。


お金というものは先進国のためだけにあるもの。世界的に公平ではない。

農業普及員というのは発展途上国を発展させるためではなく、途上国のまま維持させていくことだという。発展途上国から安い物・労働力・土地を得られるから。結果的に日本など先進国にお金や安い食糧が入ってくるから。海外に土地を買いそこに自社工場を建てれば安い労働力で車や何やらできるから。

日本は先進国になった。金を持っている。しかし、金があるから幸せなのか。それは違う。日本での年間自殺者は3万人いるという。1日100人くらい自殺者が出ているということになる。自殺しているのは誰か。金を持っている人間か、それとも持っていない人間か。金を持っていない人間(例えばホームレス)は自殺していないのだが、金はそれなりに得ていて毎日残業等で休む暇もなく働き続けているような人たちが自殺しているのが現状だろう。もちろん借金苦で自殺してしまう人もいるだろうが。しかし、自殺者の多くは金をそれなりに得ている人間だ。なぜホームレスの人間は自殺が少ないのか。それは自由だからだ。

農村活性化のキーワードは「自由」ということにある。村上真平さんも就農した理由は自由を求めてだ。そして自立したいから。生きるためのものは自分で作り上げたいから。もし自分たちの家が災害等で孤立したちしても生きていけるからだ。

また人生において一番生き生きしている時間はいつだろうか。お金をたくさん持っているときか。これも違うと思う。お金をたくさん持っていたホリエモンも確かに一時的には生き生きしていただろう。しかし今はどうか。人生で一番生き生きしている時間は、自分が楽しんでいるときや、考えても結果がわからないものがあるときではないか。特に子供の時だ。泣きたい時に泣いて、笑いたいときに笑う。自由だ。何でも自分から学べられる。もし親からあぁしろこぉしろという押し付けがあると、逆に自発できなくなり、目が沈んでいってしまうという。

よって農村活性化においても、上からの押し付けや補助金だけでは農民の目は沈んでしまう。農民個々人が自由に自立した環境を作り上げられるかどうかが農村の活性化につながるだろう。外からのお金に頼らず、個々人が成長して幸せにならなければならない。

昨日21歳になりました!

2006-02-13 11:38:19 | 日記っていうかその他
昨日誕生日だった。21になったけど、早く老けたいなぁって思っている今日この頃。

自分が自分に誕生日プレゼント。ヒデの店で買ったマサイ族のフェイス型ネックレスだ。

ヒデに会えたことが自分にとって一番よかったプレゼントだろうな。あぁおれって単純だ。。芸能人じゃなくてヒデだったからよかったんだけど。

誕生日はフリマでヒデに会って、夕方からはバイトで1日終わったょ。休みだからめっちゃ客来て忙しかったし。


ヒデに会った!

2006-02-13 11:24:43 | 日記っていうかその他
ヒデと言っても中田英寿でもhideでもなく、あいのりで世界中を恋愛旅行していた今や一般人だが有名人のヒデだ。

ヒデのホームページ(マサイマーケット)でフリマに出店すると書いてあったから、昨日原宿代々木公園のフリマに行ってみた。午前中はどこ探してもいなかったんだけど、お昼くらいにいきなり人だかりが。そこにヒデがいたんよ。

ヒデの店ではオリジナルアクセサリーと民芸品を売っていた。マサイ族のお面をモチーフにしたネックレスとかキーホルダー、各種ブレスレット、動物をモチーフにしたキーホルダーなどなど。ただ値段がちょっとな…。センスは良かった。

なんか芸能人見るより気持ちが沸いたょ。あいのりの中で人生の一部分一緒に過ごした感じだからね。視聴者として。

感想としては、背あんまデカくないかなぁ(170チョイくらい!?)ってのとやっぱオシャレだなぁって。あと優しい。誰でも写真撮らせてくれたし。あとヒデの得意なポエムみたいの書いてもらってた人もいた。

あんまあいのりでの恋愛に関しては未練はないっぽい。今はマサイ族に夢中なんだろう。

そういや、ヒデと同い年だったゎ!昨日は山梨からわざわざ来たんだろうか…。


新潟特別栽培米認証シールの偽装

2006-02-10 09:46:26 | 農業を考える
昨日の夜ニュースでやっていた。新潟で特別栽培米だけに貼ることが出来るシールが偽装され、普通の米に貼られ一部流通されたことがわかったという。特別栽培米認証シールを貼ることで1俵当たり1500円上がるようだ。それがすでに東京へ出荷され、もしかしたらすでに消費者の手に渡っているかもしれない。

しかしyahooニュースを探したところ、載っていなかった。たいしたことがないというのか。それともただ見つからなかっただけかも。午前1時くらいのニュースでやっていたはず。

最近は世間を偽装問題で騒がしている。耐震偽装問題から始まり、米国産牛肉の輸入再禁止やライブドア事件も偽装と言えるのではないのだろうか。

消費者は何を信じていいかわからないだろう。衣食住の「食」と「住」が偽装問題で世間を賑わしていたら。偽装シールが貼られた新潟米を消費者が買い、食しても、消費者はその違いなんてわからないと思うけれどね。すべての消費者ではないと思うが、金が高ければ高いほど美味しいものという認識があると思う。消費者より痛手を負ったのは真面目に特別栽培米作りをしていた生産者の方だろう。