クールな生活

日々の雑感と意見

稀勢の里のメンタル

2019-01-16 11:12:20 | 時事問題 社会
稀勢の里はついに引退となった。残念である。久々の和製横綱のプレッシャーがあったろうが、横綱での当初の張り切りようは語り草になる。この語り草の無理が、怪我の回復に至らず寿命を縮めてしまったことになる。

今場所初日から3連敗。3連敗の日には、負けると場内からため息とあんぐりと口をあいてしまった人の姿がテレビを通じて流れてきた。皆がっかりという雰囲気であった。

気力が充実していないというより、まるでないという感じであった。今勢いのある力士、例えば、御嶽海や貴景勝などは、年齢差があるかもしれないが、やる気がみなぎっている感じである。稀勢の里は元々あまり感情を態度に出さないきらいがあるが、今場所の気力のなさは明らかに気力がないとい言い方がいえるくらいである。3日目の前頭筆頭の栃煌山は横綱に勝ったとき、勝ってしまって何か悪いなあというような仕種が見られて同情していたくらいに見られた。初日の負けが尾を引いて立ち直れないでいるということになる。メンタル面で弱くなってしまったことが、相撲でなくしてしまったという感である。

技術面での負けの大きな要因は、フットワークのなさであるのではないか。足がついていかないというわけである。これは勝負に決定的である。場所前に、走り込むことはできないであろうが、もっと四股を踏むとか、横綱という立場上やりにくいのかもしれないが、ぶつかり稽古をしていたらどうであったのだろうかと、素人は思ってしまう。白鵬のように技が豊富になく、左四つ一筋であるので、そこを抑えられると動きがなくなるわけだ。皆に研究されていたことが分かる。

横綱であるから、親方もいろいろアドバイスするということがないのであろうが、メンタル面も含めて、練習不足で土俵に上がったとみてよいのではないか。やはり親方が強くいうべきであったろう。負けのビデオを研究して、どこがよくないかの検討することも必要であった。今や遅しになる。残念の一語である。

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